2023年3月25日土曜日

22年 大阪vs太陽 1回戦

4月18日 (金) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 大阪 0勝1敗 若林忠志 
0 0 0 1 1 0 1 2 X 5 太陽 1勝0敗 池田善蔵

勝利投手 池田善蔵 1勝0敗 
敗戦投手 若林忠志 0勝1敗

二塁打 (大)藤村 (太)藤井

勝利打点(太)辻井弘 1

猛打賞 (太)松井信勝 1


池田善蔵、初登板初勝利

 今年から甲子園がプロ野球で使えることとなった。

 ということで、開幕週初日、甲子園の第1試合は今季監督に就任した若林忠志と新加入の池田善蔵の先発で午後1時5分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、一死後塚本博睦が中前打、三番に起用された山口政信が四球を選んで一死一二塁、監督から主将に変わった藤村富美男の二ゴロは「4-6-3」と渡るゲッツー。

 太陽は1回裏、一死後佐竹一雄の三ゴロをサード藤村が一塁に悪送球、藤井勇の二ゴロは「4-6-3」と渡るゲッツー。

 大阪は3回表、二死後塚本が2打席連続中前打、塚本が二盗を決め、山口の中前タイムリーで1点を先制する。

 太陽は4回裏、先頭の藤井がライト線に二塁打、四番に入った中谷順次は左邪飛に倒れ、森下重好の一ゴロの間に藤井は三進、伊勢川真澄の中前タイムリーで1-1の同点に追い付く。

 太陽は5回裏、先頭の池田が右前打で出塁、松井信勝も右前打で続いて無死一二塁、大阪ベンチはここでライトの山口をファーストに回しファースト玉置玉一に代わり富樫淳をライトに入れて一息入れるが、トップに返り辻井弘が右前にタイムリーを放ち2-1と勝ち越す。

 太陽は7回裏、先頭の松井が中前打、トップに返り辻井が三塁に内野安打、佐竹の遊ゴロでショート長谷川善三は三塁に送球して二走松井は三封、藤井の遊ゴロで一走佐竹は二封されて二死一三塁、中谷が左前にタイムリーを放ち3-1とリードを広げる。

 太陽は8回裏、先頭の伊勢川真澄の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラー、平野徳松は二遊間にヒット、池田が3球ファウルで粘って四球を選び無死満塁、松井の3安打目が右前タイムリーとなって4-1、トップに返り辻井の中犠飛で5-1と突き放す。

 池田善蔵は最終回、死球とヒットで2走者を出すが最後は長谷川に代わる代打御園生崇男を遊ゴロに打ち取り、6安打4四球1死球2三振でプロ入り初登板を完投で飾りプロ入り初勝利をあげる。

 この試合では筒井修が三塁塁審として審判デビューしている。筒井は戦争で負傷して選手生命を絶たれたが、審判員として3,451試合に出場し野球殿堂入りすることとなる。

 この試合では治村宗三も公式記録員としてデビューしている。スコアカードの「記録者署名」欄に「治村宗三」の署名が認められるのはこの試合が初めてであるが、戦前から非公式に公式記録員を務めていた可能性は否定できない。昭和17年から関西の試合で公式記録員を務めていた山内以九士は郷里の松江に戻っていたが上京してこの年の後半から関東の試合で公式記録員を務めることとなる。



野球週報2023 ⑪

3月12日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、スライダー。混んでいたので3打席で終了。

3月13日(月) 出勤日。

3月14日(火) 出勤日。

3月15日(水) 天王洲アイルで品川ビッグスターズの練習。

3月16日(木) 出勤日。

3月17日(金) 出勤日。

3月18日(土) 春季リーグ第三戦の予定は雨天中止。といういことで、ジムでViPR、体幹、筋トレ、有酸素のフルコース。


2023年3月22日水曜日

22年 東急vs金星 1回戦

4月18日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 1 0 0 0 0  0  1 東急 0勝1敗 白木義一郎 
0 0 0 0 0 0 0 0 2X 2 金星 1勝0敗 江田孝

勝利投手 江田孝        1勝0敗 
敗戦投手 白木義一郎 0勝1敗

二塁打 (東)鈴木 (金)坪内、内藤

勝利打点 なし


内藤幸三の実質的サヨナラ打で開幕

 昭和22年プロ野球が開幕。

 第1節初日の後楽園第1試合は白木義一郎と江田孝の先発で午後1時2分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 昨年終盤急速に力を付けた江田は立ち上がりから好調で3回まで三者凡退に抑える。

 昨年最多勝の白木も3回まで味方エラーで一人の走者を出したのみ。

 東急は4回表、昨年の三塁打王鈴木清一がレフトに二塁打で出塁、一言多十が中前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 金星も4回裏、一死後坪内道則監督が右中間に二塁打を放つが、西沢道夫は中飛、清原初男は右飛に倒れて無得点。

 東急は5回、6回と走者を出すが何れも併殺でチャンスを潰す。

 金星は5回裏、先頭の小前博文が右前打から二盗を決め、辻功の送りバントで一死三塁と同点のチャンス、しかし江田は三振、坂本勲はファーストライナーに倒れて無得点。

 金星の6回裏は一番から始まる好打順、先頭の酒沢政夫が中前打、大友一明が左前打で続いて無死一二塁、坪内の三ゴロで二者進塁して一死二三塁と一打逆転のチャンス到来、西沢の遊ゴロで三走酒沢がホームに突っ込むがショート鈴木からの好返球にタッチアウト、西沢が二盗を決め、清原が四球で歩いて二死満塁、しかし小前は一塁ファウルフライに倒れて無得点。

 東急は7回表、一死後大下弘が二遊間にゴロのヒット、長持栄吉の二ゴロで大下は二進、熊耳武彦が三遊間を破ると大下は三塁ベースを蹴ってホームに突進、しかしレフト小前からの返球をカットしたピッチャー江田の本塁送球にタッチアウト。

 昭和22年になっても外野からの本塁送球に対してピッチャーが中継に入っている。

 1点ビハインドのまま迎えた金星最終回の攻撃、先頭の西沢が中前打で出塁、清原も左前打を放って無死一二塁、小前は一邪飛、辻功に代わる代打中村信一も三振に倒れて二死一二塁、ここで江田の代打に内藤幸三が登場、内藤の打球は左中間を抜け、二走西沢は生還してまず同点、一走清原も二塁、三塁を回ってホームに向かい、レフト大下からの返球を中継したサード大沢喜好からの本塁送球にタイミングはアウトであったがキャッチャー熊耳が落球、金星スターズが開幕戦をものにする。

 江田孝は4安打2四球2三振の完投で今季初勝利を飾る。

 決勝点は熊耳のエラーによるもので勝利打点は付かないが、実質的ヒーローが内藤幸三であったことは言うまでもない。内藤の記録は打点1の二塁打である。

 注目の大下のバッティングであるが、昨年終盤にかけて打撃スタイルを変えた方向を踏襲しており、ヒットは二遊間にゴロのヒット、凡退もレフトフライが2本である。大下は今年は首位打者を狙っているのではないか。

 この開幕戦では新戦力の登場は無く、スポンサーが変わっただけで昨年のセ軍vsゴ軍戦とほぼ同じメンバーでの戦いであった。

21年 10・11月 月間MVP

月間MVP

投手部門
 セ軍 白木義一郎 1
 115回3分の1を投げて8勝5敗、防御率2.18、WHIP1.02、奪三振率2.97。30勝で最多勝を決める。

打撃部門
 タ軍 土井垣武 1
 73打数31安打、12得点15打点、本塁打2本。打率4割2分5厘。


野球週報2023 ⑩

3月5日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、スライダー、130㌔、スライダー。

3月6日(月) 出勤日。

3月7日(火) 出勤日。

3月8日(水) 天王洲アイルで品川ビッグスターズの練習。

3月9日(木) 出勤日。

3月10日(金) 出勤日。

3月11日(土) 春季リーグ第二戦、対東京スターズ戦。一番ライトで出場して3打数1安打1打点。 


21年 第28節 週間MVP

週間MVP
投手部門 
 ゴ軍 内藤幸三 3
 31日の巨人戦で1安打完封。キャリアで最高のピッチング。

打撃部門
 タ軍 金田正泰 1
 18打数9安打4得点5打点で逆転首位打者。

殊勲賞
 タ軍 土井垣武 2
 19打数7安打4得点8打点。2日のパ軍戦で逆転満塁走者一掃三塁打。

 巨人 千葉茂 1
 17打数5安打5得点7打点。2日のセ軍戦で逆転満塁ホームラン。

 中部 笠石徳五郎 1
 17打数5安打5得点7打点。2日のセ軍戦で逆転満塁ホームラン。

 セ軍 大下弘 3
 18打数7安打4得点4打点。20号本塁打を放つ。

敢闘賞
 セ軍 白木義一郎 1
 今節3勝で最多勝。

 パ軍 辻井弘 2
 19打数8安打2得点6打点。

技能賞
 ゴ軍 酒沢政夫 2
 1日の中部戦3回の守備で失策、野選、刺殺、補殺を記録。

 セ軍 鈴木清一 1
 19打数6安打3得点4打点、三塁打3本で最多三塁打。

野球週報2023 ⑨

2月26日(日) 休養日。

2月27日(月) 出勤日。

2月28日(火) 出勤日。

3月1日(水) 天王洲アイルで品川ビッグスターズの練習。

3月2日(木) 出勤日。

3月3日(金) 出勤日。

3月4日(土) 春季リーグ初戦、対中央シーガル戦。一番ライトで出場して4打数1安打2盗塁。

 

