2026年4月7日火曜日

22年 南海vs金星 9回戦

8月15日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 36勝33敗3分 0.522 丸山二三雄 
0 0 0 2 0 0 0 2 X 4 金星 26勝43敗1分 0.377 江田孝

勝利投手 江田孝        6勝16敗 
敗戦投手 丸山二三雄 9勝9敗

二塁打 (金)清原

勝利打点(金)門馬祐 1


門馬祐が決勝打

 第18節2日目、後楽園の第1試合は丸山二三雄と江田孝の先発で午後零時59分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は3回裏、先頭の江田が左前打で出塁、トップに返り酒沢政夫が二前にプッシュバント、これが内野安打となって無死一二塁と先制のチャンス、しかし大友一明の投ゴロを丸山はサードに送り二走江田は三封、サード山本一人監督が一塁に転送して大友もアウトとなって「1-5-3」の変則ダブルプレー、坪内道則監督は左邪飛に倒れて無得点。

 金星は4回裏、先頭の西沢道夫が四球を選んで出塁、清原初男のレフト線二塁打で無死二三塁、小前博文は投ゴロに倒れて一死二三塁、ここで門馬祐が左前に先制の2点タイムリーを放ち2-0とリードする。

 金星は8回裏、先頭の坪内が左前打で出塁、西沢の三ゴロがサード山本のエラーを誘い、無死一二塁から清原が中前にタイムリーを放ち3-0、西沢は三塁に進んで無死一三塁、小前の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってゲッツー、この間に三走西沢が還って4-0と突き放す。

 江田孝は3安打4四球2三振で今季4度目の完封、6勝目をマークする。

 南海は2試合連続完封負け。

 江田はここまで6勝16敗の成績であるが6勝のうち4勝が完封勝利。好不調の波は激しいが、キレの良い投球を見せる。4勝の完封のうち3勝は被安打4本以下であり、本日も3安打完封であった。

 門馬祐が殊勲の決勝打を放った。門馬は「台北高商」の出身とされているが、BBM社「日本プロ野球50年史」では、昭和22年の「登録選手名簿」では「台北高商」出身であるものの、昭和23年の「登録選手名簿」では「台北経専」出身とされている。

 「台北高等商業学校」は日本統治下の台湾で設立され、1944年3月に「台北経済専門学校」に改称され、日本の敗戦により1945年には中華民国に接収された。門馬の卒業が昭和19年であれば「台北経専」出身となるが、詳しい経緯は分からない。

 門馬祐のプロ野球在籍は昭和22年、23年の2年間で、昭和23年の出場は無い。プロ入り初の殊勲打であった。

2026年4月3日金曜日

22年 南海vs太陽 13回戦

8月14日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 36勝32敗3分 0.529 別所昭 
1 0 3 0 1 0 1 0 X 6 太陽 29勝39敗3分 0.426 真田重蔵

勝利投手 真田重蔵 12勝12敗 
敗戦投手 別所昭     18勝13敗

二塁打 (南)安井 (太)藤井

勝利打点(太)森下重好 8 

猛打賞 (太)藤井勇 9、伊勢川真澄 4


真田がエース対決を制す

 後楽園の第2試合は別所昭と真田重蔵の両エースの先発で午後2時50分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は徳島遠征を欠場した田川豊が復帰して一番に入り、三番に安井亀和を起用する新オーダー。初回、二番河西俊雄が右前打で出塁すると二盗、三盗を決めてチャンスを作るが後続が倒れて無得点。

 太陽は初回、先頭の辻井弘がノーボールツーストライクから四球を選んで出塁、藤井勇の二遊間ヒットで無死一三塁、森下重好が左前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 太陽は3回裏、先頭の真田が遊失で出塁、一死後藤井が中前打、森下の三ゴロで藤井が二封されて二死一三塁、中谷順次の遊ゴロをショート朝井昇がこの回2個目のエラー、三走真田が還って2-0、伊勢川真澄の中前タイムリーで3-0、荒川昇治も右前にタイムリーで続いてこの回3点、4-0とする。

