2026年5月15日金曜日

22年 大阪vs東急 13回戦

8月21日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 0 0 2 0 0 2 7 大阪 51勝23敗3分 0.689 若林忠志
0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 東急 27勝42敗2分 0.391 白木義一郎 黒尾重明

勝利投手 若林忠志     16勝8敗 
敗戦投手 白木義一郎 14勝16敗

二塁打 (大)藤村、富樫
三塁打 (大)若林

勝利打点(大)藤村富美男 8

猛打賞 (大)富樫淳 4


若林忠志が完投で16勝目

 後楽園の第2試合は若林忠志と白木義一郎の先発で午後2時52分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、一死後塚本博睦がセンターにフライを打ち上げると一言多十が落球、富樫淳の中前打で一死一二塁、藤村富美男のライト線タイムリー二塁打で1点を先制、一死二三塁から3試合ぶりに戦列復帰の土井垣武が中犠飛を打ち上げて2-0、本堂保次も右前タイムリーで続いてこの回3点を先制する。

 東急先発の白木は2回でマウンドを降りて、3回から黒尾重明が登板する。

 東急は3回裏、先頭の黒尾が右翼線にヒット、ライトの富樫が後逸する間に打者走者の黒尾は三塁に進み、大沢喜好の右前タイムリーで1-3とする。

 投球は4回裏、先頭の一言が中前打で出塁、飯島滋弥のライト線ヒットで無死一三塁、一死後長持栄吉の左前タイムリーで2-3と1点差に迫る。

 大阪は6回表、先頭の玉置玉一が中前打で出塁、長谷川善三の二ゴロは「4-6-3」と転送されるが二塁はセーフで一塁アウト、二塁に進んだ玉置のオーバーランを見てファースト飯島が二塁に送球するが悪送球となって玉置は三塁に進み、若林がレフト線にタイムリー三塁打を放ち4-2、トップに返り呉昌征の中犠飛で5-2と突き放す。

 大阪は9回表、先頭の若林が遊失に生き、一死後塚本博睦の内野安打で一死一二塁、二死後藤村の中前打で二死満塁、土井垣が押出し四球を選んで6-2、本堂の三塁線タイムリーで7-2とダメ押す。

 若林忠志は6安打1死球2三振の完投で16勝目をマークする。ハーラー2位の藤本英雄に1勝差と迫ってきた。

 大阪は怪我から復帰してきた富樫淳が猛打賞、土井垣武が2打点の活躍であった。

 東急は5失策で自滅。最下位に低迷している。

2026年5月12日火曜日

訂正のお知らせ

 読者の方からの質問により、2016年1月24日付け「17年 阪神vs巨人 15回戦」における3回裏巨人の攻撃での得点シーンを修正しました。

 私の解読ミスによるものでした。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。


3回裏二死三塁からの得点シーン 

(誤)楠安夫のタイムリー→(正)玉置玉一のワイルドピッチにより三走須田博が生還

2026年5月9日土曜日

22年 阪急vs金星 13回戦

8月21日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 1 0 0 1 0 0  0   0   0  2 阪急 35勝40敗3分 0.467 今西錬太郎 
2 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  2 金星 29勝43敗2分 0.403 江田孝

二塁打 (急)青田 (金)西沢

勝利打点 なし

猛打賞 (急)下社邦男 4


今西錬太郎、12回を無四球ピッチング

 第19節初日、西宮の第1試合は今西錬太郎と江田孝の先発で午後1時38分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は初回、二死後坪内道則監督が中前打で出塁すると二盗に成功、西沢道夫がレフト線にタイムリー二塁打を放ち1点を先制、清原初男もレフト線にタイムリーを放ち2点をリードする。

 阪急は4回表、二死後楠安夫の当りは遊ゴロ、これをショート酒沢政夫がエラー、下社邦男の中前打で二死一二塁、山田伝が右前にタイムリーを放ち1-2とする。

 初回に2点を失った今西は2回以降立ち直り無失点を続ける。特に、3回から5回は三者凡退を続けて味方の反撃を待つ。

 阪急は7回表、先頭の今西が左前打で出塁、トップに返り田中幸男の二ゴロをセカンド大友一明が二塁に送球するがショート酒沢が落球、上田藤夫の三塁内野安打で無死満塁、青田昇は浅い中飛に倒れるが、野口明がストレートの押出し四球を選んで2-2の同点に追い付く。続く楠の投ゴロは「1-2-3」と渡ってダブルプレー、この回は同点止まり。