2023年3月20日月曜日

ゴーイングコンサーン 注記

 近年ブログサービスの終了事例が相次いでいます。

 Yahoo!ブログやLINE BLOGが終了し、GoogleのBloggerもいつまで継続するかは分かりません。

 当ブログが2010年にスタートする際、「Blogger」を選択した理由は企業としての「Google」の安定性を評価していたからでした。現状において「Blogger」の終了は公表されていませんので当ブログの選択が間違っていたとは思いませんが今後の継続性については疑義がありますので、ゴーイングコンサーンの観点から注記します。

 当ブログのアクセス数は過去ログが99%以上を占めており、ブログというより「データベース」として活用していただいているという特徴があります。更新が1週間途絶えてもアクセス数に変化はなく、むしろ連日更新しているとアクセス数が減少するという傾向があります。

 「Blogger」のサービスが終了した場合は、他のブログサービスへの移行措置が考えられますが、「Blogger」と同等のデータベースとしての活用ができる保証はありませんのでご注意ください。

 

21年 グレートリングvs中部日本 15回戦

11月5日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 1 0 4 グ軍 65勝38敗2分 0.631 別所昭 丸山二三雄 
3 0 0 0 0 2 0 2 X 7 中部 42勝60敗3分 0.412 清水秀雄

勝利投手 清水秀雄 2勝1敗(10勝3敗)
敗戦投手 別所昭  19勝13敗

二塁打 (グ)山本 (中)小鶴、杉浦
三塁打 (グ)堀井
本塁打 (中)笠石徳五郎 1号

勝利打点(中)笠石徳五郎 1

猛打賞 (中)杉浦清 4


最終戦は笠石徳五郎が決勝本塁打

 昭和21年度最終戦は、第1試合で巨人が負けてグ軍の優勝が決まってしまったため、気の抜けたサイダーのような消化試合となる懸念があったが、面白いゲームとなった。

 最終節最終日の第2試合は別所昭と清水秀雄の先発で午後2時22分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 古巣に対することになった清水は勝てばパ軍と並び単独最下位から抜け出せるとあって気合十分のピッチング。

 一方、胴上げ投手を狙っていた別所は気合不足だったかもしれない。

 中部は初回、先頭の岩本章が四球を選んで出塁、金山次郎は中前打、古川清蔵の三ゴロはサード河西俊雄がベースを踏んで岩本は三封、1試合休んで四番復帰の小鶴誠が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち2-0、杉浦清監督が中前タイムリーで続き3点を先制する。

 グ軍は3回表、先頭の筒井敬三がストレートの四球で出塁、宮崎仁郎の一ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り安井亀和もストレートの四球で一死一二塁、河西が三前にバントヒットを決めて一死満塁、田川豊の右犠飛で1-3、二走安井もタッチアップから三塁に進み、河西も二盗を決めて二死二三塁、山本一人監督がレフト線に同点の2点タイムリー二塁打を放ち3-3と追い付く。

 戦後初年度優勝の原動力となった機動力を活かしたグ軍らしい攻撃であった。

 別所は4回、5回を三者凡退に抑えて立ち直ったかに見えたが、6回に捕まった。

 中部は6回裏、先頭の古川が中前打で出塁、小鶴の三ゴロは「5-4-3」と渡るゲッツー、杉浦が左前打を放って二死一塁、ここで笠石徳五郎がライトスタンドにツーランホームランを放ち5-3と勝ち越す。

 グ軍は8回表、二死後堀井数男が右中間に三塁打、別所に代わる代打丸山二三男が右前にタイムリーを放ち4-5と追い上げる。

 グ軍のマウンドにはそのまま丸山が上がる。

 中部は8回裏、先頭の金山がストレートの四球で出塁、一死後金山が二盗を決め、二死後杉浦がレフト線にタイムリー二塁打を放ち6-4、笠石も中前にタイムリーで続き7-4と突き放す。

 清水秀雄は7安打4四球2三振の完投でグ軍から移籍後2勝目、グ軍在籍時の8勝と合わせて10勝目をマークする。

 清水は夏場はプロ野球の場に顔を見せなかった。故郷に戻って松江中学を指導して甲子園に出場、プロ野球などやっているヒマはなかったのである。

 中部はパ軍と同率で並び単独最下位から抜け出した。最終戦の殊勲者は決勝ホームランと追撃のタイムリーを放った伏兵笠石徳五郎であった。

 グ軍は機動力野球で戦後初年度ペナントレースを制した。河西俊雄と田川豊のシーズン途中加入により安井-河西-田川と並ぶ上位打線を形成して塁上をかき回し、95打点で2位大下を20点以上引き離し打点王に輝いた山本一人監督が還すパターンで得点を重ねた。河西が39個で盗塁王、安井が32個、田川が26個で、山本まで32個の盗塁を記録した。この4人が盗塁数上位5位までにランクイン(他チームでは山田伝が36個で2位、坪内道則が26個で5位タイ)したのである。

 グ軍の機動力野球は本を読んだり数字を眺めただけでもある程度の概要を把握することはできるが、どのような経緯で形成され、どのような経過を辿っていって優勝に結び付いたのかは当ブログが解き明かすまで誰も理解していなかった。

野球週報2023 ⑧

2月19日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、カーブ、130㌔、スライダー。左のスライダーの打席では7本連続真っ芯と絶好調。

2月20日(月) 出勤日。

2月21日(火) 出勤日。

2月22日(水) 南埠頭で品川ビッグスターズの練習。

2月23日(木) 出勤日。

2月24日(金) 休養日。

2月25日(土) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、120㌔、130㌔、スライダー、130㌔。


2023年3月19日日曜日

21年 巨人vsセネタース 15回戦

11月5日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 巨人 64勝39敗2分 0.621 中尾輝三 川崎徳次 
1 1 0 0 2 0 0 0 X 4 セ軍 47勝58敗 0.448 白木義一郎

勝利投手 白木義一郎 30勝22敗 
敗戦投手 中尾輝三     11勝10敗

三塁打 (セ)鈴木
本塁打 (セ)大下弘 20号

勝利打点(セ)熊耳武彦 3


白木30勝、大下20号 グ軍の優勝決定

 昭和21年最終日、巨人が勝ってグ軍が負けると同率となって優勝決定戦にもつれ込むとあって、平日にもかかわらず後楽園球場には11,583人の観衆が詰めかけた。

 その第1試合は中尾輝三と白木義一郎の先発で午後零時38分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人はグ軍との優勝決定戦に備えて藤本英雄を温存したか。

 白木義一郎は30勝目を狙う。

 セ軍は初回、先頭の鈴木清一はセンターライナー、一言多十はファーストライナーと、打球は芯で捉えている。続く飯島滋弥は四球で出塁、大下弘は流し打って三塁内野安打、白木も四球を選んで二死満塁、熊耳武彦の右前タイムリーで1点を先制、二走大下も三塁ベースを蹴ってホームを狙うがライト林清一からの好返球にタッチアウト。

 セ軍は2回裏、二死後清水喜一郎がストレートの四球で出塁、トップに返り鈴木の打席でパスボールがあり二死二塁、鈴木が右中間にタイムリー三塁打を放ち2-0とする。続く一言が四球で歩くと巨人ベンチはピッチャー交代の様子、当然藤本の登板かと思われたところ、マウンドには8月に南方戦線から帰還して10月23日に選手登録されたばかりの川崎徳次が上がり、飯島も四球を選んで二死満塁、大下は第2打席も流し打ちを狙うが三邪飛に倒れて三者残塁。

 セ軍は5回裏、先頭の飯島が3打席連続四球で出塁、大下はここも流し打つと打球は大きく弧を描いてレフトスタンドに吸い込まれ第20号ツーラン、4-0と大きくリードする。

