ミゲール・カブレラ(以下「ミギー」)が1941年のテッド・ウィリアムス以来72年ぶりとなる4割打者に挑戦しています。ミギーは6月29日現在79試合にフル出場して312打数117安打、打率3割7分5厘を記録しています。まだ2分5厘もあるじゃないかとお嘆きの諸兄のために当ブログががミギーになり代わって4割達成の根拠を述べさせていただきます。
ミギーの月別の成績を分析すると4月は102打数37安打で打率3割6分3厘、5月は116打数44安打で打率3割7分9厘、6月は1試合を残して94打数36安打で打率3割8分3厘と明らかに上昇曲線を描いています。当ブログはこの上昇曲線を踏襲して7月以降の3カ月を100打数40安打、100打数43安打、100打数45安打で乗り切ると仮定しました。すると、今季通算成績は612打数245安打で打率4割ちょうどとなると結論付けた次第です。どうです、皆さまご安心されたのではないでしょうか(笑)。
今季の成績をもう少し詳細に分析すると、79試合で無安打は12試合、1安打が34試合、2安打が22試合、3安打が5試合、4安打が6試合となっています。何でそんなことが分かるのかと問われれば、それは毎日の成績をエクセルシートに手打ちして分析しているからさとお答えいたします。データ分析の最強の法則は手作業で作った独自の資料を分析することであり、ネットからデータをちゃちゃっとパクってきて分析したつもりになっているだけでは真実は見えません。当ブログの予想がよく当る理由はここにあります(笑)。
もう一つの根拠はミギーのバッティング技術が人類最高のものであるとの確信からです。2010年ア・リーグMVP予想では薬禍から立ち直ったジョシュ・ハミルトンに相当数の票が流れるのを承知の上で「アメリカン・リーグMVPはミゲール・カブレラと予想します。ジョシュ・ハミルトンに相当数の票が流れることは想像に難しくありませんが、今年のバッティング内容であればカブレラでしょう。フロリダ時代はアルバート・プホルス、ライアン・ハワードがいたため無冠に終始しましたが、ア・リーグに移った途端に本塁打王となり、今年は打点王とタイトルの常連となっています。懐の深い柔らかなスウィングに力強さも備わっているバッティングセンスは当代随一と言ってよいでしょう。」と書かせていただきました(2010年11月22日付けブログ「三冠への道 ⑲ & 一騎討ち ⑮」参照)。2011年ア・リーグMVP予想でも「アメリカン・リーグMVPは、私に投票権があればジャスティン・バーランダーに投票します。但し、打者でなければダメということであれば、玉砕覚悟で二年連続ミゲール・カブレラを本命とする予定です。数字よりもバッティングの内容を評価したいと考えるからです。」と書かせていただきました(2011年10月8日付けブログ「ラスト・スパート ⑪」参照)。
2010年、2011年と比較しても現在のミギーのバッティングは柔らかさと力強さを増しています。一度獲った三冠王など今更騒いでも意味はないでしょう。当ブログは今年のミギーは4割を達成すると予想させていただきます。じゃぁ6月の月間MVPもクリス・デービスとミギーの争いかというと、意外な伏兵を本命とする予定です。明日の6月最終試合の結果を見て公表させていただきます。
*注)当ブログの予想はまず結論を決めてその結論へ向けての過程を楽しむというものです。あくまでも素人のお遊び予想ですので真に受けないでください。たまに当ってしまうところが玉に瑕ですが(笑)。