2026年10月29日木曜日

22年 大阪vs金星 13回戦

9月8日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
1 0 0 0 0 1 0 1 0  0   0   1  4 大阪 57勝30敗3分 0.655 渡辺誠太郎 若林忠志 
0 2 0 0 1 0 0 0 0  0   0   0  3 金星 33勝52敗2分 0.388 江田孝

勝利投手 若林忠志 18勝10敗 
敗戦投手 江田孝      7勝20敗

二塁打 (大)藤村2、若林 (金)辻、坪内
三塁打 (大)土井垣、若林 (金)酒沢、坪内

勝利打点(大)藤村富美男 10

猛打賞 (大)土井垣武 5、若林忠志 1 (金)坪内道則 11


2時間の熱闘、若林が好投、藤村が決勝打

 第21節最終戦、西宮の第2試合は渡辺誠太郎と江田孝の先発で午後3時17分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、一死後塚本博睦が右前打で出塁すると二盗に成功、二死後藤村富美男が右中間にタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 金星は2回裏、先頭の西沢道夫が中前打で出塁、清原初男の右前打で西沢は三塁に進み、ライト塚本からの三塁送球の間に打者走者の清原は二塁に進んで無死二三塁、玉腰忠義は四球を選んで無死満塁、一死後辻勇夫がセンターに2点タイムリー二塁打を放ち2-1と逆転に成功する。大阪はここで先発の渡辺に代わって若林忠志監督が登板して後続を抑える。

 金星は5回裏、二死後酒沢政夫が中越えに三塁打、坪内道則監督が中越えにタイムリー二塁打を放ち3-1とリードを広げる。

 大阪は6回表、二死後土井垣武がライト線に三塁打、本堂保次が中前にタイムリーを放ち2-3と追い上げる。

 金星は6回裏、一死後玉腰が三塁に内野安打、小前博文の中前打で一死一二塁、しかし辻の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 大阪は7回表、先頭の若林がレフト線に三塁打を放つが、後続が倒れて無得点。

 大阪は8回表、先頭の金田正泰が右前打で出塁、一死後土井垣の三塁内野安打で一死一二塁、本堂の三ゴロは「5-4-3」と転送されるが、セカンド中村信一からの一塁送球が悪送球となる間に二走金田は三塁を回ってホームに還り3-3と同点に追い付く。

 大阪は9回表、先頭の若林がレフト線に二塁打、しかし後続が倒れて無得点。

 金星の9回裏は三者凡退に終わり試合は延長戦に突入。

 7回から10回まで三者凡退が続いた金星は11回裏、先頭の坪内が右中間に三塁打を放ってサヨナラのチャンス到来、しかし西沢は捕邪飛に倒れ、清原は四球から二盗を決めて一死二三塁、玉腰も四球で一死満塁、小前に代わる代打内藤幸三は三邪飛に倒れて二死満塁、辻に代わる代打三富恒雄は中飛に倒れてサヨナラのチャンスを潰す。

 大阪は12回表、一死後塚本が右前打で出塁、二死後藤村がセンター左奥にタイムリー二塁打を放ち4-3と勝ち越す。

 金星は12回裏、二死後酒沢の当りは二ゴロ、しかしゲームセットを焦ったセカンド本堂がエラー、酒沢が二盗を決めて二死二塁、坪内の二ゴロをセカンド本堂が大きく弾き、これを見た酒沢は三塁ベースを蹴ってホームに突っ込むが、本堂が弾いた白球をカバーしたファースト玉置玉一が本塁に送球、酒沢はタッチアウトとなって激戦に終止符を打つ。

 若林忠志は10回3分の2を投げて5庵仇3四球5三振1失点、18勝目をマークする。

 試合終了は5時17分、2時間丁度の熱戦であった。

2026年10月28日水曜日

22年 東急vs阪急 12回戦

9月8日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0  0  1 東急 33勝50敗2分 0.398 白木義一郎
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1X 2 阪急 44勝44敗3分 0.500 天保義夫 今西錬太郎

勝利投手 今西錬太郎 17勝12敗 
敗戦投手 白木義一郎 16勝21敗

二塁打 (急)青田、上田

勝利打点(急)上田藤夫 4 

猛打賞 (急)上田藤夫 5


阪急、開幕直後以来の勝率5割

 後楽園の第2試合は白木義一郎と天保義夫の先発で午後3時11分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急先発の天保は初回、先頭の苅田久徳監督に左前打を打たれるが、長持栄吉を遊ゴロ併殺に打ち取ると波に乗り、以降は5回まで無安打ピッチング。