 巨人は8回表、一死後呉新亨が左前打から二盗に成功、二死後千葉茂が左前にタイムリーを放ち1点を返すが反撃もここまで。

 セ軍が逃げ切りグ軍の優勝が決定した。

 白木義一郎は4安打3四球3三振の完投で30勝目をマークする。

 大下弘がレフトスタンドに第20号ホームランを叩き込んだ。大下の左方向への本塁打はこれが初めてである。大下は第4打席でもレフトフライを打っており、この日の打球は全て意識的に逆方向に打っている。当ブログは、今後大下はアベレージヒッターへの道を歩んで行くと予言する。

 白木の30勝、大下の20号の陰に隠れているが、鈴木清一が今季14本目の三塁打を放ち、13本で並んでいた金田正泰を抜いて戦後初年度の三塁打王に輝いた。首位打者の金田は152安打、鈴木は約半分の84安打で14本の三塁打を記録しており価値が高い。当ブログが大下の革命的バッティングを間近で見ていたことが要因であると推測しているのは既報のとおり。

野球週報2023 ⑦

2月12日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、スライダー、130㌔、スライダー、カーブ、130㌔。

2月13日(月) 出勤日。

2月14日(火) 出勤日。

2月15日(水) 寒かったので練習は休んで休養日

2月16日(木) 出勤日。

2月17日(金) 出勤日。

2月18日(土) 千代田レジェンズとの練習試合。途中出場で第1打席はセンター左をライナーで抜く会心のタイムリー二塁打。

 

2023年3月18日土曜日

21年 中部日本vsタイガース 15回戦

11月4日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 計
2 1 3 3 0 2 0 0 11 中部 41勝60敗3分 0.406 松尾幸造 森井茂 
0 2 3 0 0 2 0 2  9  タ軍 59勝46敗 0.562 野崎泰一 御園生崇男

勝利投手 森井茂   10勝13敗 
敗戦投手 野崎泰一 7勝13敗

二塁打 (中)古川、杉浦2、三村、森井、大沢 (タ)武智
三塁打 (中)笠石
本塁打 (中)山本尚敏 1号 (タ)土井垣武 4号、長谷川善三 2号

勝利打点(中)杉浦清 6


中部、8回コールドで逃げ切る

 最終節5日目の第2試合は小雨が降り続く中、松尾幸造と野崎泰一の先発で午後2時40分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 中部は最終2戦に連勝すれば42勝60敗3分でパ軍に追い付き単独最下位から抜け出すことができる。但し、主砲小鶴誠は欠場した。

 その中部は初回、一死後金山次郎が四球で出塁、古川清蔵の左越え二塁打で一死二三塁、小鶴に代わって四番に入った杉浦清監督が右中間に先制の2点タイムリー二塁打を放ち2-0とリードする。

 中部は2回表、一死後三村勲が左中間に二塁打、トップに返り岩本章は四球、金山の左前タイムリーで3-0とする。

 タ軍は2回裏、先頭の藤村富美男監督が中前打で出塁、土井垣武がレフトスタンドにツーランを叩き込んで2-3と追い上げる。

 中部は3回表、小鶴に代わってファーストで出場の大沢清が中前打で出塁、笠石徳五郎が四球を選んで無死一二塁、藤原鉄之助の右前タイムリーで4-2、一走笠石は三塁に進み、藤原が二盗を決めて無死二三塁、松尾は三振に倒れるが、三村の二ゴロの間に三走笠石が還って5-2、トップに返り岩本の三塁線タイムリーで6-2とリードを広げる。タ軍はは野崎に代わって御園生崇男がマウンドに上がる。

 雨模様なので先にリードしたいところで、両軍積極的な攻撃を仕掛ける。

 タ軍は3回裏、一死後呉昌征が四球で出塁、首位打者を狙う金田正泰が三前にセーフティバントを決めて一死一二塁、本堂保次はストレートの四球で一死満塁、藤村の中犠飛で3-6、土井垣は四球で二死満塁、山口政信が左前に2点タイムリーを放ち5-6と追い上げる。

 中部は4回表、先頭の杉浦がレフト線に二塁打、大沢の右飛で杉浦はタッチアップから三進、笠石が右越えにタイムリー三塁打を放ち7-5、二死後松尾に代わる代打山本尚敏がレフトスタンドに代打ツーランホームランを放ち9-5と再び突き放す。

 中部は先発の松尾に代打が起用されたので4回から森井茂がマウンドに上がる。

 タ軍4回裏の攻撃、金田の第3打席で代打に武智修が起用される。金田は四球とヒットの1打数1安打で打率を3割4分7厘に上げて田川豊に5厘差を付けたので、藤村監督は金田を引っ込めて逃げ切りを図ったようだ。

 中部は6回表、一死後大沢が得意の右打ちでゴロを転がすとセカンド武智がエラー、二死後藤原が右前打、森井がレフト線にタイムリー二塁打を放ち10-5、ワイルドピッチで三走藤原が還って11-5とリードを広げる。

 タ軍は6回裏、一死後御園生がストレートの四球で出塁、長谷川善三がライトポール際にツーランホームランを叩き込んで7-11とする。

 雨脚が強くなって3時50分から試合は10分間中断、4時に再開された。

 タ軍は8回裏、先頭の渡辺誠太郎に「代わる代打高山泰夫が四球で出塁、御園生も四球で無死一二塁、一死後呉昌征の右前タイムリーで8-11、一死一三塁から武智の三ゴロ併殺崩れの間に三走御園生が還って9-11と追い上げる。続く本堂は三振に倒れて8回裏の攻撃を終える。

 ところが再び雨脚が強くなり、4時25分に池田球審がゲームセットをコールして8回コールドゲームとなった。

野球週報2023 ⑥

2月5日(日) 秋葉原のバッティングセンターで120㌔、130㌔、カーブ、120㌔、スライダー。

2月6日(月) 出勤日。

2月7日(火) 出勤日。

2月8日(水) 天王洲アイルのグラウンドで品川ビッグスターズの練習。

2月9日(木) 出勤日。

2月10日(金) 出勤日。

2月11日(土) ジムでバイク7㎞、ラン1㎞、ウォーク1㎞、チューブトレーニング。 


2023年2月25日土曜日

21年 パシフィックvsセネタース 15回戦

11月4日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 1 0 3 0 0 0 0  4  パ軍 42勝60敗3分 0.412 井筒研一 湯浅芳彰 
0 0 3 5 0 0 1 1 X 10 セ軍 46勝58敗 0.442 白木義一郎

勝利投手 白木義一郎 29勝22敗 
敗戦投手 井筒研一    13勝18敗

二塁打 (パ)松井 (セ)一言
三塁打 (セ)一言、熊耳
本塁打 (パ)森下重好 6号 (セ)飯島滋弥 12号

勝利打点(セ)大下弘 10

猛打賞 (セ)飯島滋弥 9


飯島12号 月に向かって打つ

 最終節5日目の第1試合は雨模様の中、井筒研一と白木義一郎の先発で午後零時40分、桝球審の右手が上がりプレイボール。

 パ軍は3回表、先頭の白石敏男の当りは遊ゴロ、これをショート鈴木清一が一塁に悪送球して白石は二塁に進み、木暮力三の三前バントが内野安打となって無死一三塁、藤井勇の中前打で1点を先制する。

 セ軍は3回裏、先頭の清水喜一郎が三塁に内野安打、トップに返り鈴木の一ゴロをファースト辻井弘が二塁に悪送球して無死一二塁、一言多十のライト線タイムリー二塁打で1-1の同点、飯島滋弥は四球を選んで無死満塁、大下弘が左前に2点タイムリーを放ち3-1と逆転する。白木のファウルフライはピッチャー井筒がキャッチ、熊耳武彦は四球を選んで一死満塁、長持栄吉の投ゴロで三走飯島は本封、根津弘司は三ゴロに倒れて三者残塁。

 セ軍は4回表、先頭の清水は二飛に倒れるが、トップに返り鈴木が四球で出塁、一言が右中間にタイムリー三塁打を放ち4-1、飯島の中前タイムリーで5-1、大下も中前打、白木は左飛に倒れるが、熊耳がレフトに2点タイムリー三塁打を放ち7-1、長持も中前タイムリーで続きこの回5点、8-1と大きくリードする。

 セ軍は2イニング連続で打者一巡の猛攻を見せた。

 パ軍は5回表、一死後白石がライト線にヒット、二死後藤井が中前打、ここで主砲森下重好がレフトスタンドにスリーランを叩き込んで4-8と反撃する。

 5回裏からパ軍のマウンドには二番手として湯浅芳彰が上がった。この試合は1時08分から1時22分まで、雨が強くなったため14分間中断している。当時の試合時間から推測すると、この中断をきっかけに井筒から湯浅に後退したと考えられる。

