本日のスポニチ一面は大谷でした。即日引用は問題があるかもしれませんがご了承ください。「右肩は全く開かない。ボールとの距離感を保ったまま、巧みなバットコントロールで鮮やかに左前に運んだ。」「渡辺打撃コーチは『凄いねえ。ポイントの持っていき方とスイングの軌道は大したものだ』と舌を巻く」とのことです。
5月27日付けブログ「初対決」で「ミートポイントまで最短距離で行くバットの出し方、ミートの瞬間に力を集中させることのできる間合いの良さ、バッティングアイの良さ、どれをとっても一流のスラッガーとなる素質の持主」と書かせていただきましたが、それを裏付ける記事であったと思います。世論もそろそろ「打者・大谷説」に傾いてきたようです。流石に気分がいいのでハイボールの飲み過ぎには注意が必要です。
日ハムの渡辺打撃コーチは1981年秋の入団テストでプロ入りしますが芽が出ず、1995年に突如として開花して「14年目の新人王」と言われた男です。1981年と言えば筆者が社会人デビューした年ですが、14年の間には日経平均株価が5000円台から38000円台まで暴騰してバブルが崩壊しました。81年のダービー馬はカツトップエースで95年はタヤスツヨシです。
97年に引退後もコーチになったり裏方に回ったりしますが日本ハムファイターズ一筋に33年を過ごして逸材のコーチという重責を担っています。渡辺打撃コーチは「14年目の新人王」と言われた(実際には新人王は獲っていません)訳ですが、1年目の大谷は打者としての新人王候補と言ってよいでしょう。