12月1日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 名古屋 56勝41敗5分 0.577 松尾幸造
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 巨人 74勝28敗 0.725 須田博
勝利投手 松尾幸造 12勝13敗
敗戦投手 須田博 37勝12敗
本塁打 (巨)千葉 3号
勝利打点 芳賀直一 4
須田博、19連勝ならず
名古屋は松尾幸造が先発。巨人は8月7日のスタルヒン時代の金鯱戦以来18連勝を続けている須田博が先発する。
巨人は2回、一死後千葉茂が右翼スタンドに先制ホームランを放って1-0とする。
須田は2回に松尾に右前打を許したが7回まで1安打無失点、相棒の吉原正喜が2つの盗塁を刺すなどバックも盛り立てて19連勝に向かう。
ところが8回名古屋の攻撃、先頭の本田親喜がストレートの四球、木村進一もストレートの四球と8球連続ボールで無死一二塁、松尾がワンボールからの2球目を右翼線にタイムリーして1-1の同点としてなお無死一三塁、トップに返り村瀬一三もストレートの四球、翌日の読売新聞によるとこれは敬遠であったとのこと。無死満塁となって芳賀直一が中前打を放ち2-1と勝ち越す。桝嘉一は右飛に倒れて一死満塁、大沢清の二ゴロは「4-6-3」と渡ってスリーアウトチェンジ。
翌日の読売新聞には「この回病後の須田は平素の制球力を突如失い・・・」と書かれている。“病後”ということなので何らかのアクシデントがあったようです。須田の登板は11月17日の阪神戦以来となりますが、これは東西対抗があって公式戦が中断していたからです。読売新聞には東西対抗第一戦の記事が見られないのですが、第二戦、第三戦には須田の登板はありませんでした。
巨人は8回裏、先頭の中島治康が四球で出塁、千葉茂が送って一死二塁、吉原が四球を選んで一死一二塁、平山菊二に代わる代打楠安夫の投ゴロで二走中島は三封、呉波に代わる代打永澤富士雄は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。9回も一死後白石敏男が四球で出塁するが後続なくゲームセット。
松尾幸造は6安打8四球無三振の完投で12勝目をあげて須田博の19連勝を阻止した。
川上哲治は5打数2安打を記録して今季通算打率を3割1分4厘に上げ、首位の鬼頭数雄に7厘差と迫ってきた。
*松尾幸造は6安打完投で12勝目をあげ、須田博の19連勝を阻止した。
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