 阪急は5回まで4安打を放つが無得点。

 阪急は6回裏、先頭の田中幸男が四球を選んで出塁、上田藤夫の右前打で田中は三塁を狙うが、ライト大下弘からの三塁送球にタッチアウト、一死二塁から青田昇が左中間に二塁打を放って一死二三塁、野口明の中犠飛で1点を先制する。

 東急は8回表、一死後一言多十が右前打で出塁、トップに返り苅田の左前打で無死一二塁、鈴木清一が中前に同点タイムリーを放ち1-1と追い付く。

 阪急は8回裏、先頭の田中が四球を選んで出塁、上田が送りバントを決めて一死二塁、青田は歩かされて一死一二塁、野口明の二ゴロで一走青田は二塁ベースに猛烈なスライディングを見せるが、併殺阻止の守備妨害と判定されて青田と共に打者走者の野口明にもアウトが宣告されて併殺となる。

 9回は両軍無得点で試合は延長戦に進む。

 阪急は10回から先発の天保に代わって今西錬太郎がマウンドに上がり、今西は東急打線を三者凡退に退ける。

 阪急は10回裏、一死後今西の当りは遊ゴロ、これをショート鈴木清一が一塁に悪送球、打者走者の今西は二塁に進み、二死後上田がライト線にサヨナラ二塁打を放ち阪急が接戦を制す。

 今西錬太郎は1イニングを投げただけで17勝目をマークする。

 阪急はこの勝利により44勝44敗3分けとなって勝率5割に乗せた。阪急の5割は開幕2戦目の1勝1敗以来のことになる。6月6日の放棄試合で11勝19敗となって8個の負け越しであったが、遂に91試合目で開幕直後以来の勝率5割に復帰した。

2026年10月27日火曜日

22年 南海vs巨人 13回戦

9月8日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 南海 46勝40敗4分 0.535 別所昭 丸山二三雄 
0 1 0 0 3 0 2 0 X 6 巨人 41勝46敗1分 0.471 多田文久三

勝利投手 多田文久三 10勝9敗 
敗戦投手 別所昭   24勝14敗

二塁打 (南)丸山
三塁打 (巨)小松原、多田

勝利打点(巨)多田文久三 3

猛打賞 (巨)小松原博喜(4安打)5


南海、4併殺でチャンスを潰す

 第21節最終日、西宮の第1試合は別所昭と多田文久三の先発で午後1時31分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は初回、先頭の安井亀和が左前打で出塁、しかし河西俊雄の投ゴロは「1-4-3」と渡るゲッツー。

 南海は2回表、先頭の飯田徳治が左前打で出塁、しかしここも別所の投ゴロが「1-4-3」と渡ってゲッツー。

 巨人は2回裏、先頭の小松原博喜が右中間に三塁打、多田も右中間に連続三塁打を放ち1点を先制、南海ベンチは早くもエース別所を下げて二番手として丸山二三雄をマウンドに送り、武宮敏明は浅い右飛に倒れ、林清光が四球を選んで一死一三塁、しかしトップに返り山川喜作の「遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 南海は4回表、先頭の山本一人監督が中前打で出塁、堀井数男の一ゴロで山本は二進、飯田のカウントワンボールツーストライクの場面で山本がスタートを切り、飯田は三振、キャッチャー武宮からの送球に山本はタッチアウトとなって三振ゲッツー。

 巨人は5回裏、先頭の林が三塁に内野安打、一死後田中資昭の右前打で一死一三塁、千葉茂の左前タイムリーで2-0、二死後平山菊二の中前打で二死満塁、小松原が左前に2点タイムリーを放ち4-0とリードを広げる。

 南海は7回表、先頭の丸山がライト線に二塁打、一死後朝井昇の右前タイムリーで1点返して1-4、しかしトップに返り安井の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってこの試合4度目のゲッツー。

 巨人は7回裏、先頭の山川喜作が二遊間にヒット、田中の二ゴロで山川は二進、千葉の遊ゴロで山川は三進、川上哲治は死球を受けて二死一三塁、平山が中前にタイムリーを放ち5-1、小松原も中前タイムリーで続いて6-1とダメ押す。

 多田文久三は10安打を許しながら無四球5三振で完投、10勝目をマークする。

 がめつい野球が持ち味の南海は、らしさが見られず4併殺を喫した。

 巨人は久々に打線がつながり快勝。平山と小松原が打線の核となっており、主砲川上の復活が待たれるところ。

2026年10月25日日曜日

22年 中日vs太陽 15回戦

9月8日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 2 0 0 0 1 6 中日 51勝33敗1分 0.607 清水秀雄
0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 太陽 38勝48敗4分 0.442 池田善蔵 井筒研一

