「か~み~を~切~いった~わたぁ~~しに~~♪♪(聖子ぉ~~)違~うひとぉ~み~た~い~とぉ~~~♬♪」と言えば松田聖子の楽曲「夏の扉」(作詞:三浦徳子)ですが、髪を切って違う人みたいになったデグロムがCy Young賞有力候補となっています。
ワールドシリーズも終わりましたので、MLBファンの注目は各種賞争いに移行しています。今年は候補が絞れますので予想は楽ですね(笑)。
ア・リーグMVPはベッツでしょう。数字的にJ.D.マルティネスを推す声も聞こえますが、今年のボストン打線を考えればベッツだと思いますね。アメリカの記者はプロが多いので安心していますが、数字しか見れない人はJ.Dに投票するでしょうか。
ナ・リーグMVPはイエリッチで決まりでしょう。
ア・リーグのサイ・ヤング賞もブレイク・スネルでしょうね。
問題はナ・リーグのサイ・ヤング賞です。
私はデグロムだと思っていますが、10勝9敗の成績がネックとなります。勝星がデグロムを上回っている投手が21人いますからね。
しかし、防御率1.70は二位を0.67引き離し断トツ。WHIPは下二桁までだとシャーザーと並びの0.91ですが、厳密にはシャーザーの0.91088に対してデグロム0.91244と僅かに劣ります。被打率もシャーザー1割8分8厘に対してデグロム1割9分6厘、奪三振もシャーザー300個に対してデグロム269個。何と言ってもシャーザーは18勝7敗ですから、数字だけを見れば圧倒的にシャーザー有利なのです。
それでも多くの人がデグロムを推す理由は、不振のチーム状況の中でメッツの先輩グッデンの持つ連続QS記録を塗り替えた投球内容にあります。まぁ、グッデンの時代にQSの発想があったのか記憶に定かではありませんので、連続QS新記録は後付けの感がしないでもありませんが(笑)。
あのスライダーだけでも、Cy Young賞の資格は十分だと思います。
*デグロムのカードは長髪時代が大宗を占めていますが、こちらは髪を切ったデグロムなので2018年Toppsです。