7月16日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 南海 30勝22敗 0.577 川崎徳次 石田光彦
0 0 0 0 0 5 1 0 X 6 名古屋 18勝34敗1分 0.346 石丸進一 河村章
勝利投手 河村章 4勝10敗
敗戦投手 川崎徳次 10勝8敗
二塁打 (南)北原 (名)本田
本塁打 (名)岩本章 2号
勝利打点 飯塚誠 3
猛打賞 猪子利男 3
川崎徳次、突然の乱調
南海は初回、先頭の国久松一が左前打で出塁、猪子利男が右前打で続いて無死一二塁、北原昇の左中間二塁打で二者還り2点を先制する。
南海は3回、先頭の国久が四球で出塁、猪子の一塁線送りバントをファースト飯塚誠がファンブル、犠打とエラーが記録されて無死一二塁、北原がセオリーどおり三塁手に捕らせる送りバントを決めて一死二三塁、岩本義行は四球で一死満塁、名古屋ベンチはここで先発の石丸進一をあきらめて河村章をマウンドに送り、河村が岡村俊昭を二飛、川崎徳次を遊飛に打ち取りスリーアウトチェンジ。
名古屋は初回、先頭の石丸藤吉が四球を選んで出塁、岩本章の遊ゴロでランナーが入れ替わり、本田親喜の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
名古屋は4回、先頭の岩本章が四球で出塁するが、本田の三ゴロが又も「5-4-3」と渡ってダブルプレー。南海内野陣は、柳鶴震-北原昇-中村金治のトリオで2つのゲッツーを決めた。
南海先発の川崎は内野陣の好守に助けられて4回まで無安打。5回、飯塚に初ヒットとなる右前打を許すが後続を抑えてここまで無失点。その川崎が6回、突如として崩れた。
名古屋は6回、二死後岩本章が左前打で出塁、本田も左前打、吉田猪佐喜の中前打をセンター岩本義行が後逸、二走岩本章に続いて一走本田も還って2-2の同点、古川清蔵が四球を選んで二死一二塁、飯塚が左前に逆転タイムリーを放って3-2、一走古川は三塁に進み、飯塚が二盗を決めて二死二三塁、木村進一が左前に2点タイムリーを放ってこの回一挙5点、5-2とする。
南海は7回から川崎に代えて石田光彦をマウンドに送る。
名古屋は7回、一死後岩本章がレフトスタンドにホームランを叩き込んで6-2として試合を決める。
3回途中からリリーフのマウンドに上がった河村章は6回3分の2を投げて6安打2四球1三振無失点の好投を見せて4勝目をあげる。
南海は川崎徳次の突然の乱調、センター岩本義行のエラーが響いて2連敗、7月に入り1勝8敗となった。このうち、名古屋には0勝4敗である。