2013年8月2日金曜日

三冠への道 2013 ⑬



 7月の試合が終了しましたので恒例の月間MVP予想といきましょう。今月はア・リーグではタンパベイ・レイズが21勝5敗、ナ・リーグではロサンゼルス・ドジャースが19勝6敗と快進撃を見せました。


 レイズの快進撃を支えた三本柱の成績は、

ディビッド・プライス 6試合で5勝1敗、48回3分の1を投げて防御率1.68、奪三振35個、WHIP0.70
クリス・アーチャー  5試合で4勝0敗、37回3分の0を投げて防御率0.73、奪三振22個、WHIP0.65
マット・ムーア    5試合で4勝0敗、34回3分の2を投げて防御率2.08、奪三振32個、WHIP0.81


 ムーアは28日のヤンキース戦で5イニングを投げて被安打8、自責点5を記録して脱落しました。プライスは48回3分の1を投げて与四球は僅かに1個と抜群のコントロールでした。クリス・アーチャーは完封勝利が2試合あり、特に27日のヤンキース戦は2安打完封でした。しかも37回を投げて17本のヒットしか打たれたおらず、被打率は1割4分でプライスの1割9分4厘を大きく上回ります。当てにいくなら昨年のサイ・ヤング勝投手ディビッド・プライスと予想するべきなのでしょうが、当ブログは敢えてクリス・アーチャーと予想します。何故ならアーチャーは無名だからです。一人くらいこういう天邪鬼なブログがいないと世の中面白くない(笑)。


 ナ・リーグ投手部門はクレイトン・カーショウで鉄板でしょう。今月6試合に登板して4勝1敗、47回を投げて防御率1.34、奪三振43個、WHIP0.60、被打率1割6分1厘、与四球は2個だけでした。ライバルはいません。



 ア・リーグ打撃部門はテキサスのエイドリアン・ベルトレが103打数38安打19打点9本塁打、3割6分9厘、OPS1.084でした。ライバルは財政破綻したデトロイトのトリー・ハンター99打数37安打22打点7本塁打、3割7分4厘、OPS1.074と、シアトルのカイル・シーガー96打数38安打14打点6本塁打、3割9分6厘、OPS1.100となります。月間MVPはホームランが多い選手が選ばれる傾向にありますので、当ブログはエイドリアン・ベルトレと予想します。


 ナ・リーグ打撃部門はドジャースの快進撃を引っ張ったハンリー・ラミレスが104打数38安打17打点5本塁打、3割6分5厘、OPS1.065でしたが、ワシントンのジェイソン・ワースが90打数33安打22打点7本塁打、3割6分7厘、OPS1.072とラミレスを上回っています。打数が少ないのは四球が15個と多いためでサボっている訳ではありません。2~3日前まではハンリー・ラミレスと考えていましたが、当ブログはジェイソン・ワースと予想します。



 因みに、当ブログはフィリーズ王朝が崩壊した原因はジェイソン・ワースの放出にあったと考えています。ロリンズ、アトリー、ハワードの後ろを打つ打撃と共にライトの守備がフィリーズ王朝を支えていたと見ていました。「Wikipedia」によると、「2012年、4月13日の金曜日、延長13回にサヨナラヒットを放った。これは1963年のウィリー・スタージェル以来」とのことですが、こういう記録が整備されているところがメジャーの凄いところです。「ジェイソン」と言えば「13日の金曜日」ですね。



 当ブログでは今季から月間MVP予想を公表しております。短期決戦なので一試合たりとも気が抜けません。今月も1週間前まではア・リーグ投手部門はマット・ムーア、ナ・リーグ打撃部門はハンリー・ラミレスと考えていましたが最終予想は変更しました。これまで3カ月で12人を予想して6勝6敗で的中率は5割となっていますが今月は如何に、いざ勝負!







*ジェイソン・ワースの前に13日の金曜日に延長13回サヨナラホームランを放ったウィリー・スタージェルの直筆サインカード。
















 

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