2013年8月24日土曜日

松本光三郎の謎



 南海でマスクを被る松本光三郎は開幕カードの黒鷲戦で満塁ホームランを放ち4打数3安打5打点、2戦目の大洋戦でもヒットを記録して二試合で8打数4安打5打点と週間MVPも狙えそうな勢いです。ところが不思議なことにこの後ぱったりと使われなくなり、今季の通算成績は7試合で12打数4安打5打点1本塁打に終わることとなります。


 原因は大洋戦の7回に一イニング6盗塁を許したことにありました。翌日の読売新聞が「捕手松本の動作不敏を利し巧みに走者を進めた」と書いているように、キャッチャーとしての動きに機敏さが欠けていたようです。南海のマスクは次の試合から木村勉が被ることとなり、国久松一も時々キャッチャーとして出場することとなります。吉川義次の穴を埋めるのは大変だったようですね。


 松本光三郎は翌17年も4試合で2打数無安打に終わり、プロ通算11打数4安打5打点1本塁打、開幕満塁本塁打1本の記録を残して球界を去ることとなります。




 

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