 セ軍は7回裏、先頭の長持はキャッチャーへの守備妨害でアウト、根津は中前打、清水は四球を選んで一死一二塁、トップに返り鈴木がレフト線にタイムリーを放ち9-4と突き放す。

 セ軍は8回裏、先頭の飯島がレフトスタンドに第12号ホームランを叩き込んで10-4として試合を決める。

 最多勝が確定している白木義一郎は10安打を許したが無四球1三振の完投で29勝目をマークする。

 飯島滋弥が今季12本目の本塁打を放った。大下の19本の陰に隠れているが、昭和13年にバッキー・ハリス(春6本、秋5本)と中島治康(春1本、秋10本)が記録した年間11本塁打を上回る新記録である。目の前で大下の革命的バッティングを見続けてきた飯島は、自らも月に向かって打つ打撃術を身に付け、後に大杉に伝授することとなる。

 飯島は大下の前の三番を打っているので、凡退又は本塁打を打ったらベンチから、塁に出たら一塁ベース、二塁ベース、三塁ベースから(飯島はここまで二塁打23本、三塁打5本、11盗塁)と、360度の角度から大下のバッティング技術を分析できるという特権を有する立場にあった。主にトップを打ってきた鈴木清一にも同じことが言える。球史では無名に近い鈴木清一が首位打者の金田正泰を抑えて三塁打王に輝いたという事実が、大下が周りに与えた影響力の大きさを物語っているのである。

2023年2月23日木曜日

21年 巨人vsグレートリング 15回戦

11月3日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 4 0 1 1 1 6 0 0 13 巨人 64勝38敗2分 0.627 藤本英雄
0 0 0 0 0 3 0 2 1  6  グ軍 65勝37敗2分 0.637 丸山二三男 長谷川治 松川博爾

勝利投手 藤本英雄     21勝6敗 
敗戦投手 丸山二三男 25勝15敗

二塁打 (巨)藤本、川上2、山川、多田 (グ)宮崎、安井
三塁打 (巨)千葉 (グ)河西
本塁打 (巨)多田文久三 3号 (グ)山本一人 4号

勝利打点(巨)藤本英雄 2

猛打賞 (巨)呉新亨 9、千葉茂 7


決戦は日曜日

 さぁ、決戦の日がやってきた。

 史上最多となる34,708人の大観衆が見つめる中、巨人は藤本英雄、グ軍は丸山二三男の先発で午後3時2分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 後がない巨人は2回表、先頭の多田文久三が四球を選んで出塁、中島治康の穴を埋め活躍著しい林清一が中前打で続いて無死一二塁、藤本がレフト線に先制のタイムリー二塁打を放ち1-0、山田潔はストレートの四球で無死満塁、トップに返り呉新亨が中前に2点タイムリーを放ち3-0、一走山田は三塁に進んで無死一三塁、山川喜作は三振に倒れて一死一三塁、ここで呉新亨がディレード気味にスタートを切ると丸山はファースト山本一人監督に送球、山本がショート宮崎仁郎に送球すると三走山田がホームに突っ込み、宮崎からの本塁送球にタッチアウト、二死三塁となって千葉茂が中越えにタイムリー三塁打を放ち、この回4点を先制して試合の主導権を握る。

 巨人は3回表、先頭の黒沢俊夫が四球で出塁、グ軍ベンチはここで先発の丸山から長谷川治にスイッチ、長谷川が後続を抑える。

 巨人は4回表、二死後千葉が四球で出塁、川上哲治の弾丸ライナーがライトを襲うタイムリー二塁打となって5-0とする。

 巨人は5回表、二死から山田の当りは遊ゴロ、これをショート宮崎が一塁に悪送球、トップに返り呉新亨は三遊間ヒット、山川のタイムリー二塁打で6-0とする。

 巨人は6回表、二死後多田文久三が右中間に二塁打、林のレフト線タイムリーで7-0とする。

 巨人は3イニング連続で二死無走者から得点して着々と点差を広げる。

 グ軍は6回裏、先頭の宮崎がレフト線に二塁打、トップに返り安井亀和の右前打で無死一三塁、安井は二盗に失敗、河西は四球を選んで一死一三塁、田川豊の遊ゴロ併殺崩れの間に三走宮崎が還って1-7、山本がレフトスタンドにツーランを叩き込んで3-7と反撃する。

 巨人は7回表、一死後呉新亨がレフト線にヒット、山川はストレートの四球、千葉のライト線タイムリーで8-3、川上が右中間に2点タイムリー二塁打を放ち10-3、黒沢俊夫が二遊間にヒット、多田がレフトスタンドに止めのスリーランを叩き込んで13-3として試合を決める。

 グ軍もただでは諦めず、8回は河西のタイムリー三塁打と山本の内野ゴロで2点、最終回は安井のタイムリー二塁打で1点返すが、決戦は巨人に軍配が上がった。

 藤本英雄は7安打5四球2三振の完投で21勝目をマークする。

 グ軍は2試合のうち1勝すればいいので、エース別所は最終戦に温存した。

 11月5日の最終日は第1試合が巨人vsセネタース戦、第2試合がグ軍vs中部戦で、巨人が勝ってグ軍が負けると同率となり優勝決定戦にもつれ込む。

 田川豊は4打数無安打で打率を3割4分2厘に落とし、金田正泰に抜かれて打率二位となった。

 首位打者争いも明日の中部vsタ軍戦と最終日のグ軍vs中部戦での両者の結果次第となる。

野球週報2023 ⑤

1月29日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、カーブ、130㌔、スライダー。今週から変化球打ちを開始。

1月30日(月) 出勤日。

1月31日(火) 出勤日。

2月1日(水) 天王洲アイルのグラウンドで品川ビッグスターズの練習。

2月2日(木) 出勤日。

2月3日(金) 出勤日。

2月4日(土) ジムでViPR、体幹、筋トレ、有酸素のフルコース。

 

2023年2月22日水曜日

21年 パシフィックvsタイガース 15回戦

11月3日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 1 0 0 3 0 0 0 6 パ軍 42勝59敗3分 0.416 スタルヒン 真田重蔵 井筒研一 
0 0 0 1 0 4 2 1 X 8 タ軍 59勝45敗 0.567 野崎泰一 若林忠志

勝利投手 若林忠志   4勝4敗 
敗戦投手 真田重蔵 25勝26敗

二塁打 (パ)喜瀬、松井2、小暮2 (タ)土井垣
三塁打 (パ)白石
本塁打 (タ)本堂保次 7号

勝利打点(タ)藤村富美男 11

猛打賞 (パ)木暮力三 9、松井信勝 6 (タ)金田正泰 19


タ軍、熱戦を制す

 戦後復活初年度ペナントレースも残り3日。日曜日の本日は後楽園球場に史上空前となる34,708人の観衆が押し寄せた。お目当ては第2試合の巨人vsグ軍の決戦であるが、第1試合も大観衆の熱気に押されて好ゲームとなった。

 最終節4日目第1試合はスタルヒンと野崎泰一の先発で午後零時52分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 最終節の第1試合は午後零時30分頃が開始時間となっているが、大観衆の整理のため試合開始が少し遅れたようだ。

 パ軍は初回、先頭の白石敏男が中越えに三塁打、木暮力三のヒット性の当りをセカンド本堂保次がファインプレーで防いで一塁アウトとするが、この間に三走白石が還って1点を先制、藤井勇が中前打、森下重好のレフト線ヒットで一死一二塁、タ軍ベンチは早くも動いて先発の野崎から若林忠志にスイッチ、しかし辻井弘が中前にタイムリーを放ち2-0、伊勢川真澄は四球で一死満塁、しかし松井信勝の投ゴロは「1-2-3」と渡ってダブルプレー。

 パ軍は3回表、先頭の小暮が右前打、藤井のライト線ヒットで一三塁、一死後辻井の左犠飛で3-0とリードを広げる。

 タ軍は4回裏、先頭の本堂がレフトスタンドに第7号ホームランを叩き込んで反撃開始。

 パ軍は5回から二番手として真田重蔵がマウンドに上がる。

 パ軍は6回表、先頭の松井が右中間に二塁打、喜瀬正顕の中前打で無死一三塁、真田の中前タイムリーで4-1、トップに返り白石が死球を受けて無死満塁、小暮の左中間二塁打で二者生還、一走白石も三塁ベースを蹴ってホームを狙うが、レフト金田からの返球を中継したショート長谷川善三からの本塁送球にタッチアウト。

 パ軍は6対1と大きくリードする。

 タ軍は6回裏、一死後この日二番に起用された御園生崇男がストレートの四球で出塁、本堂はレフト線ヒット、藤村富美男監督は四球で一死満塁、土井垣がライト線に2点タイムリー二塁打を放ち3-6、渡辺誠太郎が2点タイムリーを左前に放ち5-6と1点差に追い上げる。