 南海は4回表、先頭の山本一人監督が左前打で出塁、一死後堀井数男の二遊間ヒットで一三塁、堀井が二盗を決め、別所は四球で一死満塁、しかし坂田清春の三ゴロは「5-4-3」と渡るゲッツー、反撃機を逸す。

 太陽は5回裏、二死後中谷が四球で出塁、伊勢川のピッチャー強襲ヒットで二死一二塁、荒川が中前に2打席連続のタイムリーを放ち5-0と突き放す。

 太陽は7回裏、先頭の辻井が一塁線にヒット、藤井のライト線二塁打で無死二三塁、森下の遊ゴロの間に三走辻井が還って6-0とダメ押す。

 真田重蔵は走者を出しながらも要所を締めて、8安打2四球4三振の完封で今季2度目の完封、12勝目をマークする。

 真田は7月11日の段階で7勝12敗と大きく負け越していたが、2週間の登板間隔を空けて臨んだ7月26日の金星戦で8勝目をマークするとそこから5連勝。本日は別所とのエース対決であったが完封で制す。別所と藤本が伸び悩んでいる現在では、第1試合で完封勝ちした清水秀雄と真田重蔵が8月の月間MVPを争っている。

2026年3月31日火曜日

22年 金星vs中日 7回戦

8月14日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金星 25勝43敗1分 0.368 真田重蔵 
0 0 0 0 0 0 1 2 X 3 中日 42勝24敗1分 0.636 清水秀雄

勝利投手 清水秀雄 11勝5敗 
敗戦投手 重松通雄   9勝9敗

二塁打 (中)加藤、小鶴
三塁打 (中)藤原
本塁打 (中)杉浦清 4号、三村勲 2号

勝利打点(中)杉浦清 5


清水秀雄、2試合連続完封

 第18節初日、後楽園の第1試合は重松通雄と清水秀雄の先発で午後1時4分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は初回、先頭の杉江文二が中前打で出塁、しかし二盗に失敗、二死後大沢清が珍しく引っ張って左前打を放つが、加藤正二は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 中日は2回裏、先頭の小鶴誠の当りは左飛、これをレフト小前博文が落球、一死後清水が中前打を放つが、藤原鉄之助の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 金星は3回表、先頭の重松の当りは三ゴロ、これをサード三村勲が一塁に悪送球、一死後門馬祐の投ゴロは「1-6-3」と転送されるがショート杉浦清監督の一塁送球が悪送球となって打者走者の門馬が二塁に進み、トップに返り酒沢政夫はストレートの四球で二死一二塁、大友一明は一飛に倒れて無得点。

 中日は4回裏、一死後加藤が左越えに二塁打、小鶴は四球で一死一二塁、杉浦の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。
 金星は5回表、先頭の小前が左前打で出塁、一死後辻勇夫の右前打で一三塁とするが、続く門馬の遊ゴロで三走小前がホームに突っ込み、ショート杉浦からの本塁送球にタッチアウト、後続も倒れて無得点。

 中日は5回裏、一死後藤原鉄之助がライト線に三塁打を放つが後続なく無得点。

 中盤まで両軍チャンスをものにできず0対0のまま試合は終盤へ。

 中日は7回裏、一死後杉浦が均衡を破る第4号先制ホームランをレフトスタンドに叩き込んで1点を先制する。

 中日は8回裏、先頭の三村がレフトポール際の「オリヂナル香水」の看板を直撃する第2号ホームランを放ち2-0、一死後金山次郎が中前打、大沢が又も引っ張って左前打を放ち一死一二塁、二死後小鶴が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち3-0と突き放す。

