0 0 3 0 0 1 0 0 0 4 太陽 18勝29敗1分 0.383 井筒研一
0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 31勝15敗 0.674 松尾幸造 服部受弘
勝利投手 井筒研一 2勝2敗
敗戦投手 松尾幸造 0勝2敗
二塁打 (太)伊勢川、藤井
勝利打点(太)森下重好 5
猛打賞 (太)藤井勇 5
井筒研一、31イニングス連続自責点ゼロ
後楽園の第2試合は井筒研一と松尾幸造の先発で午後3時14分、島球審の右手が上がりプレイボール。
中日は初回、先頭の金山次郎が左前打で出塁、杉浦清監督はストレートの四球で無死一二塁、一死後小鶴誠も四球で満塁のチャンスを迎えるが、大沢清と加藤正二が倒れて無得点。
太陽は3回表、二死後辻井弘が中前打で出塁、藤井勇も中前打を放って二死一二塁、森下重好が右中間に先制タイムリーを放ち1-0、二死一三塁から伊勢川真澄が右中間を破る2点タイムリー二塁打、3-0とリードする。
太陽は6回表、先頭の伊勢川が左前打で出塁、藤村隆男は四球で無死一二塁、平野徳松の捕前のゴロは「2-5-3」と渡るが三塁セーフで一死二三塁、松井信勝の遊ゴロの間に三走伊勢川が還って1点追加、4-0とする。
井筒研一は6安打4四球4三振で強竜打線を完封、2勝目をマークする。
昨年13勝をマークしながら今季出遅れていた井筒は、6月5日の大阪戦で3イニング無失点、6月13日の阪急戦で3イニング無失点、6月21日の南海戦は9イニングを完投して1失点ながら自責点ゼロ、7月4日の東急戦で7イニングを無失点、そしてこの日は9イニングを完封と、31イニングス連続自責点ゼロを続けている。戦前は野手としての出場が多く、投手としては通算0勝5敗であった。5年ぶりに戦場から復帰した戦後は昨年が13勝、出遅れながら調子を取り戻してきた現在はキャリア最高の状態で投げている。戦場から生きて戻ってきたからこそである。