2026年6月12日金曜日

22年 南海vs巨人 8回戦

8月25日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0  4  5 南海 42勝35敗3分 0.545 中谷信夫
0 0 0 0 0 0 0 0 1  0  1 巨人 37勝40敗1分 0.481 多田文久三 小松原博喜

勝利投手 中谷信夫   11勝10敗 
敗戦投手 小松原博喜 5勝5敗

二塁打 (南)堀井
本塁打 (南)山本一人 9号

勝利打点(南)山本一人 5

猛打賞 (南)堀井数男 7


南海、今節5連勝

 第19節最終日、後楽園の第1試合は中谷信夫と多田文久三の先発で午後1時8分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は初回、先頭の安井亀和が四球で出塁するが二盗に失敗、二死後田川豊が四球を選び、山本一人監督の中前打で二死一二塁とするが、好調堀井数男は一ゴロに倒れて無得点。

 南海は2回表、先頭の飯田徳治が四球で出塁するが、筒井敬三の遊ゴロが「6-4-3」と渡るゲッツー、中谷が四球で出塁するが、小林悟楼は中飛に倒れて無得点。

 南海は3回表、先頭の安井が2打席連続四球、ここまで5四球の先発多田はここで降板して小松原博喜がライトからマウンドに上がり、河西俊雄も四球で無死一二塁、しかし田川の送りバントは捕邪飛となって失敗、山本の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 序盤はちぐはぐな攻撃が続いた南海は6回表、一死後堀井が左中間に二塁打、しかし飯田の遊ゴロで二走筒井がスタートを切って三塁タッチアウト、筒井の三塁線を抜くヒットで飯田は三塁に進み、更にホームに向かって三本間に挟まれるが、サード山川喜作の悪送球で飯田が還って1点を先制する。

 巨人は9回裏、一死後中島治康が左前打で出塁、二死後手痛いタイムリーエラーを犯した山川が左前打でつないで二死一三塁、千葉茂が起死回生の同点タイムリーを左前に放ち1-1と追い付く。

 南海は10回表、先頭の安井が四球で出塁、河西の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、田川の送りバントは小松原が三塁に送球して二走安井は三封、一死一二塁となって山本がレフトスタンドにスリーランを叩き込んで4-1と勝越し、堀井が三塁線に内野安打、サード山川喜作の悪送球もあって打者走者の堀井は二塁に進み、二死後筒井のレフト線タイムリーで5-1とする。

 9回に同点に追い付かれた中谷信夫は10回裏を三者凡退に抑え、6安打無四球3三振の完投で11勝目をマークする。

 南海は拙攻拙走の連続だったが山本監督の一発で勝負を決めた。山本一人は今節3本塁打。

 堀井数男は相変わらず絶好調で今月5度目の猛打賞。

 南海は今節5連勝。中谷信夫が3勝、別所昭が2勝。

2026年6月11日木曜日

22年 太陽vs中日 13回戦

8月24日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 太陽 33勝43敗3分 0.434 真田重蔵 
0 0 0 0 0 0 1 2 X 3 中日 46勝28敗1分 0.622 清水秀雄

勝利投手 清水秀雄 13勝6敗 
敗戦投手 真田重蔵 14勝14敗

三塁打 (中)金山

勝利打点(中)藤本英雄 2

猛打賞 (中)清水秀雄 1


清水秀雄、今季6度目の完封で13勝

 西宮の第2試合は真田重蔵と清水秀雄の先発で午後3時27分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 現在リーグを代表する好調投手同士の投げ合いで6回まで両軍無得点。

 中日は7回裏、二死後清水が三遊間に内野安打、ショート松井信勝の悪送球もあって打者走者の清水は二塁に進み、上林繫次郎に代わる代打藤本英雄が三塁線を破る先制タイムリーを放ち1-0とリードする。

 中日は8回裏、先頭の三村勲が中前打で出塁、トップに返り古川清蔵の遊ゴロの間に三村は二進、金山次郎が右中間にタイムリー三塁打を放ち2-0、大沢清の二ゴロの間に三走金山が還って3-0とリードを広げる。

 清水秀雄は3安打2四球4三振で今季6度目の完封、13勝目をマークする。2回に真田と辻井弘の連打で一死一二塁のピンチを迎えるが藤井勇を遊ゴロ併殺に打ち取り、8回にも2四球で一死一二塁のピンチを招いたが真田を遊ゴロ併殺に打ち取った。

