2021年5月5日水曜日

21年 タイガースvsパシフィック 11回戦

8月31日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 1 0 1 0 0 0 2 0 6 タ軍 42勝23敗 0.646 御園生崇男 
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 パ軍 27勝40敗2分 0.403 真田重蔵

勝利投手 御園生崇男 6勝3敗
敗戦投手 真田重蔵  14勝14敗

二塁打 (タ)渡辺、御園生
三塁打 (タ)金田、御園生

勝利打点 (タ)本堂保次 7

猛打賞 (タ)御園生崇男 4


不振の本堂が決勝打

 西宮の第1試合は御園生崇男と真田重蔵の先発で午後1時8分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の金田が中越えに三塁打、塚本は四球、土井垣は三振に倒れるが、塚本が二盗を決めて一死二三塁、このチャンスに本堂が中前に先制の2点タイムリーを放ち2-0とする。

 タ軍は2回表、この回も先頭の御園生が中越えに三塁打、長谷川善三の投ゴロで御園生が飛び出し三本間に挟まれてタッチアウト、打者走者の長谷川が二塁に向かい、サード平野徳松が二塁に送球するがセカンド高須清が落球して一死二塁、呉昌征は二飛に倒れるが、トップに返り金田の一二塁間ヒットで二死一三塁、塚本の遊撃内野安打がタイムリーとなって3-0とする。

 タ軍は4回表、先頭の渡辺が左中間に二塁打、二死後呉昌征が中前にタイムリーを放ち4-0とする。

 パ軍は4回裏、一死後四番小島利男が左前打で出塁、続く高須の遊ゴロをショート長谷川がエラー、伊勢川の遊ゴロも長谷川が連続エラーして一死満塁、松井信勝のニゴロ併殺崩れの間に三走小島が還って1-4、平野徳松に代わる代打森下重好が三塁にタイムリーを放ち三走高須が還って2-4と追い上げる。

 タ軍は8回表、先頭の本堂が三遊間にヒット、藤村冨美男監督はストレートの四球、渡辺が送りバントを決めて一死二三塁、御園生がセンター右に2点タイムリーを放ち6-2と突き放す。

 御園生崇男は7安打2四球1三振の完投で6勝目をマークする。2失点は何れもショート長谷川のWエラー絡みだったので自責点はゼロであった。打っても4打数3安打の猛打賞、8回には自らを助ける追撃の2点タイムリーを放つ活躍を見せた。

 初回に本堂保次が決勝となる先制タイムリーを放った。本堂は藤村冨美男監督欠場の間四番を務めてきたが、プレッシャーからか不振が続いていた。藤村の欠場は8月17~29日の7試合であったが、その間本堂は28打数2安打。昨日藤村が復帰しても本堂は四番に座り、プレシャーから解放されたか昨日、本日と2安打を記録した。藤村欠場によりタ軍はグ軍に首位の座を奪われたが、巻き返しなるか見ものである。

2021年5月4日火曜日

21年 ゴールドスターvsセネタース 9回戦

8月31日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 3 0 2 2 0 0 4 2 15 ゴ軍 27勝39敗1分 0.409 内藤幸三
3 0 0 0 0 0 0 0 0  3  セ軍 27勝40敗 0.403 一言多十 黒尾重明 上口政

勝利投手 内藤幸三 15勝15敗
敗戦投手 一言多十   5勝11敗

二塁打 (ゴ)酒沢2、大友2、坪内、坂本 (セ)熊耳
三塁打 (ゴ)酒沢、坂本
本塁打 (ゴ)酒沢政夫 1号 (セ)大下弘 11号

勝利打点 (ゴ)大友一明 3

猛打賞 (ゴ)酒沢政夫(4安打)3、坂本勲 3


ゴ軍、先発全員打点

 第19節3日目、後楽園の第1試合は内藤幸三と一言多十の先発で午後1時丁度、桝球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍は初回、一死後大友が四球を選んで出塁するとワイルドピッチで二進、酒沢のライト線二塁打で1点を先制、坪内の遊ゴロをショート鈴木清一がエラー、坪内が二盗を決めて一死二三塁、内藤の一ゴロの間に三走酒沢が還って2-0とする。

 セ軍は1回裏、一死後白木が死球を受けて出塁、飯島の左前打で一死一二塁、大下がライトスタンドに大きく弧を描く逆転スリーランを放ち3-2とするが、勝負になったのはここまでであった。

