0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 阪急 34勝37敗2分 0.479 天保義夫 今西錬太郎
1 0 0 0 0 2 0 1 X 4 大阪 47勝22敗3分 0.681 若林忠志
勝利投手 若林忠志 14勝8敗
敗戦投手 天保義夫 5勝11敗
二塁打 (大)藤村、呉2
三塁打 (急)下社
勝利打点 なし
猛打賞 (急)上田藤夫(4安打)3
若林、粘りのピッチング
西宮の第2試合は天保義夫と若林忠志の先発で午後3時3分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、先頭の呉昌征が3球ファウルで粘って四球を選んで出塁、二死後藤村富美男の打席で初球に呉が二盗を決め、藤村の右中間タイムリー二塁打で1点を先制する。
阪急は6回表、先頭の青田昇が左前打で出塁、一死後青田が二盗に成功、二死後日比野武が中前に同点タイムリーを放ち1-1と追い付き、バックホームの間に打者走者の日比野は鈍足ながら二塁に進む好走塁を見せ、下社邦男が中越えに逆転のタイムリー三塁打を放ち2-1と試合をひっくり返す。
大阪は6回裏、先頭の金田正泰の当りは三ゴロ、これをサード荒木茂が一塁に悪送球、藤村の右飛で一走金田がタッチアップから二塁を陥れる好走塁を見せ、土井垣武がレフトスタンドに逆転ツーランを叩き込んで3-2とリードする。
阪急は8回表、先頭の野口明が右前打で出塁、坂元義一の投ゴロでランナーが入れ替わり、坂元に代えて代走に山田伝を起用、日比野の一塁内野安打で山田は三塁に進んで一死一三塁、下社の左前タイムリーで3-3の同点に追い付く。
大阪は8回裏、先頭の藤村が二遊間にヒット、続く土井垣のカウントがツーボールツーストライクの時に天保がボークを犯して無死二塁、阪急ベンチはここで天保に代えて今西錬太郎をリリーフに送り、土井垣は今西のシュートに詰まって緩い遊ゴロ、二走藤村は当りが打球が遅いと見て三塁に走り、ショート上田藤夫からの三塁送球はタイミングはアウトであったがサード安井鍵太郎が後逸、藤村がホームに生還して4-3と再度リードする。
若林忠志は12安打を許しながらも1四球1死球2三振で完投、粘りのピッチングで14勝目をマークする。
大阪は、7月11日の時点では37勝13敗1分で勝率7割4分であったが、その後は10勝9敗2分で勝ち越してはいるものの足踏み状態が続いている。原因はダイナマイト打線が不発であることに尽きるが、若林が粘りのピッチングで何とか踏ん張った。一般には昭和22年の大阪は圧勝で優勝したということになっているが、内実はそんな簡単な話ではないのである。