 8月の清水は5勝1敗4完封で、月間MVPの最有力候補である。戦前は剛球投手だったが、戦後は体が太って技巧派に転向した。

2026年6月10日水曜日

22年 大阪vs南海 11回戦

8月24日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 大阪 52勝25敗3分 0.675 御園生崇男 野崎泰一 
0 1 0 0 0 6 0 0 X 7 南海 41勝35敗3分 0.539 別所昭

勝利投手 別所昭        21勝13敗 
敗戦投手 御園生崇男 15勝2敗

二塁打 (大)本堂、塚本、呉
本塁打 (南)山本一人 8号

勝利打点(南)山本一人 4

猛打賞 (南)山本一人 5


山本監督が先制本塁打に勝利打点と猛打賞

 後楽園の第2試合は御園生崇男と別所昭の先発で午後3時2分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は2回裏、先頭の山本一人監督がレフトスタンドに第8号ホームランを叩き込んで1点を先制する。

 5回まで4安打無得点の大阪は6回表、一死後塚本博睦がライト線に二塁打、富樫淳の中前打で一死一三塁、藤村富美男が三遊間を破るタイムリーを放ち1-1の同点に追い付く。

 南海は6回裏、先頭の安井亀和の当りは遊ゴロ、これをショート武智修がエラー、河西俊雄はストレートの四球で無死一二塁、田川豊の二ゴロで河西が二封されて一死一三塁、山本が三遊間を破るタイムリーを放ち2-1と勝越し、ダブルスチールを決めて一死二三塁、絶好調の堀井数男が中前に2点タイムリーを放ち4-1、飯田徳治の中前打で一死一二塁、別所の左前タイムリーで5-1、レフト塚本からの返球が逸れる間に一走飯田は三塁に達し、打者走者の塚本も二塁を陥れて一死二三塁、二死後小林悟楼の二ゴロをセカンド本堂保次がエラーする間に三走飯田が還って6-1、トップに返り安井の中前タイムリーで7-1として試合を決める。

 別所昭は9安打1四球1三振の完投で21勝目をマークする。

 別所はハーラー独走態勢に入ってきたが、週間MVPは第1節の一度だけであることから分かるように、シーズン序盤は快調であったがその後は不安定な投球が続いてきた。現状においてもリーグ全体で最も投球内容がいいのは真田重蔵と清水秀雄であり、ここに来てようやく別所が勝ち星を伸ばしてきた。

 山本一人監督が2回に先制本塁打、6回に勝利打点となるタイムリー、そして猛打賞の活躍であった。

2026年6月8日月曜日

22年 金星vs阪急 14回戦

8月24日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 1 0 1 3 金星 30勝45敗2分 0.400 重松通雄 
0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 阪急 36勝42敗3分 0.462 今西錬太郎

勝利投手 重松通雄     10勝9敗 
敗戦投手 今西錬太郎 15勝11敗

二塁打 (金)西沢、重松 (急)荒木、上田

勝利打点(金)内藤幸三 1

猛打賞 (金)西沢道夫 5


重松通雄、接戦を制して10勝目

 第19節4日目、西宮の第1試合は重松通雄と今西錬太郎の先発で午後1時32分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は4回表、先頭の坪内道則監督の当りは三ゴロ、これをサード荒木茂がエラー、坪内が二盗を決め、西沢道夫が三塁線を抜くタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 阪急は6回裏、先頭の田中資昭が左前打で出塁、トップに返り山田伝は三塁に内野安打で無死一二塁、上田藤夫がセオリーどおり三前に送りバントを決めて一死二三塁、青田昇は四球で一死満塁、野口明の投ゴロの間に三走田中が還って1-1の同点とする。

 金星は7回表、一死後小前博文が四球を選んで出塁するが二盗に失敗、しかし中村信一が中前打から二盗に成功、重松が左中間にタイムリー二塁打を放ち2-1と勝ち越す。

 阪急は8回裏、一死後山田が中前打で出塁、上田のライト線二塁打で一死二三塁、青田の遊ゴロをショート酒沢政夫がエラーする間に三走山田が還って2-2と同点に追い付く。

 金星は9回表、先頭の西沢が中前打で出塁、二死後中村が中前打、重松は四球を選んで二死満塁、門馬祐に代わる代打内藤幸三が押出し四球を選んで3-2と勝ち越す。

 重松通雄は6安打3四球無三振の完投で10勝目をマークする。

 下手投げの重松とサイドハンドの今西の投げ合いは終盤までもつれる接戦となった。重松は107球、今西は131球。最後は今西がバテたようだ。

2026年6月5日金曜日

22年 東急vs巨人 11回戦

8月24日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 東急 27勝45敗2分 0.375 白木義一郎
1 0 0 0 0 0 1 4 X 6 巨人 37勝39敗1分 0.487 近藤貞雄 川崎徳次

