7月の月間MVPはア・リーク打撃部門はエイドリアン・ベルトレ、投手部門はクリス・アーチャー、ナ・リーグ打撃部門はジェイソン・ワース、投手部門はクレイトン・カーショウと発表されました。何と当ブログの予想は全員的中!4打数4安打を記録しました。
世間では黒田の防御率0.55だけを取り上げて「月間エムヴイピーだぁ~」と騒いでおりましたが、月間MVPは防御率だけで決まる訳ではありません。防御率だけで決まるのであれば「月間最優秀防御率賞」に名称を変更するべきでしょう。黒田のピッチングを否定するつもりは全くないのですが、7月のア・リーグには35イニングス以上投げた投手が17人(34回3分の2の岩隈とマット・ムーアを含めると19人)います。黒田のピッチングは無駄球が多く1試合当たりの投球回数が少ないので7月は33イニングスしか投げていません。メジャーでは130球投げることが許されませんので今のピッチングを続ける限り1イニング当りの投球数が少なくなることは考えられず、投球回数が少なくなり評価は落ちます。これは黒田のピッチングスタイルを否定しているのではなく、客観的事実を語っているだけです。昨年のサイ・ヤング賞予想では、当ブログは投球回数が少ない事を承知の上で投球内容の良いジェレッド・ウィーバーと予想しましたが案の定、得票は集まらず大外れとなりました。もちろん当ブログは投球回数が少なくてもそのピッチング内容に納得性が高ければ昨年のジェレッド・ウィーバー同様高く評価する考えは変わりませんが、黒田のピッチングでは投球回数が少ない事を覆すだけのインパクトが感じられません。
クリス・アーチャーは無名の新人なので日本で報道されることは皆無ですが、百聞は一見に如かず、7月27日にヤンキースを2安打完封したピッチングを是非ご覧ください。大したボールを投げている訳ではないので日本人投手でも十分対抗できるはずであると考えています。ではどこが違うのか、ここが問題ですね(笑)。画像はMLB.comのホームページで無料で確認することができます。
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