10月19日 (火) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 タイガース 22勝6敗 0.786 若林忠志 西村幸生
2 1 2 1 0 0 0 0 X 6 ライオン 10勝17敗 0.370 菊矢吉男
勝利投手 菊矢吉男 6勝7敗
敗戦投手 若林忠志 5勝2敗
二塁打 (タ)岡田
三塁打 (タ)藤村
タイガース、遠征疲れ
ライオンは初回、先頭の鬼頭数雄が左前打で出塁、大友一明一塁内野安打、水谷則一四球で無死満塁、一死後坪内道則が右前に先制タイムリーを放って1-0、二死後中野隆雄が押し出し四球を選んで2-0とする。更に2回、一死後鬼頭数雄が右前打、大友の遊ゴロをショート岡田が失して水谷則一の遊ゴロで鬼頭が還り3-0。
ライオンは3回、二死後柳澤右前、菊矢吉男左翼線に連続ヒット、鬼頭四球後、大友の右飛をライト景浦将が失して2点を追加し5-0。更に4回、坪内四球、藤浪光雄右前打で一三塁、柳澤の右犠飛で6-0とする。
タイガースは5回、この回先頭の本堂保次が右前打で出塁、藤村富美男の三ゴロでランナーが入れ替わり、岡田宗芳の右翼線二塁打で1-6、松木謙治郎の二ゴロで岡田は三進、ワイルドピッチで岡田が還って2-6とするがここまで。
ライオンは鬼頭数雄が5打席4打数3安打1四球2得点の活躍。菊矢吉男は6安打5四球4三振の完投6勝目、調子を上げてきた。
10月19日付け読売新聞は「同組合せで三日間連戦」の見出しと共に今節の展望を掲載し、「タイガースは東西入れ替わった第一戦に調子の出ない傾向にある」と分析している。当時は東西に四チームずつが別れてペナントレースを展開しているが、大阪ー東京間の移動は飛行機でも新幹線でもなく夜行列車である。しかもタイガースは車中で西村幸生が中心になってどんちゃん騒ぎをしていたと伝えられており、遠征初日は調子が出ないのもうなずける。
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