勝利投手 清水秀雄 16勝8敗 
敗戦投手 池田善蔵   6勝12敗

二塁打 (太)中谷
本塁打 (中)古川清蔵 8号

勝利打点(中)小鶴誠 9


清水秀雄が完投で16勝目

 第21節最終日、後楽園の第1試合は清水秀雄と池田善蔵の先発で午後1時6分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は3回表、先頭の藤原鉄之助が四球を選んで出塁、三村勲の送りバントはピッチャー池田が二塁に送球して藤原鉄之助は二封、二死後金山次郎が四球を選び、大沢清も四球で二死満塁、小鶴誠も押出し四球を選んで1点を先制、杉浦清監督の三ゴロをサード中谷順次が失する間に二者生還、中日はこの回ノーヒットで3点を先制する。

 中日は5回表、先頭の古川清蔵が左前にチーム初ヒット、金山の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、大沢が中前にタイムリーを放ち4-0、続く小鶴のカウントがツーボールワンストライクとなったところで太陽ベンチは先発の池田から井筒研一にスイッチ、一死後杉浦が中前にタイムリーを放ち5-0とリードを広げる。

 太陽は8回裏、先頭の井筒が四球を選んで出塁、トップに返り辻井弘の遊ゴロが「6-4-3」と転送されるがセカンド金山からの一塁送球が悪送球となって打者走者の辻井は二塁に進み、藤井勇の遊ゴロの間に辻井は三進、森下重好は四球で二死一三塁、中谷が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち2-5、伊勢川真澄の右飛をライト笠石徳五郎が落球する間に二走中谷が還って3-5と2点差に追い上げる。

 中日は9回表、先頭の藤原鉄之助が遊失で出塁、しかし三村勲の二ゴロは「4-6-3」と渡ってゲッツー、トップに返り古川がレフトスタンドに第8号ホームランを叩き込んで6-3と突き放す。

 清水秀雄は4安打5四球3三振の完投で16勝目をマークする。

 中日は3回はノーヒットで3得点、5回は4安打を集中させて2得点。

 小鶴誠が今季9個目の勝利打点を記録した。これまでの8個は3本の決勝本塁打、1本のサヨナラ二塁打を含めて全て勝負を決める有効打であったが、この日は押出し四球によるものであった。

 「勝利打点」は押出し四球や併殺崩れによる打点なども含まれるため意味の無い数字だと誤解している輩が数多く存在するが、当ブログは「数字」ではなく「内容」を吟味している。

「内容」を吟味するためには、スコアカードから把握する以外に解決策は無い。「内容」を吟味せずに、「数字」だけを判断材料にする事こそが意味の無い行為である。

2026年10月24日土曜日

22年 大阪vs巨人 15回戦

9月7日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 0 0 3 4 大阪 56勝30敗3分 0.651 御園生崇男 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 40勝46敗1分 0.465 川崎徳次

勝利投手 御園生崇男 16勝3敗 
敗戦投手 川崎徳次    17勝11敗

二塁打 (巨)内堀、山川
三塁打 (大)土井垣、本堂

勝利打点(大)本堂保次 5

猛打賞 (大)玉置玉一 2 (巨)山川喜作 7 


御園生が完封、本堂が3打点

 西宮の第2試合は御園生崇男と川崎徳次の先発で午後3時32分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 4回まで大阪は1安打、巨人は4安打と、序盤戦は巨人が押し気味に試合を進めるが両軍無得点。

 大阪は5回表、先頭の土井垣武が左越えに三塁打、本堂保次の左犠飛で1点を先制する。

 巨人は5回も2安打、6回と8回も1安打を放つがあと1本が出ず無得点。

 大阪は9回表、先頭の藤村富美男が左前打で出塁、レフト平山菊二がファンブルする間に藤村は二進、土井垣の遊ゴロが野選を誘い、土井垣が二盗を決めて無死二三塁、本堂がセンター右奥に2点タイムリー三塁打を放ち3-0、一死後御園生の中前タイムリーで4-0と突き放す。

 巨人は最終回、先頭の平山菊二が中前打で出塁するが、中島治康の投ゴロが「1-4-3」と転送されてダブルプレー、最後は多田文久三が三振に倒れてゲームセット。

 御園生崇男は9安打を打たれながらも無四球2三振で今季3度目の完封、16勝目をマークする。

 本堂保次が8月30日の金星戦に続いて3打点の活躍を見せた。

 阪急とAクラス争いを繰り広げる巨人は、一時は四位の座をキープしていたが8月末では0.5ゲーム差の五位、現在は阪急に2.5ゲーム離された。川崎の勝ち星が伸び悩んでいるが、打線につながりを欠いていることが一番の要因である。

