12月1日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 翼 54勝38敗10分 0.587 浅岡三郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金鯱 34勝63敗7分 0.351 古谷倉之助
勝利投手 浅岡三郎 14勝9敗
敗戦投手 古谷倉之助 9勝19敗
二塁打 (翼)野口、佐藤
勝利打点 野口二郎 5
快速翼、1イニング5盗塁
翼vs金鯱のダブルヘッダー第二試合。
翼打線は金鯱先発の古谷倉之助にのらりくらりとかわされて8回まで1安打無得点。
翼は9回、一死後高橋輝彦が左前打で出塁すると二盗に成功、野口二郎が右中間に二塁打を放って1点を先制、小林茂太はストレートの四球、この4球目に野口が三盗を決めて一死一三塁、小林も二盗を決めて一死二三塁、中村信一の遊ゴロで三走野口はホームに突っ込み刺されるが、スコアカードには「6.4-2」と記録されている。二三塁なので遊ゴロに二走小林が飛び出してから二塁に戻るところをショート濃人渉がセカンド倉本信護に送球、それを見てスタートした三走野口を倉本が刺したというところでしょうか。この間に小林は三塁に進んで二死一三塁、ここで中村と小林が鮮やかにダブルスチールを決めて2-0、浅岡三郎が四球を選んで二死一二塁、佐藤武夫が左中間を抜いて3-0とする。
上記の経緯からも見てとれるように、翼の積極的な走塁が効を奏した。9回だけで5盗塁を記録、この試合では6盗塁を決めている。
浅岡は3回、濃人に左前打、6回も濃人に遊撃内野安打、8回に森田実に中前打を許したのみ。9回も黒澤俊夫を一邪飛、上野義秋を左飛、倉本を中飛に打ち取り、3安打3四球2三振で今季7度目の完封、14勝目をあげる。
2010年5月号の「野球小僧」には当時96歳の浅岡三郎のインタビュー記事が掲載されています。浅岡氏を取材した「伝説のプロ野球選手に会いに行く」の著者でもある高橋安幸氏に先日お話を聞く機会があり、浅岡氏から今年も連絡が来たとのことで、現在もご存命のようです。
*浅岡三郎は金鯱打線を3安打に抑えて今季7度目の完封、14勝目をあげる。古谷倉之助ものらりくらりと翼打線を抑えてきたが9回の盗塁攻勢にやられた。
*9回に5盗塁を決めて金鯱とのダブルヘッダーに連勝した翼打線。
*1イニンング5盗塁の場面。「O’」又は「O”」が盗塁です。
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