野球殿堂博物館から贈られてきました。
長く維持会員をやっていると、たまにはいいこともあるもんですね(笑)。
当ブログが野球殿堂博物館に通い始めたのは50年以上前のこと。まだ後楽園球場の横に別棟で建っていた「野球体育博物館」でした。後楽園球場に東映vs 西鉄戦を観に通っていた頃、隣に不思議な建物があったので入ってみたら、そこが「野球殿堂」であることを知ってびっくり仰天したのです。薄暗い部屋に沢村栄治などのレリーフが飾ってあって、荘厳な雰囲気に圧倒されました。
維持会員になったのは10数年前のこと。年に20回以上行ってましたので、維持会員になった方が儲かるという不純な動機がきっかけでした。戦前編の「実況中継」でも活用していた当時の読売新聞の記事は、図書室でコピーさせてもらったものです。
戦前の読売新聞のスクラップは鈴木龍二の寄贈となっていますが、スクラップしていたのは河野安通志でした。河野の死後、遺族の困窮を知った鈴木龍二が買い取ったものを野球体育博物館に寄贈したのです。鈴木龍二は「カミソリ龍二」と呼ばれた有能な新聞記者でしたが野球に関しては素人でした。
野球殿堂博物館は戦前唯一の公式記録である「日本職業野球聯盟公報」全巻を所有していますが、複数の方から集めたものです。一方、当ブログが所有する「日本職業野球聯盟公報」全巻は鈴木惣太郎が所有していたものであり、一個人で集めた「全巻揃い」を所有しているのは当ブログだけとなります。
また、当ブログが故・千葉功氏から「俺は2冊持っているから君に一冊やるよ」と頂いた昭和21年の公式記録集は野球殿堂博物館も持っていません。
ということで、「かっとばし」くらいは頂いても罰は当たらないでしょう(笑)。