 清水秀雄は終盤7回以降を三者凡退に抑え、4安打1四球1三振で2試合連続完封、11勝目をマークする。

 恐竜打線が2発で試合を決めた。中日のチーム本塁打数は29本で断トツトップである。

 清水秀雄は9日の太陽戦に続いて2試合連続完封。このところ真田重蔵が絶好調で月間MVP投手部門は真田で決まりかと見られていたが、清水も調子を上げてきた。

2026年3月22日日曜日

第17節終了

 第16節~18節は地方遠征が行われている変則開催のため、週間MVPの表彰は3節合算になる。

 第17節の活躍選手は、5試合組では下社邦男が16打数8安打、塚本博睦が19打数7安打、小松原博喜が19打数7安打、上田藤夫が20打数7安打の活躍だった。

 2試合組では坪内道則の7打数5安打が目立った。


2026年3月15日日曜日

22年 大阪vs阪急 12回戦

8月11日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 4 0 0 4 大阪 48勝23敗3分 0.676 御園生崇男 梶岡忠義 
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 阪急 35勝38敗2分 0.479 今西錬太郎

勝利投手 御園生崇男 14勝1敗 
敗戦投手 今西錬太郎 15勝9敗 
セーブ  梶岡忠義  1

二塁打 (急)荒木、下社、日比野
三塁打 (大)塚本、呉昌征

勝利打点(大)呉昌征 2


ダイナマイト打線、一瞬の逆転劇

 第17節最終戦、西宮の第2試合は御園生崇男と今西錬太郎の先発で午後3時14分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は3回裏、先頭の荒木茂が三塁線を破る二塁打、今西が送って一死三塁、トップに返り田中幸男の三ゴロをサード藤村富美男が一塁に悪送球して一死一三塁、上田藤夫の一ゴロで三走荒木はホームに突っ込むがファースト玉置玉一からの本塁送球にタッチアウト、二死一二塁から青田昇が左前にタイムリーを放ち1点を先制、野口明の二遊間タイムリーで2-0とリードする。

 大阪打線は6回まで5安打無得点。

 大阪は7回表、一死後武智修が二遊間にヒット、長谷川善三の遊ゴロをショート田中が一塁に悪送球して無死二三塁、御園生が右前に同点の2点タイムリーを放ち2-2と追い付き、トップに返り呉昌征が右越えに逆転のタイムリー三塁打を放ち3-2、更に塚本博睦が中前にタイムリーを放ち4-2と逆転に成功する。

 リードした大阪は7回裏から御園生に代わって梶岡忠義がマウンドに上がり、3イニングを無失点に抑えて逃げ切る。

 大阪は7回に4安打を集めて逆転勝利。この集中打がダイナマイト打線の特徴である。

 第17節終了時点でリーグ全体では143本の本塁打が記録されているが、チーム別に見てみると
 中日 27本
 太陽 23本
 東急 23本
 阪急 19本
 巨人 14本
 金星 13本
 南海 13本
 大阪 11本
 であり、ダイナマイト打線が最下位である。

 この事実は、当ブログが公表するまで全く知られていなかった。真実は当ブログにある。

2026年3月13日金曜日

22年 東急vs巨人 9回戦

8月11日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 東急 26勝40敗2分 0.394 白木義一郎 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 34勝36敗1分 0.486 多田文久三

勝利投手 白木義一郎 13勝15敗 
敗戦投手 多田文久三   7勝7敗

二塁打 (東)飯島
本塁打 (東)大下弘 8号

勝利打点(東)大下弘 9


大下の一発で試合決す

 第17節最終日、西宮の第1試合は白木義一郎と多田文久三の先発で午後1時31分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 東急は3回までノーヒット。

 巨人は2回裏、先頭の小松原博喜が三塁線に内野安打、平山菊二の中前打で無死一二塁、多田が送りバントを決めて一死二三塁と先制のチャンス、しかし武宮敏明と林清光が倒れて無得点。

 巨人は3回裏、一死後田中資昭が右前打で出塁、千葉茂も右前打で続いて一死一二塁、川上哲治は中飛に倒れるが、ダブルスチールを決めて二死二三塁、小松原は四球で二死満塁、しかし今季巨人のポイントゲッター平山は投ゴロ、白木は一塁に投げずキャッチャー熊耳武彦に送球して三走田中を本封した。これも白木独特の魅せる野球か。

