7月3日 (月) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 近畿 3勝13敗1分 0.188 清水秀雄
0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 阪急 8勝8敗1分 0.500 笠松実 天保義夫
二塁打 (急)高橋、山田
三塁打 (近)清水
勝利打点 なし
今季3度目の延長12回引分け
近畿は3回、先頭の加藤喜作は四球を選んで出塁、トップに返り松川博爾が送りバントを決めて一死二塁、八木進は四球を選んで一死一二塁、堀井数男の遊ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、ここで四番ピッチャー清水秀雄が右中間に三塁打を放ち2点を先制する。
清水は投げても阪急打線を4回まで無安打に抑える。
阪急は5回、先頭の坂井豊司が左前にチーム初ヒット、しかし笠松実は左飛、榎並達郎は三振、伊藤健一は右飛に倒れて無得点。
阪急は6回、先頭の山田伝が三前にセーフティバントを決めて無死一塁、上田藤夫は左飛に倒れるが、野口明の右前打で一走山田が三塁に走り一死一三塁、しかし四番髙橋敏は二飛、坂田清春の当りは右前に抜けるが、ライト鬼頭勝治が一塁に送球してアウト、ライトゴロでこの回も無得点。
近畿は9回表、先頭の岡村俊昭が三塁にヒット、木下勇が送りバントを決めて一死二塁、吉川義次は四球を選んで一死一二塁、しかし鬼頭は三振、加藤は二ゴロに倒れて2点リードのまま9回裏の守備に就く。
阪急は9回裏、一死後坂田が四球を選んで出塁、坂井の一ゴロをファースト木下が二塁に悪送球して一死一二塁、笠松に代わる代打三木久一がストレートの四球を選んで一死満塁、ここで榎並に代わって代打天保義夫が登場、天保がベンチの期待に応えて左前に2点タイムリーを放ち、土壇場で2-2と同点に追い付く。
阪急は10回から同点タイムリーを放った天保がマウンドに上がり近畿打線を12回まで無失点に抑える。
阪急は10回裏、二死後高橋が右中間に二塁打、坂田の遊ゴロをショート松川が一塁に悪送球して二死一三塁、しかしこのサヨナラのチャンスに坂井は遊ゴロ、今度は松川がきっちりと一塁に送球して無得点。
阪急は11回裏、一死後天保がレフト線に2打席連続ヒット、伊藤は中飛に倒れるが、トップに返り山田が右中間に二塁打を放って二死二三塁と又もサヨナラのチャンス、しかし野口明は二ゴロに倒れてここも無得点。
阪急は12回裏、一死後坂田が三前にセーフティバントを決めて出塁、しかし坂井の送りバントは捕邪飛となって失敗、畑中時雄に代わる代打安田信夫は三振に倒れ、延長12回引き分く。
引分の試合でしたが、この試合の殊勲賞は6回の守備でタイムリーを防ぐライトゴロを記録した近畿のライト鬼頭勝治でしょう。