 タ軍は7回裏、先頭の呉昌征が中前打で出塁、トップに返り金田は右前打、御園生の右前タイムリーで6-6の同点、一走金田は三塁に進み、御園生は二盗に失敗するが、本堂が四球を選んで一死一三塁、ここで藤村がレフトに犠牲フライを打ち上げて7-6と大逆転。

 パ軍は8回から井筒研一が三番手のマウンドに上がる。

 タ軍は8回裏、先頭の渡辺が左前打で出塁、若林の右前打で無死一三塁、長谷川の遊ゴロで三走渡辺がホームに突っ込むが、ショート白石からの本塁送球にタッチアウト、呉昌征の二ゴロで長谷川が二封されて二死一三塁、トップに返り金田が三前にタイムリーセーフティバントを決めて8-6とする。

 パ軍は最終回、先頭の松井が左前打で出塁、喜瀬の右飛に松井が飛び出しておりライト御園生からファースト高山泰夫に送球されてダブルプレー、井筒研一が三塁線にヒットを放って最後まで粘るが、トップに返り白石の右へのライナーが御園生のグラブに収まりゲームセット。

 3万4千人の大観衆も満足の白熱した好ゲームであった。

 最後の打席でセーフティバントを決めた金田正泰は5打数3安打で打率を3割4分6厘に上げ、トップの田川豊に1厘差と迫った。

2023年2月19日日曜日

宣言

①自分のモットー
 野球を楽しむ

②今後の目標または抱負
 3年連続4割

③その他アピールしたい事
 塁に出て、走って、ホームに還る

 走者がいたらホームに還す 


品川ビッグスターズのホームページにも掲載されていますのでご確認ください。


21年 セネタースvs巨人 14回戦

11月2日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 2 0 0 0 0 0 1 4 セ軍 45勝58敗 0.437 白木義一郎
2 0 0 0 4 0 0 0 X 6 巨人 63勝38敗2分 0.624 中尾輝三 近藤貞雄

勝利投手 近藤貞雄     23勝14敗 
敗戦投手 白木義一郎 28勝22敗

二塁打 (セ)大下 (巨)近藤
三塁打 (セ)熊耳、鈴木 (巨)山田
本塁打 (巨)千葉茂 5号、川上哲治 10号

勝利打点(巨)千葉茂 8


千葉の逆転グランドスラムは今季全球団通算200号

 最終節4日目第2試合。昨日巨人が敗れたためグ軍のマジックは「1」となった。もう後がない巨人は明日のグ軍との決戦に藤本英雄を温存して中尾輝三が先発、セ軍は単独最多勝が確定している白木義一郎が先発、午後2日38分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 セ軍は初回、先頭の鈴木清一が四球を選んで出塁、一言多十の「投ゴロは「1-4-3」と渡るが二塁セーフで一塁アウト、エンドランが功を奏して一死二塁、飯島滋弥は右飛に倒れて二死二塁、大下弘がライト線にタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 巨人は1回裏、先頭の呉新亨は右飛、山川喜作の捕邪飛をキャッチャー熊耳武彦が好捕、千葉茂の二ゴロをセカンド清水喜一郎がエラー、千葉が二盗を決めると、川上哲治がライトスタンドに第10号ホームランを叩き込んで2-1と逆転に成功する。

 セ軍は2回表、先頭の熊耳が右中間に三塁打、長持栄吉は四球を選んで無死一三塁、ここで長持がスタート、キャッチャー多田文久三が二塁に送球するがセーフ、これを見て三走熊耳がスタートを切るがセカンド千葉からサード山川に送球されて熊耳は三本間に挟まれ「2-4-5-2-6」でタッチアウト、重盗ではないので長持には盗塁が記録された。一死二塁から根津弘司、清水は連続三振。

 セ軍は3回表、先頭の鈴木がストレートの四球で歩くと巨人ベンチは早くも中尾から近藤貞雄にスイッチ、負けられない巨人は早めに手を打ち、一言多十の右前打で鈴木が三塁に走るとライト林清一が三塁にダイレクト送球して鈴木はタッチアウト、一死一塁から飯島の遊ゴロでゲッツーと思われた瞬間、ショート山田潔からの二塁送球が悪送球となって鈴木は三塁からホームに走り、カバーリングしたファースト川上からの本塁送球も大きく悪送球となって鈴木は生還、打者走者の飯島までもホームに還って3-2と逆転する。

 巨人守備陣の乱れからグ軍の戦後復活初年度優勝が見えてきた。

 巨人は4回裏、一死後川上が左前打で出塁、黒沢俊夫のレフトへの当りは大下が好捕、1シーズンを経験して大下の守備も上達した。続く多田文久三のライト線ヒットで二死一三塁、しかし林は中飛に倒れて無得点。

 セ軍は5回表、先頭の大沢喜好は三振、トップに返り鈴木は内野安打、一言は三振、鈴木が二盗を決め、飯島は四球で二死一二塁、打席には復調の兆しが見える大下、しかしここは近藤が踏ん張り大下を三振に抑える。

 巨人は5回裏、先頭の近藤がライト線に二塁打、山田は四球を選び、トップに返り呉新亨のバントが内野安打となって無死満塁、山川は三振に倒れて一死満塁、ここで千葉がライトスタンドに逆転のグランドスラムを叩き込んで6-3とリードする。

 セ軍は9回表、先頭の長持が四球を選んで出塁、二死後鈴木が右中間にタイムリー三塁打を放ち4-6と2点差、一言のヒット性のショートへのゴロを山田がファインプレーで締めてゲームセット。

 鈴木清一の三塁打は今季13本目で、トップの金田正泰と並んだのである。

 巨人は川上と千葉の2本の本塁打、近藤の好投で何とか踏ん張り、明日のグ軍との決戦を迎えることとなった。

 千葉の逆転満塁ホームランは今季全チーム合計200本目の本塁打であった。

2023年2月13日月曜日

本日のネットニュース

HOKA(ホカ)のMDに聞いた快進撃の理由!

 本日のネットニュースで「HOKA(ホカ)のMDに聞いた快進撃の理由!」が伝えられています。私がジムで使っているシューズはHOKAなので、こちらでも共有させたいただきます。

 内容を要約すると、

・現在の厚底ブームの源流を辿ると、2009年にフランスで生まれた「HOKA(ホカ)」に行きつく。

・私たちは単に、厚底を流行らせたかったわけではないということです。下りの衝撃吸収にミッドソールを厚くすることが有利なので、その機能を表現するために、結果的に厚底に行きついたのです

・厚底に快適な走りを求めたことで、トレイルランニングブームを追い風に、ヨーロッパから北米、そして日本へ、オフロードからオンロードへ駆け出していったのだ。

・一般の方がスポーツとして走ったり歩いたりすることを楽しめるように、スピードも出るけれど、安定感もあるシューズとして受け入れられるように開発しています

 一度試してみてはいかがでしょうか。

*当ブログは一切の広告宣伝活動を行っておりません。HOKAの回し者ではありませんので誤解のないように。自分でこれがいいと思ってジムで使っているだけのことです。


2023年2月11日土曜日

21年 タイガースvsパシフィック 14回戦

11月2日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 7 3 0 11 タ軍 58勝45敗 0.563 野崎泰一 藤村富美男 
2 0 1 0 1 0 0 0 0  4  パ軍 42勝58敗3分 0.420 真田重蔵

勝利投手 藤村富美男 13勝2敗 
敗戦投手 真田重蔵    25勝25敗

二塁打 (パ)辻井
三塁打 (タ)土井垣、呉
本塁打 (タ)土井垣武 3号、本堂保次 6号 (パ)辻井弘 3号

勝利打点(タ)土井垣武 11

猛打賞 (タ)呉昌征 9 (パ)辻井弘 3


パ軍、手痛い外野エラー2つ

 最終節4日目の第1試合は野崎泰一と真田重蔵の先発で午後零時35分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 パ軍は初回、先頭の白石敏男が四球を選んで出塁、二死後森下重好も四球で一二塁、辻井弘が右前に先制タイムリー、続く伊勢川真澄も右前にタイムリーを放ち2点を先制する。

 タ軍は2回表、先頭の土井垣武がライトスタンドに第3号ホームランを叩き込んで1-2と追い上げる。

 パ軍は3回裏、一死後藤井勇が四球で出塁、森下の三塁内野安打で藤井が二塁をオーバーランするとサード藤村富美男監督からショート長谷川善三に送球されて藤井はタッチアウト、この間に打者走者の森下は二塁に達し、辻井がライトにタイムリー二塁打を放ち3-1と突き放す。

