2010年10月2日土曜日

12年秋 ジャイアンツvs阪急 4回戦

10月10日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 ジャイアンツ 16勝8敗         0.667  前川八郎 澤村栄治
0 0 3 0 0 0 1 0 X 4 阪急             11勝11敗2分 0.500  丸尾千年次


勝利投手 丸尾千年次 2勝0敗
敗戦投手 前川八郎   1勝2敗


二塁打 (ジ)呉 (阪)丸尾、黒田2
本塁打 (ジ)伊藤 4号 (阪)山下実 2号 


山下実、3打点の活躍


 本日の阪急は三番ライト山下実、四番ファースト宮武三郎、五番レフト山下好一と慶大トリオでクリーンナップを組む。

 阪急は3回、一死後丸尾千年次が左中間に二塁打、トップに返りジミー堀尾文人死球で一死一二塁、黒田健吾が右中間に二塁打を放ち1点を先制、山下実の右翼線2点タイムリーで3-0とする。ジャイアンツは先発前川八郎から澤村栄治にスイッチ、澤村は続く宮武にショート内野安打を許すが山下好一、キヨ野上清光を連続三振に打ち取る。

 ジャイアンツ5回の攻撃は、内堀保が三塁内野安打、澤村栄治中前打、呉波の投前バントで内堀三封となり一死一二塁、呉の代走に平山菊二が送られる。筒井修のサードライナーにサード黒田健吾はジャンプ一番飛びつくが白球は黒田のグラブをかすめて三塁ファウルグランドへ、黒田は白球を拾うやすかさず二塁に送球、オーバーランしていた平山がタッチアウトとなりツーアウト、水原茂が中飛に倒れて得点ならず。

 ジャイアンツは6回、先頭の伊藤健太郎が左翼席に第4号ホームランを放てば阪急は7回、山下実が右翼スタンドに第2号ホームランを叩き込んで4-1。後楽園らしいホームラン競演となった。

 3回途中からリリーフの澤村栄治は5回3分の2を投げて3安打1四球10三振の力投、山下実に本塁打を浴びるが10月2日の15奪三振以来調子が上向いてきた。

 一方、丸尾千年次は8安打3四球1死球4三振の完投で2勝目、石田光彦が投げ過ぎによりリタイヤしただけに救世主となる。戦後は敏腕スカウトとして梶本、米田、山田を入団させて阪急黄金時代の礎を作った。

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