 東急は5回表、先頭の熊耳武彦が左前打で出塁、一死後苅田久徳監督の投ゴロの間に熊耳は二進、トップに返り鈴木清一の左前打で熊耳は三塁ベースを蹴ってホームに向かうが、レフト平山からのダイレクト送球にタッチアウト。

 東急は6回表、一死後飯島滋弥が四球を選んで出塁、ここで大下弘がライトスタンドに先制のツーラン、2-0とリードする。

 白木義一郎は6安打2四球4三振で今季3度目の完封、13勝目をマークする。

 大下は5月に2本のホームランを放ったが6月はゼロ本。7月後半に3本、8月に入って早くも3本と本領を発揮してきた。

 巨人の千葉茂は4回に長持栄吉の痛烈なライナーをジャンプ一番好捕。9回には苅田の一塁後方へのフライを背走してライン上でシングルキャッチのファインプレーを見せた(山内以九士記述の「雑記」欄より)。

2026年3月12日木曜日

22年 大阪vs巨人 12回戦

8月10日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 大阪 47勝23敗3分 0.671 武智修 
1 0 0 0 2 0 0 0 X 3 巨人 34勝35敗1分 0.493 川崎徳次

勝利投手 川崎徳次 13勝8敗 
敗戦投手 武智修      4勝4敗

二塁打 (巨)呉新亨
三塁打 (大)藤村 (巨)呉新亨

勝利打点(巨)千葉茂 5

猛打賞 (巨)呉新亨(4安打)4


川崎徳次、自責ゼロの完投で13勝目

 西宮の第2試合は武智修と川崎徳次の先発で午後3時23分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は初回、先頭の呉新亨が初球をセンター左奥に三塁打、山川喜作は四球で無死一三塁、千葉茂の右前タイムリーで1点を先制する。一走山川は三塁を狙ったが、ライト塚本博睦からの好返球にタッチアウト、川上哲治の二ゴロをセカンド本堂保次がエラー、小松原博喜の三塁内野安打で一死満塁とするが、平山菊二は二飛に倒れ、田中資昭も遊ゴロと後続なく1点止まり。

 巨人は3回裏、先頭の千葉が右前打で出塁、川上も右前打を放って無死一二塁、小松原が送りバントを決めて一死二三塁、平山の中飛で三走千葉と二走川上がタッチアップからスタート、捕球したセンター呉昌征はホームではなく三塁に送球して川上はタッチアウト、千葉のホームインより川上のタッチアウトが早かったと判定されて無得点。

 巨人は5回裏、先頭の呉新亨が三打席連続ヒットとなる右前打で出塁、山川もライト線ヒットで無死一二塁、ダブルスチールを決めて無死二三塁、千葉は三振に倒れて一死二三塁、川上は歩かされて一死満塁、小松原の三ゴロで三走呉新亨は本封、二死満塁から平山が二遊間に2点タイムリーを放ち3-0とする。平山は二打席チャンスで倒れたが、三打席目で殊勲打を放った。

 敗色濃厚の大阪は8回表、先頭の武智が中前打で出塁、トップに返り呉昌征の二ゴロをセカンド千葉がエラー、塚本の左前打で無死満塁とチャンスを広げたが、金田正泰の二ゴロが「4-6-3」と渡ってゲッツー、この間に三走武智が還って1点返すが、藤村富美男は遊ゴロに倒れて反撃もここまで。

 川崎徳次は6安打1四球2三振、1失点自責点ゼロの完投で13勝目をマークする。

 ハーラーダービーは別所昭が18勝、藤本英雄が17勝で抜け出しているが、今西錬太郎が15勝、若林忠志が14勝、御園生崇男が13勝、野口二郎が13勝、川崎徳次も13勝で並んだ。昨年最多勝の白木義一郎は12勝、現在最も調子の良い真田重蔵は11勝である。8月10日時点のこのランキングがは覚えておいた方が良い。シーズン終了時には大きく変わっている。