 タ軍は5回の攻撃で野崎に代打山口政信を起用、5回裏からサードの藤村がリリーフのマウンドに上がる。

 パ軍は5回裏、二死後当たっている辻井がライトスタンドに第3号ホームランを叩き込んで4-1とリードを広げる。今節2本目の本塁打を放った辻井は、三塁打が出れば日本プロ野球史上初のサイクルヒット達成となる。

 3点差を追うタ軍は7回表、一死後渡辺誠太郎の当りはライトへの飛球、これを藤井が落球、長谷川の三ゴロでランナーが入れ替わり、乾国雄の中前打をセンター森下が後逸する間に一走長谷川が一気にホームに還り、打者走者の乾までホームに還って3-4と1点差、トップに返り呉昌征が一塁に内野安打、金田正泰の左中間ヒットで呉が三塁に進んで二死一三塁、本堂保次は四球を選んで二死満塁、藤村も押出し四球で4-4の同点、なおも続く二死満塁で土井垣が右中間に走者一掃の三塁打を放ち7-4と勝ち越し、御園生崇男も中前にタイムリーを放ちこの回7点、8-4と大逆転に成功する。

 勢いに乗るタ軍は8回表、一死後呉昌征が右超えに三塁打、金田の代打に起用された武智修が中前にタイムリーを放ち9-4、本堂がレフトスタンドにダメ押しのツーランを叩き込んで11-4とする。

 藤村富美男は7回以降を無安打に抑え、13勝目をマークする。

 パ軍は勝ちムードであったが、7回に飛び出した2つの外野エラーで星を落とした。

 逆転の首位打者を狙う金田正泰は4打数2安打で打率を2厘上げ、田川豊に4厘差と迫った。

 第2打席と第4打席でヒットを放った金田に第5打席で代打武智が起用された。首位打者の座を奪還するには1本でも多くヒットが欲しいところであるが、藤村は金田に首位打者を取らせたくなかったのか、疑問が残る采配である。怪我があったのであれば問題ないが。

野球週報2023 ④

1月22日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、130㌔、130㌔、130㌔。来週から変化球打ちを開始します。

1月23日(月) 出勤日。

1月24日(火) 出勤日。

1月25日(水) 寒波のため天王洲アイルのグラウンドでの練習は休み。ということでジムでViPR、体幹、筋トレ、有酸素のフルコース。

1月26日(木) 出勤日。

1月27日(金) 出勤日。

1月28日(土) 保木間公園野球場で品川ビッグスターズの練習。

 

2023年2月5日日曜日

21年 巨人vsタイガース 15回戦

11月1日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 0 2 0 3 巨人 62勝38敗2分 0.620 藤本英雄 
0 0 1 1 2 0 2 0 X 6 タ軍 57勝45敗 0.559 若林忠志

勝利投手 若林忠志   3勝4敗 
敗戦投手 藤本英雄 20勝6敗

二塁打 (巨)山川、川上 (タ)呉昌征、金田2

勝利打点(タ)渡辺誠太郎 3

猛打賞 (巨)呉新亨 8 (タ)金田正泰 18


金田正泰、18度目の猛打賞

 最終節3日目第2試合。グ軍との優勝争いが苦しくなってきた巨人はエース藤本英雄で必勝態勢。タ軍は電撃復帰の若林忠志で応戦し、午後2時43分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は初回、先頭の呉新亨が中前打で出塁、しかし山川喜作が走者を進めようと右に打った一ゴロをファースト渡辺誠太郎が二塁に送球して呉新亨は二封、千葉茂の遊ゴロで山川も二封、川上哲治の一ゴロをファースト渡辺が若林を制して自らベースを踏んでスリーアウトチェンジ。

 巨人は3回表、一死後呉新亨が左前打で出塁すると二盗に成功、山川の二ゴロをセカンド本堂保次がエラーする間に呉新亨が一気にホームに還り1点を先制、千葉の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 タ軍は3回裏、二死後呉昌征が左中間に二塁打、続く金田正泰が中前に同点タイムリーを放ち1-1とする。

 タ軍は4回裏、先頭の藤村富美男監督がストレートの四球で出塁、一死後御園生崇男が右前打、ライト林清一が打球の処理にもたつく間に藤村は三塁に進み一死一三塁、渡辺誠太郎が三塁前にスクイズバントを決めて2-1と勝ち越す。御園生も三塁を狙うが、サード山川からの送球を捕球したファースト川上から三塁ベースカバーのショート山田潔に送球されてタッチアウト、「5-3-6C」の併殺が記録されたが、スリーアウト目よりも藤村の生還の方が早かったため得点も認められている。

 タ軍は5回裏、一死後長谷川善三が四球から二盗に成功、金田がライト線にタイムリー二塁打を放ち3-1、本堂もライトにタイムリーを放ち4-1と突き放す。

 タ軍は7回裏、先頭の若林が右前打を放つと二盗に成功、長谷川の三塁内野安打で若林は動けず無死一二塁、トップに返り呉昌征の投前送りバントは二走若林が三封されて失敗、一死一二塁から金田が右中間を抜く2点タイムリー二塁打を放ち6-1とダメ押す。

 巨人は8回表、一死後山川がライト線に二塁打、千葉は四球を選び、川上がレフト線にタイムリー二塁打を放ち2-6、黒沢俊夫の中犠飛で3-6と追い上げるが時すでに遅し。

 タ軍の7回のダメ押し点が効いた。

 若林忠志は7安打3四球2三振の完投で3勝目をマークする。

 金田正泰が4打数3安打4打点の活躍を見せた。

 金田は夏場から首位打者の座をキープしてきたが、第15節終了時点の3割8分9厘をピークに打率は下降曲線をたどり、第26節終了時点ではグ軍の田川豊に1厘差と迫られ、第27節で心境著しい田川が週間MVPの活躍を見せて首位打者の座につき金田は7厘差の二位に落ち、昨日の4タコで1分差に広がり首位打者は絶望の感があったがこの日の猛打賞で6厘差まで盛り返した。

 固め打ちを得意とする金田は今季18度目の猛打賞。二位の山本一人14度に4つの差を付けてこちらは首位を独走している。

 グ軍は残り2試合、タ軍は残り3試合。田川と金田の首位打者争いからも目が離せなくなってきた。

2023年1月30日月曜日

21年 ゴールドスターvs中部日本 15回戦

11月1日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 2 0 0 1 5 ゴ軍 43勝60敗2分 0.417 江田孝
1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 中部 40勝60敗3分 0.400 久野勝美 服部受弘

勝利投手 江田孝    9勝16敗 
敗戦投手 久野勝美 7勝8敗

二塁打 (ゴ)酒沢、坂本

勝利打点(ゴ)辻功 4

猛打賞 (中)金山次郎


江田孝が自責点ゼロの完投

 最終節3日目第1試合は江田孝と久野勝美の先発で午後零時37分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍はこの試合が今季最終戦。絶好調の江田孝で有終の美を飾りたいところ。

 ゴ軍は初回、先頭の酒沢政夫がライト線にライナーの二塁打、大友一明の三前バントが内野安打となって無死一三塁、坪内道則監督が左前に先制タイムリーを放ち江田を援護する。

 中部は1回裏、先頭の岩本章がピッチャー強襲ヒット、金山次郎が左前打で続いて無死一二塁、古川清蔵はいい当たりのショートライナー、二走岩本が飛び出しておりショート酒沢が二塁に送球するが悪送球、岩本と金山がベースタッチしてからスタートを切り一死二三塁、江田は小鶴誠を歩かせ杉浦清監督と勝負、しかし杉浦が左犠飛を打ち上げて1-1の同点とする。

 ゴ軍は2回表、一死後辻功が三遊間にヒット、江田は捕邪飛に倒れるが、辻がボークで二進、坂本勲は4球ファウルで粘ってレフト線にタイムリー二塁打を放ち2-1と勝ち越す。

 中部は3回裏、先頭の岩本の当りは遊ゴロ、これをショート酒沢がエラー、岩本が二盗を決め、金山の中前打で無死一三塁、古川の中前タイムリーで2-2の同点に追い付く。続く小鶴は遊飛に倒れ、杉浦の遊ゴロを酒沢が二塁に送球するが野選となってセーフ、三塁に達していた二走金山はホームを狙うが、セカンド大友からの本塁送球にタッチアウト、続く笠石徳五郎も遊ゴロで酒沢が二塁に送球してスリーアウトチェンジ。

 酒沢政夫は3回の守備だけで失策、野選、刺殺、補殺を記録した。

 ゴ軍は6回表、先頭の西沢道夫が中前打で出塁、清原初男の一ゴロをファースト小鶴がエラーして無死一二塁、早川平一がセリー通り三前に送りバントを決めて一死二三塁、このチャンスに辻が中前に2点タイムリーを放ち4-2と勝ち越す。

