10月10日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金鯱 11勝13敗 0.458 松元三彦
1 0 0 0 1 0 0 0 X 2 名古屋 7勝15敗2分 0.318 松尾幸造
勝利投手 松尾幸造 1勝0敗
敗戦投手 松元三彦 0勝3敗
二塁打 (金)小林茂2 (名)小島
三塁打 (金)黒澤
松尾幸造、プロ入り初勝利を完封で飾る
名古屋は初回、先頭の石丸藤吉が四球で出塁、石田政良の右翼線安打で無死一三塁、石田が二盗を決めて二三塁、白木一二の右飛で三走石丸がホームを狙うがライト小林茂太のレーザービームにタッチアウト。大沢清の二ゴロをセカンド江口行男が一塁に悪送球する間に石田が還って1点を先制する。
名古屋は5回、先頭の石丸が左翼線安打で出塁、石田が送って二死後大沢清の二ゴロをセカンド江口がトンネル、石丸が還って2-0とする。この日の両軍の得点はこの2点のみ、いずれも大沢清の二ゴロを江口行男がタイムリーエラーしたものである。
名古屋のルーキー松尾幸造は3安打6四球10三振、プロ入り初勝利を完封で飾る。翌日の読売新聞は「この日の松尾投手は左独特のシュートを帯びる速球でストライクを取り鋭く大きく曲るインドロップで止めを刺すピッチングで三振十をあげる非凡の手腕・・・新人には珍しく試合度胸も具わっている・・・」と伝えている。
一方、金鯱はエース古谷倉之助が黄疸のため1カ月出場不能と伝えられており、暗雲が漂ってきた。
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