2013年8月12日月曜日

15年 翼vs南海 14回戦


12月6日 (金) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計
0 0 0 0 0 0 0 0 1  0   1   2 翼     56勝38敗10分 0.596 浅岡三郎 野口二郎
0 0 0 0 0 0 1 0 0  0   0   1 南海 28勝70敗6分 0.286 川崎徳次

勝利投手 野口二郎 33勝11敗
敗戦投手 川崎徳次   1勝3敗

勝利打点 柳鶴震 4


柳鶴震、決勝タイムリー

 この試合は「14回戦」となります。秋季シリーズから引分けは再試合と決められたことによります。10月11日の「南海vsセネタース 11回戦」が延長12回0対0で決着がつかなかったため翼vs南海戦だけ14回戦まで行われることとなり、昭和15年の試合数は他の7球団は104試合ですが翼と南海だけは105試合となります。


 南海は2回、先頭の岡村俊昭が一塁に内野安打、木村勉が送って一死二塁、伊藤経盛が四球を選んで一死一二塁、しかし前田貞行は三振、川崎徳次は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は7回、先頭の岡村が中前打で出塁、木村が送って一死二塁、伊藤が四球を選んで一死一二塁とここまでは2回と同じ、今度は前田が中前にタイムリーを放って1点を先制する。

 翼は9回、先頭の苅田久徳の遊ゴロをショート加藤喜作が一塁に悪送球、白球が転々とする間に苅田は一気に三塁に進んで無死三塁、横沢七郎の左犠飛で1-1の同点に追い付く。

 同点に追い付いた翼は9回から先発の浅岡三郎に代えて野口二郎をマウンドに送る。更に本日はショートに入った苅田がセカンドに回り、セカンドのサム高橋吉雄に代わって柳鶴震がショートに入るシフトをとる。このシフトが本日の試合を決する伏線となった。

 南海は9回裏、先頭の岡村が左前にこの日3本目のヒット、木村がこの日3つ目の送りバントを決めて一死二塁、伊藤は三振に倒れ、前田が四球を選んで二死一二塁、しかし川崎は遊飛に倒れて、今季このカード5試合目の延長戦に突入する。

 翼は11回、先頭の苅田の三ゴロをサード前田が一塁に悪送球する間に苅田は二塁に進み、横沢が送って一死三塁、9回の守備からショートに入っている柳が左前に決勝タイムリーを放って2-1とする。

 野口二郎は2イニングを1安打1四球2三振無失点に抑えて33勝目をあげる。川崎徳次は11回を完投して7安打3四球2失点、自責点はゼロであった。


 9回からショートの守備に入った柳鶴震が11回に決勝タイムリーを放った。柳は9月23日のセネタースvsタイガース10回戦でも延長11回表に決勝タイムリーを放っています。3月24日のジャイアンツ1回戦ではスタルヒンから満塁ホームランを打っている強打者です。柳は今季歴代最多の75失策を記録しますが、この記録は試合に使い続けられなければ達成できない記録でもあります。75失策だけを取り上げて柳鶴震を評価する人間は数多く存在しますが、苅田監督が何故柳鶴震を使い続けたのかを考える人間はこの世に筆者しかいないのでしょうか。苅田は柳の強打を買っていたから柳を使い続けたのです。柳の最多失策記録を揶揄する人たちの中で、苅田久徳以上の野球センスを持っている人はいるのでしょうか?当ブログは、苅田の判断を支持します。









                  *野口二郎はリリーフで33勝目をあげる。












     *柳鶴震が延長11回に決勝打を放った翼打線。苅田久徳はショートで先発しています。












 

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