12月8日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 1 0 0 0 1 0 0 5 巨人 76勝28敗 0.731 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 南海 28勝71敗6分 0.283 川崎徳次 劉瀬章
勝利投手 中尾輝三 26勝11敗
敗戦投手 川崎徳次 1勝4敗
二塁打 (巨)白石、中尾
三塁打 (巨)中島
勝利打点 中島治康 14
千葉茂、1イニング3失策
いよいよ昭和15年ペナントレースも最終日を迎えました。
巨人は初回、先頭の白石敏男が右翼線に二塁打、水原茂の右飛で白石はタッチアップから三進、川上哲治はファウル3個を記録するが四球、逆転首位打者には6打数6安打が必要であるが最後まで粘りを見せる。一死一三塁から中島治康が左中間に三塁打を放ち2点を先制、千葉茂の中前タイムリーで3-0とする。
巨人は3回、先頭の水原が四球で出塁、川上の中前打で無死一三塁、中島の三ゴロ併殺の間に三走水原が還って4-0とする。
南海は4回から先発の川崎徳次に代えて劉瀬章をマウンドに送る。
巨人は7回、先頭の鈴木田登満留が四球を選んで出塁、中尾輝三が左翼線に二塁打を放って無死二三塁、トップに返り白石の遊ゴロの間に三走鈴木田が還って5-0とする。
南海は9回、先頭の劉の二ゴロをセカンド千葉がエラー、代走に藤戸逸郎を起用、加藤喜作は三振に倒れ、トップに返り国久松一の二ゴロで藤戸は二封、上田良夫の二ゴロを又も千葉がエラーして二死一二塁、岩本義行が中前にタイムリーを放って1-5、岡村俊昭の遊ゴロはショート白石からセカンド千葉に送球されてゲームセット、と思ったところ千葉がこの回3つ目のエラーとなる落球、二死満塁から木村勉が右前に2点タイムリーを放って3-5、二死一二塁からダブルスチール、キャッチャー吉原は三塁に送球、タイミングはアウトでゲームセット、と思ったところサード水原が落球、盗塁は記録されず水原のエラーによる進塁となって二死二三塁、伊藤経盛が四球を選んで再度二死満塁、最後は前田貞行が二ゴロに倒れて今度こそゲームセット。
中尾輝三は10安打6四球5三振失点3、自責点ゼロの完投で26勝目をあげる。
巨人は最終回に千葉茂の3エラーを含む4エラーを記録、南海は巨人のミスに乗じて最後まで粘りを見せた。
*中尾輝三は10安打完投で26勝目をあげる。
*川上哲治は3打数1安打に終わり、首位打者は鬼頭数雄に確定した。
*南海9回の攻撃でセカンド千葉茂が1イニング3失策を記録した場面。「4’」が千葉のエラーを表します。
*「雑記」欄には「千葉9回3失策を記録す。」と記載されています。
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