1 0 2 3 0 0 0 0 2 8 太陽 28勝39敗3分 0.418 真田重蔵
0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 金星 25勝42敗1分 0.373 重松通雄 内藤幸三
勝利投手 真田重蔵 11勝12敗
敗戦投手 重松通雄 9勝8敗
二塁打 (太)辻井、伊勢川2 (金)大友
勝利打点 なし
猛打賞 (太)森下重好 4、中谷順次 3 (金)坪内道則 9
太陽打線、16安打の猛攻
第17節4日目、徳島西ノ丸の第1試合は真田重蔵と重松通雄の先発で午前10時3分、国友球審の右手が上がりプレイボール。
試合開始が午前10時となった理由は明らかではないが、帰りの船の時間に合わせたのだろう。
この試合の審判団は球審が国友、塁審が円城寺と西垣という若手で構成された。地方遠征は若手が担当している。
太陽は初回、一死後藤井勇が四球を選んで出塁、二死後中谷順次の左前打で藤井が三塁まで進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、キャッチャー清原初男からの送球をショート酒沢政夫がホームに送球するが悪送球、藤井が還って1点を先制、タイミングはアウトだったので藤井に本盗は記録されていないが、二塁セーフの中谷には盗塁が記録された。
太陽は3回表、先頭の辻井弘が右中間に二塁打、藤井の右前打で無死一三塁、森下重好の二ゴロの間に三走辻井が還って2-0、中谷の三塁内野安打で一死一三塁、ここで再びダブルスチールを敢行、今度は酒沢が藤井の本盗を刺して二死二塁、伊勢川真澄が右越えにタイムリー二塁打を放ち3-0とする。
太陽は4回表、先頭の佐竹一雄が右前打で出塁、真田の投ゴロをピッチャー重松がエラー、松井信勝の一塁内野安打で無死満塁、トップに返り辻井の右前2点タイムリーで5-0として無死一三、金星ベンチはここで重松から内藤幸三にスイッチ、藤井の左犠飛で6-0と大きくリードする。
藤井勇は今季3本目の犠牲フライであったが全てレフトに流し打った打球。3回の無死二塁では走者を進めるための引っ張ったゴロで一二塁間を抜ける右前打、走者三塁の場面では無理せず流して確実に犠牲フライを狙う。戦前戦後期における最高の好打者らしいバッティングである。
太陽は9回表、一死後森下が左前打で出塁、中谷も左前打で続き、伊勢川の右中間タイムリー二塁打で7-0、荒川昇治の左前タイムリーで8-0とダメ押す。
金星は最終回、先頭の酒沢がストレートの四球で出塁、大友一明の右中間二塁打で無死二三塁、坪内道則の三塁タイムリー内野安打で1点返し、西沢道夫の左前タイムリーで2点目、清原の左前打で無死満塁、しかし小前博文の三ゴロは「5-4-3」と渡ってゲッツー、この間に三走坪内が還って3点を返したが反撃もここまで。
真田重蔵は最終回は少し気を抜いたようだが、8安打1四球3三振の完投で11勝目をマークする。
太陽は森下と中谷が猛打賞で16安打。1番から六番まで全員マルチヒットであった。
太陽初回の攻撃で、三番森下重好のセンターフライは太陽に入ったがセンター坪内道則が好捕。8月の太陽はほぼ真上に来るが、この日は午前10時3分試合開始とあって真夏の試合にしては太陽の位置が低かったため打球と重なったようだが、坪内が名人芸を見せた。
好調真田重蔵はこれで4連勝。その間に2度の延長12回引分けと今季初セーブも挟んでいる。真田は7月11日まで休み無しに投げ続けて7勝12敗と調子が上がらなかったが、2週間休んで7月26日の金星戦から4連勝となった。怪我のためではなく短期キャンプを張って立て直したようだ。