4月3日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大洋 0勝1敗 0.000 三富恒雄 野口二郎
1 0 0 1 0 0 0 1 X 3 巨人 1勝0敗 1.000 須田博
勝利投手 須田博 1勝0敗
敗戦投手 三富恒雄 0勝1敗
二塁打 (巨)川上、水原、吉原
本塁打 (巨)水原 1号
猛打賞 (巨)水原茂 1
勝利打点 水原茂 1
ファインプレー賞 (巨)水原茂 1、川上哲治 1、須田博 1 (大)森田実 1
水原茂、先制ホームラン
昭和16年1月14日付け読売新聞は「翼軍と金鯱合併」の見出しで大洋軍の誕生を伝えている。「新球団の名称は翼軍相談役有馬頼寧伯と金鯱軍取締役大宮伍三郎氏の間で協議の結果『太洋』軍と命名され」と書かれています。これは誤植ではありません。小見出しにも「新たに“太洋軍”を構成」と書かれています。「大洋」であるはずが当初は「太洋」であったのか、読売新聞の勘違いであったのかは分かりません。
戦後も広島カープの創設時は「広島カープス」でした。当初は「広島カープ」でしたが、球団名は複数形が慣例であることから「広島カープス」になりました。ところが、広島大学の学生や教授連から「鯉」は複数形でも「カープ」であるというクレームが来て「広島カープス」から「広島カープ」に再変更されたものです。設立当時の新聞記事には数多く「広島カープス」の活字を見ることができます。
巨人は初回、一死後水原茂がレフトスタンドに先制ホームランを放ち1-0とする。
巨人は4回、先頭の川上哲治が左翼線に二塁打、大洋はここで先発の三富恒雄から野口二郎にスイッチ、野口は千葉茂を二ゴロ、吉原正喜を遊飛に打ち取るが、平山菊二が左前にタイムリーを放って2-0とする。
巨人は8回、先頭の水原が左中間に二塁打、中島治康の中前打で無死一三塁、川上の遊ゴロの間に水原が還って3-0とする。
須田博は大洋打線を3安打に抑えて今季初勝利を完封で飾る。
正午から行われた開会式で選手宣誓を行った水原茂が4打数3安打2得点1打点、二塁打1本、本塁打1本の活躍を見せた。
*須田博は新生・大洋打線を3安打に抑えて今季初勝利を完封で飾る。
*新生・大洋の開幕オーダー。
*昨年と変動がない巨人の開幕オーダー。
*広島カープの“カープス”時代を伝える当時の新聞記事(「広島東洋カープ球団史」より転載)。
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