 中部は7回途中から久野に代わって服部受弘がマウンドに上がる。

 ゴ軍は9回表、先頭の坪内が左前打で出塁、西沢も三塁に内野安打、清原はストレートの四球で無死満塁、早川の右前タイムリーで5-2と突き放す。

 江田孝は7安打6四球無三振、自責点ゼロの完投で9勝目をマークする。

 江田は10月以降、完封が3試合でこの日も自責点ゼロの完投。最多勝白木の投球内容を上回っており、10-11月の月間MVP最有力候補となっている。

 ゴ軍は全試合を終了し、中部が残り2試合に連勝してもゴ軍が勝率で上回るため、7位以上が確定した。

 上位チームに比べて戦力が劣るのは否定できないが、坪内道則監督が個性派軍団をよく引っ張り、西沢、清原の加入により上位チームを苦しめる場面も多々見られた。最終戦は辻功、坂本勲、早川平一の下位打線の活躍が目立ち、最下位争いから脱したのである。

2023年1月25日水曜日

野球週報2023 ③

1月15日(日) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、130㌔、130㌔、130㌔。けっこういい当たりが続いて大分仕上がってきました。

1月16日(月) 出勤日。

1月17日(火) 出勤日。

1月18日(水) 天王洲アイルのグラウンドは補修工事のため使えず練習休み。ということでジムでバイク8㌔、ラン1㌔、ウォーク1㌔。

1月19日(木) 出勤日。

1月20日(金) 出勤日。

1月21日(土) 横浜で新型プリウスPHEVを予約。 


21年 セネタースvsパシフィック 14回戦

10月31日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 1 0 0 0 0 2 4 セ軍 45勝57敗 0.441 白木義一郎
0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 パ軍 42勝57敗3分 0.424 スタルヒン 真田重蔵

勝利投手 白木義一郎 28勝21敗 
敗戦投手 真田重蔵    25勝24敗

二塁打 (パ)白石、藤井
三塁打 (セ)鈴木
本塁打 (パ)藤井勇 4号

勝利打点(セ)一言多十 1


白木義一郎の最多勝が確定

 2日目第2試合は白木義一郎とスタルヒンの先発で午後2時7分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 セ軍は2回表、先頭の白木がストレートの四球で出塁、熊耳武彦の二ゴロでランナーが入れ替わり、長持栄吉の中前打で熊耳は三塁に走り、センター森下からの三塁送球が悪送球となる間に熊耳がホームインして1点を先制する。

 セ軍は4回表、先頭の長持がピッチャー強襲ヒットで出塁するが二盗に失敗、しかし根津弘司はストレートの四球で出塁、清水喜一郎の送りバントはピッチャーへの小飛球となって失敗、トップに返り鈴木清一が右中間にタイムリー三塁打を放ち2-0とする。

 パ軍は4回裏、先頭の藤井勇が左中間に二塁打、森下重好の左前タイムリーで1-2とする。

 パ軍は6回裏、一死後藤井がライトポール直撃の同点本塁打を放ち2-2と追い付く。

 スタルヒンは5回、6回、7回と走者を出しながら盗塁失敗や併殺で無失点で切り抜けてきたが、復帰間もない肥満体ではスタミナが持たず8回から真田重蔵と交代。

 セ軍は9回表、先頭の根津が中前打で出塁、清水の投前送りバントを真田は二塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一二塁、トップに返り鈴木は一二塁間にプッシュ気味の送りバント、捕球したセカンド松井信勝がそのまま一塁ベースに走りこんでアウトとなる好守を見せるが一死二三塁のチャンス到来、ここで一言多十が中前に2点タイムリーを放ち4-2と勝ち越す。

 白木義一郎は藤井に本塁打を打たれた以降は無安打に抑え込み、6安打1四球4三振の完投で28勝目をあげる。

 パ軍は11月2日からの三連戦を残すのみで、そこで真田が3連勝すれば白木に追い付く余地は残されているが極めて難しく、グ軍は残り2試合で現在25勝の丸山二三男が白木に追い付く可能性が無くななったため白木の最多勝は確定し、単独最多勝の可能性が高くなった。この試合の勝敗がひっくり返っていれば真田と白木は1勝差となり真田の最多勝の可能性も十分にあっただけに、最終回の一言多十の決勝打が白木の最多勝を決定付けたと言える。

 4回に鈴木清一が放った三塁打は今季12本目で、戦後初年度三塁打王争いのトップを行く金田正泰に1本差と迫った。金田は打率3割4分台をキープする首位打。鈴木は打率2割4分台で金田とは1割の差があり、現在の安打数では金田の143本に対して鈴木は86本だけに、伏兵鈴木が戦後初年度三塁打王に輝くか否か、興味は尽きない。

2023年1月18日水曜日

野球週報2023 ②

1月8日(日) ジムでバイク7㌔、ラン1.5㌔、ウォーク0.5㌔。外反母趾対策のためバイクを取り入れていきます。

1月9日(月) 休養日。

1月10日(火) 出勤日。

1月11日(水) 天王洲アイルで品川ビッグスターズの今季初練習。ハーフバッティングでは例年通り年初はレフトにライナーが飛びます。これからセンター方向に修正していく。

1月12日(木) 出勤日。

1月13日(金) 出勤日。

1月14日(土) ジムでViPR、体幹、筋トレ、有酸素のフルコース。

 

2023年1月14日土曜日

21年 ゴールドスターvs巨人 15回戦

10月31日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 3 0 0 0 0 0 4 ゴ軍 42勝60敗2分 0.412 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 62勝37敗2分 0.626 近藤貞雄 宮下義雄

勝利投手 内藤幸三 19勝25敗 
敗戦投手 近藤貞雄 22勝14敗

勝利打点(ゴ)西沢道夫 6


内藤幸三、一世一代の快投

 最終節2日目、第1試合は内藤幸三と近藤貞雄の先発で午後零時31分、桝球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は残り5試合。グ軍との差は1分1厘で、直接対決も残っているので逆転優勝の目は十分残っており、下位球団相手に取りこぼすことはできない。

 ゴ軍は初回、二死後坪内道則監督が四球で歩くと二盗に成功、西沢道夫の右前タイムリーで1点を先制する。

 巨人は1回裏、先頭の呉新亨は4球ファウルで粘るが三振、山川喜作は左前打、千葉茂はストレートの四球で一死一二塁、しかし主砲川上哲治は三振、好調黒沢俊夫は二ゴロに倒れて同点のチャンスを逸す。

 この初回の攻防がこの試合を決定付けた。

 ゴ軍は4回表、先頭の清原初男が中前打で出塁、一死後早川平一は四球、辻功の三ゴロはサード山川がベースを踏んで二死一二塁、ここで伏兵坂本勲が左前にタイムリーを放ち2-0、トップに返り酒沢政夫も右前にタイムリーを放ち3-0、大友一明もライト線にタイムリーで続きこの回3点、4-0とリードを広げる。巨人ベンチはここでようやく重たい腰を上げ、近藤から宮下義雄にスイッチして後続を抑える。

 宮下は5回以降を無失点に抑える好投を見せる。

 ゴ軍先発の内藤は初回に山川にヒットを許したが、2回以降は無安打ピッチング。4回に黒沢を四球で歩かせただけで9回まで7度の三者凡退という快投を見せる。

 優勝を狙う巨人としては余りにも手痛い敗戦となった。

 内藤幸三は1安打2四球3三振の完璧な投球で今季4度目の完封、19勝目をあげる。

 内藤は昭和11年には沢村栄治を抑えて初代奪三振王に輝いた。当時は球が速いだけのノーコン投手であったが、年齢を重ねて投球技術を磨き、10年後の戦後初年度に一世一代の快投を見せたのである。

 当ブログは昭和12年以降の内藤の全ピッチングを実況中継してきたが、現在が内藤の投手生命で最高の状態にあると確信している。実際に内藤は5月と8月に月間MVPに輝いており、投球内容では最多勝の白木義一郎よりも上である。防御率1位の藤本英雄は中島治康監督との確執から1か月サボタージュしており、当ブログが選ぶ「沢村賞」は内藤幸三である。

2023年1月8日日曜日

21年 パシフィックvsタイガース 13回戦

10月30日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 1 0 3 パ軍 42勝56敗3分 0.429 真田重蔵 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タ軍 56勝45敗 0.554 御園生崇男

