今節はイーグルスが3勝0敗、タイガースが1勝0敗、ジャイアンツ が4勝1敗、阪急が2勝1敗、名古屋が4勝4敗、セネタースが3勝3敗、南海が0勝2敗1分、ライオンが0勝2敗、金鯱が0勝4敗1分であった。
週間MVP
投手部門
ジャイアンツ スタルヒン 2
今節は3勝0敗2完封、27イニングスを投げて13安打10四球14三振、防御率0.67。春季シリーズ逆転優勝の立役者となった。
阪急 森弘太郎 1
今節は2勝0敗1完封、21イニングスを投げて8安打4四球1三振、防御率0.00。名投手と呼ばれるだけのピッチングを見せた。
イーグルス 亀田忠 1
今節は2勝0敗1セーブ1完封、19イニングス3分の1を投げて8安打7四球15三振、防御率0.00。森弘太郎とのピッチングスタイルの違いが数字に表れている。名古屋の優勝を阻止した投球が光る。ジャイアンツナインは亀田忠に足を向けて寝ることはできない。
打撃部門
ジャイアンツ 中島治康 1
今節20打数8安打4得点4打点二塁打2本、三塁打1本、本塁打1本。不振を託っていたが最終節で爆発した。
ジャイアンツ 吉原正喜 1
今節14打数4安打3得点2打点4四球二塁打1本。23日の名古屋との決戦で3補殺を記録するなど、数字に現れない定性面での評価が高い。
殊勲賞
名古屋 河村章 1
19日のライオン戦では2イニングを1安打1四球無失点と中継ぎで好投して勝利に貢献。20日のダブルヘッダー第二試合となった南海戦では完投でプロ入り初勝利。24日の金鯱戦でも4回3分の1を5安打1四球3三振1失点と中継ぎで好投して勝利に貢献する。
南海 前田貞行 1
20日の名古屋戦で4打数3安打二塁打1本の活躍を見せる。
敢闘賞
ジャイアンツ 川上哲治 1
今節17打数7安打4得点2打点2四球三塁打1本、本塁打1本と復活する。
セネタース 苅田久徳 1
今節21打数3安打であったが2本塁打を放つ。
技能賞
イーグルス 中河美芳 3
26日の名古屋戦でサヨナラ打を放ちジャイアンツ逆転優勝に結びつける。歴史を変える一打となった。