勝利投手 川崎徳次     15勝9敗 
敗戦投手 白木義一郎 14勝18敗

二塁打 (巨)川上2、平山
三塁打 (巨)川崎
本塁打 (東)大下弘 9号

勝利打点(巨)田中資昭 2 

猛打賞 (巨)平山菊二 3


川崎がリリーフで15勝目

 第19節4日目、後楽園の第1試合は白木義一郎と近藤貞雄の先発で午後1時9分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 東急は初回、先頭の長持栄吉が左前打で出塁、二番レフトで起用された黒尾重明の右前打で無死一二塁、一死後大下弘の右前タイムリーで1点を先制する。

 巨人は1回裏、二死後千葉茂が左前打で出塁、川上哲治のセンターへの痛烈な当りがイレギュラーして外野を抜けタイムリー二塁打となって1-1の同点とする。

 東急は4回表、先頭の飯島滋弥が四球で出塁、巨人ベンチはここで先発の近藤から川崎徳次にスイッチして大下以下を抑える。

 近藤貞雄は4回まで5安打2四球と不安定な出来だった。川崎への継投は妥当な判断であった。

 巨人は3回から6回まで無安打であったが、7回裏、一死後平山菊二がライト線に二塁打、田中資昭の中前タイムリーで2-1と勝ち越す。

 巨人は8回裏、先頭の川崎が右越えに三塁打、トップに返り呉新亨の中前タイムリーで3-1、一死後千葉の一塁線ヒットで一二塁、川上のレフト線タイムリー二塁打で4-1、二死二三塁となって平山が右前に2点タイムリーを放ち6-1として試合を決める。

 東急は最終回、二死後大下がライトスタンドに第9号ホームランを叩き込んで1点を返すが反撃もここまで。

 川崎徳次は6イニングを1安打3四球1三振1失点、15勝目をマークする。大下の一発以外は完ぺきに抑えた。

 センター呉新亨が7個の刺殺を記録。8回と9回には苅田と飯島の大飛球を背走好捕して川崎を助けた。

 大下弘が第9号を放ち本塁打トップの森下重好に並んだ。大下は昨年、引っ張り専門の打撃が守旧派の評論家から批判を浴び、今季はレフト方向へのヒットが多かったがホームランは少なくなっていた。6月は0本塁打であったが、7月以降強打が蘇り、7月は3本、8月は4本を放ってトップに並んできた。7月25日に左中間をライナーで破るランニングホームランが1本あったが、その他は全て右越えの一発である。

2026年6月4日木曜日

22年 金星vs中日 9回戦

8月23日 (土)西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 金星 29勝45敗2分 0.392 三富恒雄 
0 0 1 2 0 1 1 0 X 5 中日 45勝28敗1分 0.616 服部受弘

勝利投手 服部受弘 13勝3敗 
敗戦投手 三富恒雄   4勝9敗

二塁打 (中)大沢、笠石 
三塁打 (金)小前

勝利打点(中)大沢清 5


服部受弘が完投で13勝目

 西宮の第2試合は三富恒雄と服部受弘の先発で午後3時13分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は3回裏、二死後古川清蔵が左前にヒット、金山次郎の遊ゴロをショート酒沢政夫がエラーして二死一二塁、大沢清の中前タイムリーで1点を先制する。

 中日は4回裏、一死後野口正明が四球で歩くと二盗に成功、三村勲は四球で一死一二塁、藤原鉄之助の右前打で一死満塁、服部の左犠飛で2-0、トップに返り古川のレフト線タイムリーで3-0とする。

 中日は6回裏、先頭の三村が右前打で出塁、藤原鉄之助も右前打で無死一二塁、服部が送りバントを決めて一死二三塁、トップに返り古川の左犠飛で4-0、着々と加点する。

 中日は7回裏、二死後杉浦清監督が三塁線にヒット、野口に代わる代打笠石徳五郎が右越えに二塁打、ライト門馬祐からの返球を中継したセカンド大友一明の悪送球の間に三塁に進んでいた杉浦がホームに還って5-0とダメ押す。

