10月20日 (水) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 3 0 1 0 0 0 0 0 5 金鯱 13勝15敗 0.464 鈴木鶴雄
0 2 0 0 0 0 0 0 4X 6 ジャイアンツ 21勝9敗 0.700 澤村栄治 前川八郎
勝利投手 前川八郎 2勝2敗
敗戦投手 鈴木鶴雄 6勝4敗
ジャイアンツ逆転サヨナラ
金鯱は初回、澤村の立ち上がりを攻めて一死後江口行男が四球、矢野槇雄左前打で一死一二塁、小林利蔵の二ゴロは4-6-3と転送されるが一塁はセーフ、この間に二走江口がホームを陥れて1点を先制する。更に2回、一死後相原輝夫の二ゴロをファースト永澤富士雄が落球、鈴木鶴雄中前打、島秀之助右前タイムリーで2-0、江口も中前にタイムリーを放って3-0として島も三塁に走りなお一三塁、矢野の二ゴロで島がホームを突いて4-0とする。
ジャイアンツは2回裏、この回先頭の永澤が三失に生き、白石敏男が四球、内堀保が送って一死二三塁、ここで澤村栄治が中前に2点タイムリーを放って2-4とする。金鯱は4回、二死後矢野、小林利が連続四球、黒澤俊夫が右前にタイムリーを放ち5-2と突き放す。
ジャイアンツは5回から澤村を下げてセンターから前川八郎をマウンドに送りセンターには平山菊二が入る。前川は代わりばなに瀬井清に四球を与えるが鈴木の遊直に瀬井が飛び出してダブルプレーとなると波に乗り、8回までパーフェクトピッチング。一方金鯱先発の鈴木鶴雄もシュートが冴えて4回までは5安打を許すものの5回~8回までは1安打ピッチング、前川は9回に江口に初ヒットを許すが無失点で切り抜け運命の9回裏に突入する。
ジャイアンツは9回裏、永澤右翼線安打、白石左前打で無死一二塁、内堀に代えて代打スタルヒンが登場、ワイルドピッチで二三塁となるがスタルヒンは右飛に倒れる。平山が四球を選んで一死満塁、金鯱はここでセンターを島から佐々木常助に交代。肩に不安のある島を交代させるが、岡田源三郎監督の狙いは流れを変えることにもある。しかし流れは変わらず前川が右前に2点タイムリーを放ち4-5、9回の守備から筒井修に代わって守備についている井上康弘に代わる代打青柴憲一が左前に同点タイムリーを放って5-5。更に水原茂が四球を選んで再度満塁とすると、中島治康が左前にサヨナラタイムリーを放ち、9回裏に4点をあげてジャイアンツが劇的な逆転サヨナラを演じる。
金鯱は古谷倉之助がいれば当然リリーフに出てくるところであるが未だ病いは癒えず苦しい台所を露呈することとなった。前川八郎は5回からリリーフに立ち1安打ピッチング。サヨナラ打を放った中島治康は5打数4安打であった。
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