2010年10月22日金曜日

一騎討ち ⑭

 古来より「予想はうそよ」と言いますが、昨日の⑬において本日の「一騎討ち」最終章はティム・リンスカムの勝利となると予言し、24時間も経たないうちに釈明会見を開く結果となりました。

 ベースボールにタラレバは禁句ですが、サード パブロ・サンドバルの足がもう少し長ければ歴史は変わっていたでしょう。3回の3失点ですが、解説の大島さんのおっしゃる通り、無死一塁からカルロス・ルイーズに与えた死球が痛かった。続くロイ・ハラデーの送りバントに対してリンスカムは最もバントしにくい内角低め(打者にとって最もバントしにくいコースは内角低めです。ちばあきおの傑作野球漫画「キャプテン」においても、バントを避けたい場面で近藤に対してキャッチャー小室が「ここよ」と内角低めを指示するシーンが登場します。)に快速球を投げ込みました。ハラデーのバントはワンバウンド目はファウルグラウンド、ツーバウンド目はフェアグラウンドでしたが、キャッチャー バスター・ポージーが捕った地点はファウルグラウンドでした。ポージーは三封できると判断して三塁に送球しますが、無死一二塁での送りバントの場面ですので当然三塁手は三塁側へのバントを警戒して前進守備をとります。

 ということでサード サンドバルはポージーからの送球を捕球すると前進守備から一転サードベースタッチのために後ろに足を伸ばしますが、残念ながらサンドバルの足の長さが足りずベースタッチできずに二三塁となってしまい、プラシド・ポランコのタイムリー等で3点を許します。


 第七戦までもつれこめば、第七戦先発予定のマット・ケインに続いてリンスカムの中二日での投入は十分あり得るでしょう。ハラデーは股関節を痛めたとのことですので中二日はないでしょうが、ワールド・シリーズに進んだ場合はどうするのか、まだまだ目が離せません。

 

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