 ゴ軍は2回表、先頭の早川が四球で出塁、辻功は左飛に倒れるが、坂本勲の中前打で一死一二塁、セ軍ベンチは早くも先発の一言をセンターに回して黒尾重明がリリーフ、トップに返り中村信一は中飛に倒れるが、大友のショート強襲打が左中間への2点タイムリー二塁打となって4-3と逆転、酒沢はストレートの四球で二死一二塁、坪内が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち5-3とする。

 ゴ軍は4回表、先頭の辻が四球を選んで出塁、坂本のレフト線二塁打で無死二三塁、トップに返り中村の左犠飛で6-3、二死後酒沢のライト線タイムリー二塁打で7-3とする。

 ゴ軍は5回表、一死後末崎がセンター左にヒットを放つと二盗に成功、早川の三飛をサード横沢が落球、末崎は二塁ストップで一死一二塁、辻が右前にタイムリーを放ち7-3、坂本の右犠飛で9-3とする。

 ゴ軍は5回までに7人が打点を記録している。

 6回、7回を無失点に抑えた黒尾が降板して8回からゴ軍のマウンドに上口政が上がる。

 ゴ軍は8回表、先頭の坂本が左中間に三塁打、トップに返り中村のニゴロをセカンド清水喜一郎がエラーする間に三走坂本が還って10-3、中村には打点が記録され、中村に代走江崎正義を起用、大友は三振に倒れるが、酒沢の一ゴロをファースト飯島が二塁に悪送球、坪内は四球を選んで一死満塁、内藤が押出し四球を選んで11-3、末崎も押出し四球を選んで12-3、早川の左犠飛で13-3とする。

 8回を終わってゴ軍は先発全員打点を記録、中村信一に代走江崎正義が起用されたので全員打点ではない。

 ゴ軍は9回表、先頭の九番坂本は中飛に倒れ、トップに返り8回に中村の代走に出た江崎に打順が回る。ゴ軍が全員打点を記録するにはここで江崎がホームランを放つか、打者一巡してもう一度江崎に打順が回ってくるしかない。しかし江崎は三振に倒れて二死無走者、大友が右中間に二塁打を放ち二死二塁、酒沢がライトスタンドにツーランを叩き込んで15-3、坪内は遊飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 内藤幸三は7安打2四球1死球5三振の完投で15勝目をマーク、ハーラートップに並ぶ。

 ゴ軍は13安打で15得点、二塁打6本、三塁打2本、本塁打1本。これまで貧打に泣いてきたチームとは思えない猛打爆発で先発全員打点を記録した。中村信一に代走江崎正義を起用しなかったら、空前の全員打点を記録するところであった。

 ゴ軍がこの日記録した「先発全員打点」は、昭和17年4月7日に甲子園の巨人vs南海戦で南海が記録して以来のことになる。
 

2021年5月3日月曜日

21年 タイガースvsグレートリング 8回戦

8月30日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 1 0 1 0 4 タ軍 41勝23敗 0.641 呉昌征 野崎泰一 
1 0 0 4 0 0 0 0 X 5 グ軍 43勝24敗 0.642 別所昭

勝利投手 別所昭 10勝6敗
敗戦投手 呉昌征 12勝4敗

二塁打 (グ)山本、別所、河西
三塁打 (タ)藤村 (グ)田川

勝利打点 (グ)河西俊雄 1


グ軍、長打攻勢で首位奪還

 タ軍はここまで41勝22敗勝率6割5分1厘、グ軍はここまで42勝24敗勝率6割3分6厘、ペナントレースの山場を迎えた中で0.5ゲーム差での首位攻防戦。

 西宮の第2試合は呉昌征と別所昭の先発で午後2時57分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は家庭の不幸で欠場を続けていた藤村冨美男監督が復帰。

 グ軍は初回、二死後田川がセンター左後方に三塁打、山本一人監督が左中間にタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 タ軍は3回表、先頭の長谷川善三が捕手打撃妨害で出塁、捕手に打撃妨害が記録されるのは①捕手がボールを持たずに、本塁上または本塁より前に出た場合、②打者が打つ前に、捕手が投球を本塁上または本塁より前で捕球した場合もあるが、普通は振ったバットがミットに触れた場合でしょう。続く呉昌征が左前打、トップに返り金田の中前打で無死満塁、塚本の左前打で1-1の同点、土井垣の遊ゴロをショート宮崎が本塁に悪送球して2-1と逆転、本堂は二飛に倒れて一死満塁、藤村の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。