 金星は7回裏、先頭の小前博文が左前打で出塁、門馬祐の遊ゴロが野選を誘い、江田の三塁内野安打で無死満塁、しかし辻勇夫に代わる代打内藤幸三は三振、トップに返り酒沢の投ゴロは今西が本塁に送球して三走小前は本封、二死満塁から大友も中飛に倒れて勝越しのチャンスを逃す。

 8回以降は両チーム走者を出しながらも決定打を欠き、延長12回引分け。

 今西錬太郎は12回を138球で完投、10安打を許したが無四球ピッチングであった。

 江田孝は12回を170球で完投、9安打5四球に味方のエラーが5個あったが粘りのピッチングを見せた。自責点はゼロであった。

 阪急は15残塁を記録。

2026年5月7日木曜日

歴史的発見

 平山菊二が「塀際の魔術師」と呼ばれていたことは多くの野球ファンが知っている。

 昭和23年の東西対抗で、飯田徳治のレフトへの大飛球を塀によじ登ってキャッチし、大和球士が「塀際の魔術師」と名付けた逸話は有名である。

 その1年前、昭和22年8月21日に後楽園球場で行われた巨人対南海7回戦、2回裏に山本一人がレフトファウルゾーンに放った飛球を平山菊二がキャッチした。記録は「FF7」、左邪飛、レフトファウルフライであった。この試合の公式記録員山内以九士は、スコアカードの「雑記」欄に「スタンドへ手を延して好捕す」と記したのである。

 これが記録に残る最初の「塀際の魔術師」であった。

 平山は戦前から外野守備を得意としていた。昭和16年4月20日、甲子園球場で行われた阪神対巨人1回戦、8回裏に森国五郎が放ったレフトファウルゾーンへの飛球を平山がキャッチしたが、このプレーについて翌日の読売新聞は、三宅正夫の署名入り記事で「守っても8回森の難邪飛球を好捕した平山の働きは激賞してよい。」と伝えている。

 平山が昭和23年の東西対抗で突然魔術を身に付けたのではないことを歴史が証明している。真実は当ブログにある。

 

2026年5月6日水曜日

22年 巨人vs南海 7回戦

8月21日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 35勝38敗1分 0.479 川崎徳次 
0 0 0 2 0 0 0 0 X 2 南海 37勝36敗3分 0.521 中谷信夫

勝利投手 中谷信夫   9勝10敗 
敗戦投手 川崎徳次 14勝9敗

二塁打 (南)河西
本塁打 (南)山本一人 7号

勝利打点(南)山本一人 3


中谷信夫、プロ入り最高のピッチング

 第19節初日、後楽園の第1試合は川崎徳次と中谷信夫の先発で午後1時5分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 現在4位の南海を2ゲーム差で追う巨人はAクラス入りを狙うには負けられない一戦。先発の川崎徳次は38イニング連続無失点と絶好調。

 南海は4回裏、一死後田川豊の当りは三ゴロ、これをサード山川喜作が一塁に悪送球して打者走者の田川は二塁に進み、山本一人監督がレフトスタンドに第7号ツーランを叩き込んで2点を先制する。

 川崎徳次の連続無失点記録は41イニングでストップした。

 巨人は3回と6回に好調田中資昭が先頭打者でヒット、しかし何れも併殺でチャンスの芽を摘んでしまった。

 中谷信夫は3安打1四球2三振で今季2度目の完封、9勝目をマークする。ルーキー中谷としてはプロ入り最高のピッチングを見せて二桁勝利まであと1勝に迫った。

 この試合では歴史に残るプレーが見られた。特集で後述する。

2026年5月2日土曜日

22年 第16節~18節 合算週間MVP

 第16節から18節は地方遠征のため、各節5試合が4チームと2試合が4チームの変則開催となったことから各節毎の週間MVPの選出は困難となり、3節合算で表彰することに決定した。