 金星は9回表、先頭の坪内道則監督が中前打で出塁、二死後小前博文が左中間にタイムリー三塁打を放ち1点返して零封を免れたが反撃もここまで。

 服部受弘は6安打2四球1三振の完封で13勝目をマークする。

 第16節~18節は欠場が続いていた古川清蔵がタイムリーと犠飛で2打点を記録、久々の活躍を見せた。

2026年5月31日日曜日

22年 南海vs東急 14回戦

8月23日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 1 0 0 1 0 1 0 0 7 南海 40勝35敗3分 0.533 松川博爾 中谷信夫 
0 1 0 2 0 1 0 1 0 5 東急 27勝44敗2分 0.380 黒尾重明

勝利投手 中谷信夫 10勝10敗 
敗戦投手 黒尾重明   8勝11敗

二塁打 (南)堀井 (東)苅田
三塁打 (南)朝井

勝利打点(南)堀井数男 6

猛打賞 (南)安井亀和 5、堀井数男 6


南海、点の取り合いを制す

 後楽園の第2試合は松川博爾と黒尾重明の先発で午後3時4分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は初回、先頭の安井亀和が中前打で出塁、河西俊雄が一塁線に送りバントを決めて一死二塁、田川豊の二ゴロが進塁打となって二死三塁、山本一人監督が四球から二盗を決めて二死二三塁、堀井数男のピッチャー強襲ヒットが2点タイムリーとなって2-0、飯田徳治の左前打で二死一二塁、朝井昇がライト線に2点タイムリー三塁打を放ちこの回一挙4点を先制する。

 南海は2回表、先頭の筒井敬三が左前打で出塁、トップに返り安井の中前打で無死一二塁、河西の三ゴロをサード飯島滋弥がエラーする間に二走筒井が還って5-0とする。

 東急は2回裏、先頭の大下が四球で出塁、ファーストでスタメン出場の白木義一郎も四球を選び、連続三振で二死一二塁となって、清水喜一郎の中前タイムリーで1点返して1-5とする。

 東急は4回裏、一死後白木、鈴木圭一郎が連続四球、黒尾の二遊間内野安打の間に二走白木がホームイン、セカンド安井の二塁送球の隙を突いて三塁に進んでいた鈴木圭一郎もホームに還る好走塁を見せて2点を返し3-5と詰め寄る。黒尾には1打点が記録された。南海ベンチはここで先発の松川から中谷信夫にスイッチ、二死後熊耳武彦の遊ゴロをショート朝井が一塁に悪送球して二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行するが、キャッチャー鈴木圭一郎からの二塁送球をショート朝井が本塁に返球して三走黒尾はタッチアウトで本盗塁失敗。

 ここでダブルスチールが決まっていたら試合の展開は変わっていたかもしれない。

 南海は5回表、先頭の河西が四球を選んで出塁、田川のバントヒットで無死一二塁、ここでダブルスチールを仕掛けると、キャッチャー鈴木圭一郎は三塁ではなく二塁に送球して一走田川はタッチアウト、二走河西は三塁に進んだが重盗の片割れアウトの場合は盗塁は記録されない。一死三塁から山本の遊ゴロの間に三走河西が還って6-3と突き放す。

 東急は6回裏、一死後白木が左前打で出塁、鈴木圭一郎の遊ゴロをショート朝井がエラーして一死一三塁、黒尾の二ゴロ併殺崩れの間に三走白木が還って4-6と追い上げる。

 南海は7回表、先頭の安井が左前打で出塁、河西も左前打を放って無死一二塁、田川の送りバントはピッチャー黒尾が三塁に送球して二走安井は三封、ワイルドピッチで一死二三塁、山本の浅い右飛で三走河西はスタートを切っていなかったが、ライト長持栄吉からの返球が悪送球となる間に河西が還って7-4と再度突き放す。

 東急は8回裏、先頭の苅田久徳監督がレフト線に二塁打、二死後白木の二遊間タイムリーで5-7と再度追い上げるが反撃もここまで。

 東急は偶数回の全てで得点。お互い点を取りあってシーソーゲームのような展開であったが、終始南海がリードを保った。

 第16~18節の12試合で50打数22安打、猛打賞3回で3節合算の週間MVPに輝いた絶好調の堀井数男がこの日も猛打賞と勝利打点の活躍を見せた。今節もここまで3試合で11打数6安打と勢いが止まらない。