１２年秋 ライオンvsセネタース ５回戦

10月14日 （木） 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 2 0 0 0 3  ライオン       ８勝１７敗        0.320  菊矢吉男
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2  セネタース １０勝１４敗１分  0.417  浅岡三郎 野口明


勝利投手 菊矢吉男 ５勝７敗
敗戦投手 浅岡三郎 ２勝５敗


二塁打　（セ）中村民
本塁打　（ラ）鬼頭　１号


菊矢吉男、本領発揮


　セネタースはシーズン序盤チーム内のごたごたから六つの負け越しを喫していた。苅田新監督のもと負け越し一つまで盛り返したがここにきて四連敗、本日は三番ライトに野口明を起用して打開を図る。

　セネタースは初回、先頭の中村信一が四球で出塁、一死後三番野口明が右前打を放ち一死一三塁、尾茂田叶の一ゴロで野口が二封される間に中村信が還り1点を先制、更に中村民雄が左中間にタイムリー二塁打を放ち2-0とする。

　ライオンは3回、二死後鬼頭数雄が右翼スタンドにホームランを放ち1-2。更に6回、鬼頭セカンド内野安打、大友一明中前打、水谷則一三前内野安打で無死満塁、セネタースベンチは先発浅岡三郎を下げてライトから野口明がマウンドへ。続く浅原直人は三振に倒れるが坪内道則が右犠飛を打ち上げて2-2の同点、藤浪光雄が右前に勝ち越しタイムリーを放ち3-2と逆転に成功する。

　菊矢吉男は6安打9四球6三振と荒れ球の本領を発揮して完投で5勝目をあげる。野口明はブルペンで用意した時はリリーフでも好投を見せるが、本日のようにウォームアップできないと苦しいか。タイガースの景浦は地肩が強くウォーミングアップ無しでも剛球を投げることができるのでライトからリリーフに立っても問題はないが、野口明はライトからリリーフに回るのは難しいのではないか。