勝利投手 真田重蔵    25勝23敗 
敗戦投手 御園生崇男 11勝9敗

二塁打 (パ)真田
本塁打 (パ)辻井弘 2号

勝利打点(パ)木暮力三 4

猛打賞 (パ)白石敏男 5


戦後初の両軍無四球試合

 最終節初日の第2試合は真田重蔵と御園生崇男の先発で午後2時36分、久しぶりに関東で審判員を務める国友球審の右手が上がりプレイボール。

 パ軍は初回、先頭の白石敏男がいきなり初球を左前打、これをレフト金田正泰が後逸する間に白石は三塁に進み、木暮力三の右犠飛で1点を先制、更に藤井勇が右前打、二死後辻井弘の一塁線ヒットで二死一三塁、伊勢川真澄の遊ゴロをショート長谷川善三がエラーする間に三走藤井が還って2-0とリードする。

 真田は初回から快調なピッチング。2回、5回、6回と先頭打者にヒットを許すが後続を抑えて無失点。

 パ軍は8回表、一死後辻井が貴重な追加点となる第2号本塁打をライトスタンドに叩き込んで3-0とする。

 真田は7回裏、一死後藤村富美男監督に左前打、土井垣武に右前打を許して一死一三塁とこの試合初めてのピンチを迎えるが、渡辺誠太郎の中飛をセンター森下重好が内野に返球する隙に一走土井垣がベースタッチしてから二塁にスタートを切り、返球を捕った真田がセカンド松井信勝に送球してタッチアウト、珍しい「8-1-4」の併殺が記録されて無失点。

 パ軍守備陣は8回にショート白石、9回にもセンター森下が好守で真田を盛り立てタ軍に快勝。

 パ軍の好守に比べて、タ軍は初回の金田、長谷川の拙守が痛かった。

 タ軍は今月3度目のシャットアウト負け。ダイナマイト打線は湿りっぱなしである。

 真田重蔵は5安打無四球7三振で今季4度目の完封、25勝目をマークする。

 御園生崇男も無四球ピッチングで今季初の両軍無四球試合となった。

野球週報2023 ①

1月1日(日) 秋葉原のバッティングセンターで115㌔、115㌔、115㌔、115㌔。

1月2日(月) 秋葉原のバッティングセンターで115㌔、115㌔、115㌔、115㌔。年末から4日間ジムが休みだったので秋葉原で4日連続の打ち込み。この2日は緩めの球を右中間に打ち返す練習。今月はカードが2割引きなので助かります。

1月3日(火) ジムが再開したのでViPR、体幹、筋トレ、有酸素のフルコース。

1月4日(水) ジムでラン4㎞、ウォーク1㎞。

1月5日(木) 出勤日。

1月6日(金) 出勤日。

1月7日(土) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、130㌔、130㌔、130㌔。今週から早めの球を打ち込んでいき、2月に入ってから実戦を想定した変化球打ちを取り入れていきます。

 

2023年1月7日土曜日

21年 ゴールドスターvsセネタース 15回戦

10月30日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 2 2 0 6 ゴ軍 41勝60敗2分 0.406 江田孝
0 0 7 0 0 0 0 0 X 7 セ軍 44勝57敗 0.436 黒尾重明 白木義一郎

勝利投手 黒尾重明 10勝17敗 
敗戦投手 江田孝      8勝16敗 
セーブ   白木義一郎 3

二塁打 (ゴ)江田、清原

勝利打点(セ)黒尾重明 3


セ軍、3回に6安打を集中

 いよいよ戦後復活初年度最終節。

 阪急は全105試合を終了しており、他の7球団が後楽園に集結して1日2試合ずつ、7日間で14試合が行われる。

 初日の第1試合は江田孝と黒尾重明の先発で午後零時32分、島球審の右手が上がりプレイボール。三塁塁審は長期の関西出張から帰京した国友正一審判員が務める。

 ゴ軍は初回、先頭の酒沢政夫が四球を選ぶと二盗に成功、大友一明も四球で無死一二塁、坪内道則監督の投ゴロを黒尾は三塁に送球して酒沢は三封、西沢道夫の三ゴロで坪内が二封されて二死一三塁、西沢が二盗を決めて二死二三塁、清原初男が左前に2点タイムリーを放ち2-0とリードする。

 セ軍は1回裏、一死後一言多十が右前打、飯島滋弥も左前打で続いて一死一二塁、江田は大下弘との勝負を避けて四球で歩かせ一死満塁、熊耳武彦は投飛に倒れ、長持栄吉も二ゴロに打ち取られて無得点。

 セ軍は3回裏、先頭の鈴木清一が中前打で出塁、一言は右前打、飯島の三ゴロをサード清原が三塁ベースを踏んで鈴木は三封、大下の右前打は打球が速過ぎて二走一言は三塁ストップ、一死満塁から熊耳が中前にタイムリーを放ち1-2、長持も二遊間にタイムリーを放ち2-2の同点、黒尾の一塁線タイムリーで3-2と逆転に成功、根津弘司の投ゴロを江田がホームに投げるがセーフ、野選が記録されて4-2、続く清水喜一郎の投ゴロはホームは間に合いそうであったがその前の野選で慎重になった江田は一塁に送球して三走長持が生還し5-2、トップに返り鈴木の捕ゴロをファースト西沢が後逸する間に二者生還して7-2とする。

 「雑記」欄には清水の投ゴロで江田がホームに送球しなかったことについて「アウトカウントを間違えた」としているが、その前の打者の投ゴロは本塁送球して野選となっているのでアウトカウント間違いとは考えにくく、慎重になり過ぎて一塁に送球したのではないか。

 3回に6安打を集中して7得点したセ軍はその後は江田に抑えられて無得点が続く。

 一方、ゴ軍は走者を出しながら得点は入らず試合は終盤に向かう。

 ゴ軍は7回表、先頭の酒沢が四球で出塁、二死後西沢も四球で歩いて一二塁、清原が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち4-7と追い上げる。

 ゴ軍は8回表、先頭の辻功がストレートの四球で出塁、一死後辻が二盗に失敗して二死無走者、しかし坂本勲に代わる代打中村信一が四球で出塁、トップに返り酒沢も四球で二死一二塁、セ軍ベンチはここで黒尾に代えて白木義一郎を投入、大友に代わる代打内藤幸三が左中間にタイムリーを放ち5-7、坪内も中前にタイムリーを放ち6-7と1点差、しかし西沢は左飛に倒れて同点はならず。

 白木は最終回を三者凡退に抑えて今季3個目のセーブを記録する。

 セ軍は大下の不振が響いて最下位争いに巻き込まれるまで低迷していたが、この勝利で何とか5位はキープできそうである。

2023年1月4日水曜日

21年 第27節 週間MVP

週間MVP
投手部門
 巨人 藤本英雄 4
 2勝0敗。野口二郎の連続試合安打記録をストップさせる。

打撃部門
 巨人 林清一 1
 中島治康の欠場によりライトに起用されて22打数10安打5得点7打点。

殊勲賞
 グ軍 堀井数男 2
 16打数4安打3得点7打点。

 阪急 坂田清春 3
 25日の巨人戦で代打決勝打。9回には呉新亨の盗塁も阻止。

 巨人 近藤貞雄 1
 28日のセ軍戦で11回裏サヨナラ打で10-9勝利。

 グ軍 小林悟楼 1
 28日のセ軍戦で11回裏サヨナラ打で10-9勝利。実質的な優勝決定打。

敢闘賞
 巨人 黒沢俊夫 5
 24打数11安打6得点4打点。惜しくもMVP争いで林清一に敗れる。

 セ軍 鈴木清一 3
 16打数7安打5得点4打点。

 巨人 千葉茂 1
 26打数7安打4得点6打点。

 グ軍 田川豊 4
 15打数7安打4得点1打点。

技能賞
 セ軍 熊耳武彦 2
 26日のグ軍戦で実質ホームスチールの好走塁。

 阪急 野口二郎 2
 31試合連続安打達成。

2023年1月1日日曜日

野球週報2022 最終週

12月24日(土) ジムでViPR、体幹、筋トレ、有酸素のフルコース。

12月25日(日) 休養日。

12月26日(月) 秋葉原のバッティングセンターで120㌔、120㌔、スライダー、130㌔。最後の打席が一番いい感じで打てました。

12月27日(火) ジムでViPR、体幹、筋トレ、有酸素。

12月28日(水) ジムでラン4㎞、ウォーク1㎞。夜は元プロと忘年会。

12月29日(木) 休養日。

12月30日(金) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、120㌔、120㌔、110㌔、130㌔、130㌔。

12月31日(土) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、120㌔、120㌔、130㌔、130㌔、130㌔。

 

謹賀新年 2023


新年明けましておめでとうございます。

本年は昭和22年の実況中継に突入する予定です。2024年3月末で再任用の定年退職を迎えますので、その後は執筆活動に進む予定にしており、今年1年はその準備期間という位置付けです。ベースボールプレイヤーとしての活動は継続していきます。