 グ軍は3回裏、先頭の宮崎が四球で出塁、トップに返り河西の投ゴロでランナーが入れ替わり、安井の三ゴロの間に河西は二進、田川は四球、山本もストレートの四球で二死満塁、堀井は左飛に倒れて無得点。

 グ軍は4回裏、一死後別所が左中間に二塁打、筒井がツーストライクナッシングから粘って四球を選び、宮崎も四球で一死満塁、トップに返り河西が左中間に逆転2点タイムリー二塁打を放ち3-2、一死二三塁から安井が右前に2点タイムリーを放ち5-2とする。タ軍はここで先発の呉昌征をセンターに回して野崎泰一にスイッチ、野崎が後続を抑える。

 タ軍は6回表、先頭の土井垣が中前打で出塁、本堂は左飛に倒れるが、藤村がセンター左後方にタイムリー三塁打を放ち3-5、野崎はストレートの四球で一死一三塁、渡辺の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 タ軍は8回表、先頭の塚本の当りは三ゴロ、これをサード河西がエラー、土井垣のニゴロの間に塚本は二進、本堂の二遊間ヒットで一死一三塁、本堂が二盗を決めて一死二三塁、藤村の右前タイムリーで4-5と1点差、なおも一死一三塁のチャンスが続くが、野崎は投ゴロに倒れて二死二三塁、高山泰夫は遊飛に倒れて同点には至らず。

 グ軍は8回裏、先頭の木村勉が二遊間にヒット、野崎の一塁牽制悪送球で木村は一気に三塁に進み、別所は浅い中飛に倒れて一死三塁、筒井の右飛で三走木村がタッチアップからスタート、ライト塚本からのバックホームに本塁寸前タッチアウト。

 タ軍は9回裏、先頭の長谷川が左前打で出塁、呉昌征の投ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り金田は右飛、呉が二盗を決めて二死二塁、塚本は四球を選んで二死一二塁、土井垣の左前打で二走呉は三塁ストップ、ボールはレフト堀井からの返球を中継したサード河西からキャッチャー筒井に送られ、これを見た打者走者の土井垣が二塁に向かうと筒井は二塁に送球、三走呉がスタートを切りかけるとセカンド安井が三塁に送球してタッチアウト、手に汗握る決戦はここにゲームセット。

 グ軍は4本の長打を全て得点に結びつけてタ軍に打ち勝った。機動力野球がダイナマイト打線に打ち勝ったこの試合が持つ意味は大きい。

 別所昭は11安打を打たれながら2四球2三振の粘りのピッチングで10勝目をマークする。

 山本一人監督はこの大事な試合に別所を起用した。グ軍のスケジュールは8月26日から中2日で29日からの5連戦。昨日のパ軍戦に丸山を起用した時点で本日の決戦は別所に決めていたことになる。山本監督はこの後別所をエースに育てる腹のようだ。

 グ軍は首位攻防戦を制して半ゲーム差、勝率1厘差で首位の座を奪還した。なお、後に没収試合により5月26日のグ軍の敗戦が勝利に入れ替わるのでこの時点で換算すると1.5ゲーム差になるが、当時の選手は当ブログが伝えている実況中継の勝敗を認識していたので0.5ゲーム差が正しい。

2021年5月1日土曜日

21年 阪急vsパシフィック 12回戦

8月30日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 阪急 40勝35敗 0.533 溝部武夫 今西錬太郎 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 パ軍 27勝39敗2分 0.409 井筒研一 木暮力三

勝利投手 溝部武夫   6勝1敗
敗戦投手 井筒研一 11勝14敗
セーブ   今西錬太郎 1

二塁打 (急)野口二郎

勝利打点 (急)上田藤夫 4


溝部-今西の完封リレー

 西宮の第1試合は溝部武夫と井筒研一の先発で午後1時4分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回先頭の山田伝が三失に生きただけ、5回二死後坂田清春が四球で歩くが、6回までパ軍先発の井筒の前に沈黙を続けて無安打。