2026年10月22日木曜日

22年 中日vs阪急 13回戦

9月7日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 1 0 0 2 中日 50勝33敗1分 0.602 服部受弘 
0 0 0 0 0 0 3 0 X 3 阪急 43勝44敗3分 0.494 野口二郎

勝利投手 野口二郎 18勝13敗 
敗戦投手 服部受弘 14勝6敗

二塁打 (中)小鶴 (急)日比野
本塁打 (中)杉浦清 5号

勝利打点(急)田中幸男 5


田中幸男が決勝打

 後楽園の第2試合は服部受弘と野口二郎の先発で午後2時55分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は2回表、一死後杉浦清監督がレフトスタンドに第5号ホームランを叩き込んで1点を先制する。

 中日先発の服部は快調なピッチングで6回まで1安打無失点。4回に上田藤夫と青田昇に連続四球を与え無死一二塁のピンチを招いたが後続を抑え込んだ。

 中日は7回表、先頭の大沢清が左前打で出塁、小鶴誠の三塁内野安打で無死一二塁、捕逸で二者進塁、杉浦は四球を選んで無死満塁、加藤正二の中犠飛で貴重な追加得点を奪い2-0とする。二走小鶴もタッチアップから三塁を狙うが、センター青田からの返球をカットしたピッチャー野口二郎が三塁に送球してタッチアウト。

 阪急は7回裏、先頭の野口二郎が三遊間を破るヒットで出塁、下社邦男の二ゴロが進塁打となって一死二塁、坂元義一の右前タイムリーで1-2と1点差、日比野武が左中間に同点タイムリー二塁打を放ち2-2と追い付き、二死後田中幸男が中前にタイムリーを放ち3-2と逆転に成功する。

 野口二郎は8安打1四球無三振の完投で18勝目をマークする。第1試合で18勝目をあげた真田重蔵に並んでハーラー二位タイ。

 阪急打線は6回まで服部に1安打に抑えられていたが、7回に4安打を集中して逆転に成功した。田中幸男の中前打で鈍足の二走日比野武がホームに還ったが、田中は一塁を回って二塁に向かい、センター古川清蔵からの送球をカットしたピッチャー服部は本塁送球を諦めて一二塁間に田中を挟んで「8-1-4-3-6」でタッチアウトとなったが、田中の走塁は鈍足日比野のホームインを助けて決勝点に結び付ける好走塁であった。

2026年10月21日水曜日

22年 南海vs金星 11回戦

9月7日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 46勝39敗4分 0.541 松川博爾 中谷信夫 
0 0 1 0 0 0 5 0 X 6 金星 33勝51敗2分 0.393 三富恒雄

勝利投手 三富恒雄   6勝9敗 
敗戦投手 中谷信夫 11勝13敗

二塁打 (南)山本 (金)坪内、小前

勝利打点(金)西沢道夫 5


小前博文が満塁走者一掃二塁打

 第21節4日目、西宮の第1試合は松川博爾と三富恒雄の先発で午後1時30分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は初回、一死後河西俊雄が四球から二盗に成功、田川豊の二ゴロが進塁打となって二死三塁、山本一人監督が三塁線を抜くタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 金星は1回裏、先頭の中村信一がショートへの内野安打で出塁、一死後坪内道則監督が死球を受け、西沢道夫は四球を選んで一死満塁、しかし清原初男の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 金星は3回裏、二死後坪内がセンター奥に二塁打、西沢は四球で二死一二塁、清原も四球を選んで二死満塁、玉腰忠義の遊ゴロは野選となって三走坪内が生還、1-1の同点に追い付く。

 スコアカードには「6FC」と書かれているだけで、ショートの朝井昇がどこに送球したかは分からない。二死満塁からの遊ゴロなので本塁に送球して間に合わなかったとは考えにくいので、朝井が二塁に送球したか、自らベースに走り込んだが間に合わずセーフになった可能性が高い。三遊間の当りを好捕して三塁に送球したが間に合わなかった可能性もあるが、その場合は内野安打が記録される可能性が高い。

 南海は5回から先発の松川に代えて中谷信夫をマウンドに送る。

 金星は7回裏、先頭の辻勇夫の当りは遊ゴロ、これをショート朝井がエラー、二死後坪内がこの日2個目の死球を受けて一二塁、西沢の左前タイムリーで2-1と勝ち越して二死一三塁、清原は四球を選んで二死満塁、玉腰がストレートの押出し四球を選んで3-1、続く小前博文が左中間に走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ち6-1と突き放す。

 三富恒雄は6安打2四球1死球3三振の完投で6勝目をマークする。

 南海の敗因は10与四死球に尽きる。

 試合を決める満塁走者一掃二塁打を放った小前博文は甲陽中学の出身で、昭和13年の春夏の甲子園に別当薫と共に出場した。