5月5日 (火) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 2 0 0 1 0 3 阪神 10勝10敗1分 0.500 藤村隆男 若林忠志
1 2 0 0 0 1 0 0 X 4 名古屋 6勝15敗 0.286 石丸進一
勝利投手 石丸進一 4勝4敗
敗戦投手 藤村隆男 2勝1敗
二塁打 (名)飯塚
勝利打点 なし
石丸進一、2安打完投
名古屋は初回、一死後桝嘉一が中前打、古川清蔵の遊ゴロでランナーが入れ替わり、吉田猪佐喜の右前打で古川は三塁に向かい、ライト御園生崇男からのバックサードが悪送球となる間に古川が生還して1点を先制する。
名古屋は2回、一死後石丸藤吉の遊ゴロをショート野口昇がエラー、石丸進一の中前打で一死一二塁、トップに返り木村進一のショートへの内野安打の間に二走石丸藤吉が還って2-0、石丸進一は「6-3-5-4-1」と送球されてタッチアウト、兄藤吉がホームに還る間に弟進一は二三塁間に挟まれた。桝が四球を選び、フォアボール目に二走木村が三盗、タイミングはアウトであったがサード玉置玉一が落球して二死一三塁、阪神ベンチはここで先発の藤村隆男に代えて若林忠志をマウンドに送り、サードの玉置に代わってカイザー田中義雄が入りキャッチャー、キャッチャー土井垣武がサードに回る。古川の三塁内野安打で三走木村が還って名古屋が3-0とリードを広げる。
4回まで名古屋先発の石丸進一に無安打の阪神は5回、御園生が四球から二盗に成功、大島武も四球を選んで無死一二塁、野口昇は三振に倒れるが、若林の左前打で一死満塁、田中の二ゴロ併殺崩れの間に三走御園生が還って1-3、トップに返り塚本博睦の右前タイムリーで2-3と詰め寄る。
名古屋は6回、先頭の飯塚誠が左前打で出塁、芳賀直一が送って一死二塁、ワイルドピッチで一死三塁、石丸藤吉の投ゴロでピッチャー若林がホームに送球するがセーフ、野選が記録されて4-2、犠打は記録されていないのでスクイズではない。
阪神は8回、先頭の塚本が四球で出塁、金田正泰の二ゴロをセカンド石丸藤吉がエラー、松本貞一の遊ゴロで金田が二封されて一死一三塁、土井垣の遊ゴロの間に三走塚本が還って3-4とするが追い上げもここまで。
石丸進一は2安打4四球5三振の完投で4勝目をあげる。ヒットを打たれたのは5回だけであった。
阪神は6回にベテラン若林忠志が犯したワイルドピッチと野選の2つのミスが痛かった。
*石丸進一は阪神打線を2安打に抑え4勝目をマークする。