 パ軍は1回裏、二死後藤井が中前打で出塁、森下の三ゴロをサード坂井豊司がエラーして一二塁と先制のチャンスを貰ったが、木暮は三振に倒れて無得点。

 パ軍は2回裏、二死後平野徳松が右前打を放つが、井筒は三ゴロに倒れて無得点。

 パ軍も3回以降無安打が続く。

 阪急は7回表、一死後野口二郎が左中間に二塁打、パ軍ベンチはここでライトの木暮をレフトに回し、レフト森下を下げて小島利男をライトに入れる。野口明はニゴロ、坂井は二飛に倒れて無得点。

 阪急は8回表、先頭の坂田が右前打で出塁、田中幸男が三前に送りバントを決めて一死二塁、阪急ベンチはここで好投の溝部に代えて代打日比野武を起用、日比野は遊ゴロに倒れるが二走坂田は三進、トップに返り山田が四球を選んで二死一三塁、ここで上田が左前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 阪急は8回からリリーフに今西錬太郎を投入、今西は富松に代わる代打小林章良を三振、藤井を左飛、森下も左飛に抑えてベンチの期待に応える。

 パ軍は9回の守備から代打の小林に代えて高須清が入ってセカンド、セカンドの喜瀬正顕がセンターに回る。

 阪急は9回表、先頭の野口二郎が右前打で出塁、野口明の投ゴロの間に二郎は二進、坂井の左飛で二走野口二郎は果敢にタッチアップから三塁を陥れて二死三塁、坂田の中前タイムリーで2-0とする。さらに田中が三前にバントヒット、バントエンドランであったのか一走坂田は一気に三塁に進み、田中の代走に西村正夫監督が登場、パ軍ベンチはここでプロ入り初登板となる木暮をレフトからマウンドに呼び寄せ、ファーストの藤井をレフトに回し、ピッチャー井筒に代わり中谷順次が入ってファースト、キャッチャーも伊勢川から佐竹一雄に入れ替える布陣を敷いて必死の防戦、木暮は今西を一邪飛に抑えて追加点を許さなかった。

 パ軍は9回裏、先頭の木暮がツーストライクナッシングと追い込まれながらファウルで粘って四球を選んで出塁、しかし佐竹の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、最後は松井信勝が右飛に倒れて、両軍死力を尽くす好ゲームが終了する。

 溝部武夫は7イニングを2安打5四球3三振、6勝目をあげる。

 今西錬太郎は好リリーフを見せてプロ入り初セーブを記録、今季がルーキーシーズンであるが本領を発揮してきた。現在もご健在の今西氏は、2019年セントラル・リーグクライマックスシリーズファーストステージで始球式のマウンドに立って全国の野球ファンにお元気な姿を見せた。

2021年4月30日金曜日

21年 巨人vsゴールドスター 10回戦

8月30日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 3 0 2 7 巨人 40勝26敗1分 0.606 近藤貞雄 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ゴ軍 26勝39敗1分 0.400 江田孝

勝利投手 近藤貞雄 15勝9敗 
敗戦投手 江田孝      2勝9敗

二塁打 (巨)川上、近藤 (ゴ)江田

勝利打点 (巨)中島治康 1

猛打賞 (巨)黒沢俊夫 6、中島治康 3


近藤が6度目の完封でハーラートップに並ぶ

 第19節2日目、後楽園の第1試合は近藤貞雄と江田孝の先発で午後1時2分、島球審の右手が上がりプレイボール。池田豊審判員が関西出張から帰京して島、池田、桝の三氏審判制で行われる。

 巨人は初回、一死後山川が四球を選んで出塁、黒沢の中前打で一死一二塁、川上は中飛に倒れるが、中島の右前タイムリーで1点を先制する。

 ゴ軍は1回裏、二死後酒沢が左前打から二盗に成功、坪内はスリーボールツーストライクから2球ファウルで粘って四球、しかし末崎はニゴロに倒れて無得点。

 ゴ軍は2回裏、二死後江田が左中間を破るが二塁をオーバーラン、「8-6-5-4」と渡ってタッチアウト。

 巨人は3回表、先頭の黒沢が左前に流し打って出塁、川上がライト線に二塁打、ライト早川からの返球が悪送球となる間に黒沢が還って2-0とする。ワンヒットワンエラーで川上には打点は記録されない。

 巨人は4回表、先頭の呉新亨が三塁に内野安打、一死後山田潔の三ゴロをサード酒沢が一塁に悪送球して一二塁、続く山川のライナーをセカンド大友が好捕して何とかピンチを切り抜ける。