MVP
投手部門
 中日 清水秀雄 1 4勝0敗3完封。先発3試合連続完封。 

打撃部門
 南海 堀井数男 1 12試合で50打数22安打、猛打賞3回。 3節全てで打率4割越え。

殊勲賞
 東急 大下弘   1 36打数10安打11打点。 
 金星 清原初男  1 18日の南海戦で決勝スリーラン。 
 大阪 藤村富美男 1 45打数18安打7得点9打点。 
 巨人 川崎徳次  3 4勝0敗2完封、防御率0.00。 
 金星 門馬祐   1 26打数8安打3打点。15日の南海戦で決勝打、18日の南海戦で猛打賞。 
 太陽 辻井弘   1 3日の阪急戦と4日の大阪戦で2試合連続終盤に決勝打。
  
敢闘賞
 太陽 真田重蔵 1 4勝1敗2完封。 
 大阪 呉昌征  2 52打数18安打10得点4打点。 
 太陽 荒川昇治 1 45打数15安打1得点3打点。 
 巨人 田中資昭 2 35打数12安打1得点1打点。 
 阪急 野口明  2 42打数14安打4得点6打点。 

技能賞
 南海 山本一人 1 40打数13安打6得点5打点、10四球。 
 大阪 金田正泰 1 7月31日の太陽戦で好走塁。 
 大阪 富樫淳  1 8月2日の太陽戦でサヨナラ防ぐ好返球。 
 金星 坪内道則 3 8月10日の太陽戦で太陽安打を防ぐ好守。

2026年5月1日金曜日

22年 金星vs南海 10回戦

8月18日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 4 0 0 6 金星 29勝43敗1分 0.403 重松通雄 江田孝 
0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 南海 37勝35敗3分 0.514 丸山二三雄

勝利投手 江田孝        7勝16敗 
敗戦投手 丸山二三雄 9勝10敗

二塁打 (南)河西
本塁打 (金)清原初男 2号

勝利打点(金)清原初男 3 

猛打賞 (金)門馬祐 1 (南)小林悟楼 1


清原初男、決勝スリーラン

 第18節最終戦、後楽園の第2試合は重松通雄と丸山二三雄の先発で午後2時40分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は初回、二死後坪内道則監督の当りは三ゴロ、これをサード山本一人監督が一塁に悪送球して打者走者の坪内は二塁に進み、西沢道夫は四球、清原初男も四球を選んで二死満塁、キャッチャー筒井敬三からの三塁牽制が悪送球となる間に三走坪内に続いて二走西沢もホームに還り2点を先制する。

 南海は2回裏、一死後田川豊が中前打で出塁するが、丸山の一ゴロは「3-6-3」と渡ってダブルプレー。

 南海は3回裏、一死後小林悟楼が中前打で出塁するが、トップに返り安井亀和の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 南海は4回裏、二死後山本が中前打で出塁、堀井数男の右前打で山本は二塁をオーバーラン、ライト門馬祐からの二塁送球に山本はタッチアウト。

 南海は5回裏、一死後丸山が四球で出塁、筒井敬三の左前打で一死一二塁、しかし重松からの二塁牽制に二走丸山はタッチアウト、筒井が二盗を決め、小林の三塁内野安打で二死一三塁とするが、トップに返り安井は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は6回裏、先頭の河西俊雄がレフト線に二塁打、一死後山本のレフト線タイムリーで1-2と1点差に迫り、堀井の右前打で一死一三塁、金星ベンチはここで先発の重松から江田孝にスイッチ、田川の左前タイムリーで2-2の同点、更に丸山の右前タイムリーで3-2と試合をひっくり返す。

 逆転された金星は7回表、先頭の酒沢政夫がストレートの四球で出塁、大友一明の左前打で無死一二塁、一死後酒沢が三盗を決めて一死一三塁、西沢の二ゴロでセカンド安井はゲッツーを狙って二塁に送球するが二塁ベースカバーに入ったショート小林が落球、この間に三走酒沢が還って3-3の同点、一死一二塁から清原がレフトスタンドに劇的なスリーランを叩き込んで6-3と再逆転する。

 南海は13安打を放ち毎回走者を出しながらちぐはぐな攻撃で9残塁。

 金星は江田孝が7回からの3イニングを無失点に抑える好リリーフで逃げ切った。