12月1日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 金鯱 34勝62敗7分 0.354 内藤幸三 中山正嘉
2 0 2 0 0 0 0 0 0 4 翼 53勝38敗10分 0.582 野口二郎
勝利投手 野口二郎 32勝11敗
敗戦投手 中山正嘉 18勝29敗
二塁打 (金)森田 (翼)横沢
勝利打点 西岡義晴 2
西岡義晴決勝打
2013年は夏真っ盛りですが昭和15年ペナントレースは12月に入りました。12月8日まで最後の17試合が行われます。
翼は一番ライトに苅田久徳が入り、セカンドには高橋輝彦が入る。
金鯱は初回、先頭の濃人渉が三遊間に内野安打、室脇正信の遊ゴロをショート柳鶴震が失して無死一二塁、森田実が三遊間を破って無死満塁、翼はここでライトの苅田がショートに回り、ショートの柳に代わって西岡義晴が入ってライト、黒澤俊夫の一ゴロの間に濃人が還って1点を先制、なお一死二三塁から上野義秋が左前に2点タイムリーを放って3-0とする。
翼は1回裏、ライトからショートに回った先頭の苅田が四球で出塁、横沢七郎の三ゴロをサード山川喜作が失して無死一二塁、ここで二走苅田がディレードスチールを仕掛けるが「2-6-5」と渡ってタッチアウト、高橋輝彦が四球を選んで一死一二塁、パスボールで一死二三塁、野口二郎の遊ゴロをショート濃人渉が失する間に三走横沢が還って1-3、石本秀一監督はここでスタメンサードに起用した山川に代えて五味芳夫を入れてセカンド、セカンドの倉本信護をサードに回す。なお一死一三塁から小林茂太の右犠飛で2-3とする。
翼は3回裏、一死後高橋が左前打、野口が中前打を放って一死一二塁、ここでダブルスチールを敢行、キャッチャー松元三彦からの三塁送球が逸れる間に高橋が還って3-3の同点、小林は左飛に倒れるが、西岡義晴が中前に決勝タイムリーを放って4-3と逆転する。
野口二郎は9安打1四球3三振の完投で32勝目をあげる。
石本秀一監督は“代打の切り札”山川喜作をスタメンサードに起用した。山川は石本監督のお気に入りの選手であるが、初回のエラーを見てスパッと引っ込めた。直接のきっかけはショート濃人渉のエラーであったが、これもサード山川の動きが悪くて濃人にエラーが記録された可能性が考えられる。
*野口二郎は9安打完投で32勝目をあげる。
*1回の守備から途中出場した西岡義晴が決勝打を放った翼打線。苅田久徳は一番ライトで出場しています。
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