 ゴ軍先発の江田は大友の好守で立ち直り5回、6回と三者凡退のピッチンング。

 巨人先発の近藤も3回まで1本ずつヒットを許すが4回は三者凡退、5回もショート山田の好守に助けられて三者凡退。

 ゴ軍は6回裏、先頭の中村信一が右前打で出塁、しかし大友は一邪飛、酒沢の遊ゴロでランナーが入れ替わり、坪内の中前打で二死一二塁とするが、末崎の代打に起用された内藤幸三が三振に倒れて無得点。

 一進一退の攻防で流れがどちらにも傾きかけていたが、試合は7回に決した。

 巨人は7回表、先頭の山田が四球を選んで出塁、山川のライト線ヒットで無死一三塁、黒沢の右前タイムリーで3-0、山川が三塁に進んでなおも無死一三塁から川上の右犠飛で4-0、黒沢が二盗を決め、キャッチャー辻の悪送球が加わり一死三塁、中島の中前タイムリーで5-0と突き放す。続く多田のレフトライナーをレフト坂本勲がナイスキャッチ、中島は二塁に走っており坂本が一塁に送球してダブルプレー。

 巨人は9回表、先頭の山川がストレートの四球で出塁するとパスボールで二進、黒沢のニゴロが進塁打となって一死三塁、川上の中犠飛で6-0、さらに中島、多田が左前に連打、近藤のレフト線タイムリー二塁打で7-0とダメ押す。

 近藤貞雄は7安打1四球2三振で今季6度目の完封、15勝目をマークしてハーラートップに並ぶ。

 ゴ軍は前半はよく粘ったが流れを引き戻すには至らなかった。本来一二番を打つべき酒沢と坪内が三四番に座っている現状を打破しないと浮上の目は無い。

 巨人は三番黒沢と五番中島が猛打賞、四番川上も2本の犠飛で2打点。中軸が打てば再浮上もある。

2021年4月26日月曜日

21年 巨人vs中部日本 8回戦

8月29日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 2 0 0 3 巨人 39勝26敗1分 0.600 中尾輝三 藤本英雄 
0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 中部 22勝40敗2分 0.355 星田次郎

勝利投手 中尾輝三 8勝5敗
セーブ    藤本英雄 1
敗戦投手 星田次郎 0勝1敗

二塁打 (中)三村
本塁打 (中)杉浦清 2号

勝利打点 なし


中尾の力投で巨人が競り勝つ

 後楽園の第2試合は中尾輝三と星田次郎の先発で午後3時丁度、桝主審の右手が上がりプレイボール。この試合も桝、島の二氏審判制で行われる。

 巨人先発の中尾は序盤から飛ばしていき5回まで5奪三振の力投、四球も3つあるがここまで被安打1本。

 巨人は6回表、先頭の山川が四球を選んで出塁、続く黒沢が死球を受けて無死一二塁、川上は中飛、中島は一邪飛に倒れるが、多田が四球を選んで二死満塁、中尾が押出し四球を選んで1点を先制する。

 中部は6回裏、杉浦清監督がレフトスタンドに第2号ホームランを叩き込んで1-1の同点に追い付く。

 巨人は7回表、先頭の坂本が中前にクリーンヒット、トップに返り山田潔の右邪飛はライト加藤正二がよく追い付いて好捕、山川の右打ちが決まってライトに抜けると坂本は三塁に進み、ライト加藤からの返球を受けたファースト小鶴が三塁に送球するが悪送球、坂本がそのそのままホームに還って2-1と勝ち越し、この間に打者走者の山川は一気に三塁に進み、黒沢の右前タイムリーで3-1とする。二死後黒沢は二盗に成功、中島のレフトへの当りを岩本がナイスキャッチしてスリーアウトチェンジ。

 中部は7回裏、一死後三村がストレートの四球で出塁するとパスボールで二進、星田が四球を選んで一死一二塁、金山に代わる代打大沢清のニゴロで星田が二封されて二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行するが「2-6-2」と転送されて三村の本盗は失敗。

 巨人は8回表、先頭の多田が左前打で出塁、中尾のニゴロでランナーが入れ替わり、呉新亨の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 中部は8回裏、先頭の古川が四球を選んで出塁、岩本は三振、杉浦は中飛に倒れて二死一塁、小鶴の当りはゴロでセンターに抜け、これを呉新亨が後逸、一走古川がホームに還って2-3、打者走者の小鶴も三塁ベースを蹴ってホームに向かうが、呉からの返球を中継したショート山田からの好返球にタッチアウト。

