今節は四日間で20試合が予定されていたが、9試合が雨のため順延され変則開催となった。
ライオンと金鯱が2勝0敗、ジャイアンツが3勝1敗、タイガースが2勝1敗、名古屋が1勝1敗、イーグルスが1勝3敗、セネタースと阪急が0勝2敗であった。ライオンは春季の大東京時代も含めて初の週間トップとなった。
週間MVP
投手部門
ライオン 菊矢吉男 1
セネタース5回戦では6安打9四球6三振の完投勝利。荒れ球の特徴を生かす。連投の6回戦では9回1点差でリリーフに立ち、連続三振で締めてライオン初の週間トップの立役者となる。
ジャイアンツ 澤村栄治 2
イーグルスとのダブルヘッダー第一試合では9回リリーフで初セーブ。第二試合では2安打1四球12三振の完封で中河美芳との投げ合いを制して一日で1勝1セーブを記録する。
打撃部門
イーグルス バッキー・ハリス 1
今節16打数8安打1得点3打点、二塁打3本、打率5割。今季通算でも110打数33安打、打率を3割に乗せて打撃ベストテンに顔を出す。いよいよ本領を発揮してきた。
金鯱 小林茂太 2
今節は二試合ながら7打数3安打5打点と勝負強さを発揮して二連勝の立役者となる。第4節に続く今季二度目の受賞。打撃部門の複数回受賞は小林茂太だけである。
殊勲賞
ライオン 桜井七之助 1
桜井は勝運に乏しくようやく今季初勝利。スピードはあるが球質が素直で軽いため好投しても捕まるケースが多いところが勝運に乏しく見える原因かもしれない。
敢闘賞
ジャイアンツ 水原茂 1
今節16打数7安打2得点2打点。今季通算でも108打数33安打、3割6厘で打率三位に浮上する。ハリスには見劣るため惜しくも2節連続週間MVPを逃す。
ライオン 藤浪光雄 1
今節6打数4安打1得点1打点、守ってもセネタース5回戦では二塁牽制と盗塁阻止を含む3補殺を記録する。
技能賞
イーグルス 中河美芳 2
西村幸生との投げ合いを制して再びタイガースを破る完投勝利。ジャイアンツ5回戦でも澤村栄治との投げ合いに0対1で敗れはしたものの好投。ここまで2勝4敗ではあるが、大ブレイクを予感させる。
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