2010年10月27日水曜日

12年秋 ジャイアンツvsタイガース 6回戦

10月31日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 2 3 ジャイアンツ  23勝13敗  0.639  スタルヒン 成田友三郎 青柴憲一
0 3 1 0 0 0 2 0 X 6 タイガース     30勝6敗    0.833  西村幸生


勝利投手 西村幸生  12勝3敗
敗戦投手 スタルヒン 13勝4敗


二塁打 (ジ)永澤2、伊藤 (タ)藤井、藤村、山口


藤井勇、二試合連続猛打賞


 ジャイアンツは初回、先頭の白石敏男が内野安打で出塁するが三番水原茂が西村幸生のシュートに詰まり三ゴロゲッツー。

 タイガースは2回、先頭の景浦将が四球、伊賀上良平は中飛に倒れるが藤井勇がセンター左奥に二塁打を放ち景浦が還って1点を先制。カイザー田中義雄も中越えに三塁打を放って2-0、西村幸生の中犠飛で3-0とする。3回にも藤村富美男の二塁打と景浦の左前タイムリーで4-0。ジャイアンツはこの回でスタルヒンをあきらめて成田友三郎を二番手に投入する。

 左腕成田に抑えられていたタイガースは7回、二死から山口政信が右中間に二塁打、景浦死球、伊賀上四球で二死満塁、ここで藤井勇が中前に2点タイムリーを放って6-0とダメ押し。

 ジャイアンツは8回、この回先頭のの永澤富士雄が四球で出塁、伊藤健太郎が左翼線に二塁打を放って無死二三塁、筒井修死球で無死満塁、ここで内堀保に代わって久々復帰の呉波が代打で登場、左犠飛を打ち上げてようやく1点を返すが、成田に代わる代打澤村栄治は三振、白石も遊ゴロに倒れて追加点はならず。9回も二死から中島治康が遊失で二塁に進み、永澤の右中間二塁打で2-6、伊藤の中前タイムリーで3-6と追い上げ、筒井が左前打で続いて二死一二塁と粘るが最後は田代須恵雄が三ゴロに倒れてゲームセットのサイレンが高々と鳴り響く。

 ジャイアンツは初回の無死一塁で二番前川八郎が三振、スコアブックの記載からだけでは分からないが送りバント失敗の可能性がある。6点取られてからの終盤の反撃で粘りを見せるが8回は無死満塁で1点のみ、9回の反撃は二死からと常にちぐはぐな攻撃、それだけ西村幸生のピッチングが巧妙であったということか。

 西村幸生は8安打2四球1死球6三振の完投で12勝目。藤井勇は昨日は澤村から3安打、本日も4打数3安打3打点の活躍。特に7回の2点タイムリーが効いた。タイガースは澤村、スタルヒンを撃破してジャイアンツ戦6戦全勝。秋季リーグ戦の優勝を事実上決定付けた。

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