 巨人は9回表、一死後山田が三塁に内野安打、山川の難しいゴロをセカンド山本尚敏がベテランらしいグラブ捌きで一塁アウト、黒沢は三飛に倒れて無得点。

 中部は9回裏、先頭の加藤が四球を選んで出塁、藤原の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、巨人ベンチはここで力投を続けてきた中尾から藤本英雄にスイッチ、三村の一ゴロを川上が二塁に送球して藤原は二封、一死一三塁となって星田の打席で代打西沢道夫を起用、ここで何が起きたか「2-1-6-3-2」で三走加藤は本塁タッチアウト、二死二塁から西沢は三振に倒れてゲームセット。

 一走三村がキャッチャー多田からのピッチャー返球の際にディレードスチールを仕掛け、藤本は二塁ベースカバーのショート山田に送球、三村は狙いどおり一塁に戻り、山田からファースト川上に送球された瞬間、三走藤原がホームに突っ込んだが川上からの送球に刺されたようだ。

 中尾輝三は8回3分の0を投げて4安打7四球7三振の力投、最後はバテたようだが8勝目をマークする。

 プロ入り2度目の先発となった星田次郎は9回を完投して8安打5四球2死球1三振。下手からの荒れ球が持ち味のようだ。

2021年4月25日日曜日

21年 阪急vsタイガース 9回戦

8月29日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 2 3 1 0 1 0 0 1 9 阪急 39勝35敗 0.527 今西錬太郎
2 0 0 0 0 0 0 0 X 2 タ軍 41勝22敗 0.651 渡辺誠太郎 御園生崇男

勝利投手 今西錬太郎   3勝4敗
敗戦投手 渡辺誠太郎 10勝10敗

二塁打 (急)田中、野口明、青田、日比野、山田

勝利打点 なし

猛打賞 (急)山田伝 7、野口二郎(4安打)3、日比野武 3 (タ)土井垣武 7


歴史の始まり

 西宮の第2試合は今西錬太郎と渡辺誠太郎の先発で午後2時58分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回、先頭の山田伝が三塁内野安打から二盗に成功、上田のニゴロが進塁打となって一死三塁、青田の左犠飛で1点を先制する。

 タ軍は初回、一死後呉昌征が左前打で出塁、土井垣の右前打で一死一三塁、本堂の中犠飛で1-1の同点、御園生の中前打で一死一二塁、渡辺の右前タイムリーで2-1と逆転に成功する。

 阪急は2回表、一死後坂井豊司の当りはニゴロ、これをセカンド本堂がエラー、日比野はストレートの四球で一死一二塁、田中幸男が三塁線を破るタイムリー二塁打、二走坂井が還って2-2の同点、一死二三塁から今西の投ゴロをピッチャー渡辺がホームに送球するがキャッチャー土井垣が落球して三走日比野が生還、3-2と逆転に成功する。鈍足の日比野が投ゴロで突っ込んだとは考えにくいので、今西のスクイズで本塁アウトのタイミングであったが土井垣が落球して、今西の記録は投ゴロ、捕手エラーとなったのではないか。

 阪急は3回表、先頭の青田の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラー、野口二郎は中前打、野口明の右越えタイムリー二塁打で4-2、タ軍はここでピッチャー渡辺とファースト御園生を入れ替え、坂井はショートライナーに倒れて一死二三塁、日比野の左前タイムリーで5-2、一死一三塁から田中の左邪犠飛で6-2とリードする。

 阪急は4回表、二死後青田が中越えに二塁打、野口二郎の左前タイムリーで7-2とリードを広げる。

 阪急は6回表、先頭の山田が左中間に二塁打、二死後野口二郎の中前タイムリーで8-2と突き放す。

 阪急は9回表先頭の野口二郎がこの日4安打目となる左前打で出塁、一死後坂井のニゴロをセカンド本堂がエラー、日比野の左前タイムリーで9-2、着々と加点して快勝。

 今西錬太郎は10安打3四球5三振の完投で3勝目をマークする。

 タ軍は4つのエラーが全て失点に結びつく後味の悪い試合となった。3回にはレフト金田正泰が3点差でファウルフライを捕球して犠飛にしてしまったが、序盤戦で3点差なのでここは見送ってファウルにしておくべきではなかったか。

 前の試合でノーヒットだった野口二郎が第2打席から4打席連続ヒット。ここから歴史が始まることになる。