10月17日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 ジャイアンツ 19勝9敗 0.679 澤村栄治
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 イーグルス 12勝15敗1分 0.444 中河美芳
勝利投手 澤村栄治 5勝4敗
敗戦投手 中河美芳 2勝4敗
澤村栄治、ダブルヘッダーに1勝1セーブ
ダブルヘッダーの第二試合、先発はジャイアンツが第一試合と連投となる澤村栄治、イーグルスは中河美芳、球界を代表する速球派と軟投派の初対決となる。
ジャイアンツは初回は前川八郎四球、水原茂左前打、2回は内堀保、澤村の連打、3回は水原の二本目のヒットと塁上を賑わすが決定打が出ず無得点。一方イーグルスは初回に先頭の寺内一隆が四球で出塁したのみで3回まで無安打。
ジャイアンツは4回、5回と三者凡退。ここまで15のアウトのうち内野ゴロが7つに内野フライが3つ(ダブルプレーが1つ)と中河の術中にはまっている。一方、イーグルスも4回、5回と三者凡退、すなわちここまで無安打無得点、澤村はここまで5三振を奪う力投。
ジャイアンツは6回、この回先頭の筒井修が四球で出塁、水原左翼線安打、伊藤健太郎の左飛で筒井は三進、永澤富士雄がピッチャー強襲ヒットを放ち1点を先制する。
イーグルスは6回、二死から寺内が中前に初ヒットを放つが三つのアウトはいずれも三振。7回にもバッキー・ハリスがチーム二本目のヒットを中前に放つが得点無し。
澤村栄治は8、9回も三者凡退に抑え、結局2安打1四球12三振の完封で今季4勝目をあげる。澤村は10月2日のイーグルス2回戦でも2安打15三振の完封劇を演じている。春季リーグ戦のイーグルス戦では手を抜いて投げていた感もあったが、夏季の猛練習で生まれ変わった秋季リーグ戦のイーグルスには本気で立ち向かっている。
本日のナショナル・リーグ ディビジョン・シリーズで、サンフランシスコ・ジャイアンツのティム・リンスカムはアトランタ・ブレーブスを相手に、本日の澤村同様2安打14三振の完封、ポストシーズン初登場で度肝を抜きました。以前、現役で澤村栄治に最も近いのはティム・リンスカムであると書いたことがありますが、偶然とは恐ろしいものです。
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