2013年12月11日水曜日

待兼山


 


 マチカネタンホイザ号の訃報も伝えられています。  


 G1勝ちはありませんが重賞を4勝してノーザンテースト産駒としては獲得賞金No1です。勿論ノーザンテースト産駒ではアンバーシャダイが実績No1ですが、アンバーシャダイが活躍した1980年代前半と比べてマチカネタンホイザが活躍した1990年代では賞金額が大幅に伸びていたことに起因しています。  


 馬主の細川益男はホソカワミクロンの中興の祖として知られていますが「マチカネ」の馬主としても有名です。マチカネホニャララの馬名は当時は不謹慎の声もありましたが、現代の無軌道な不謹慎馬名に比べれば可愛いものでした。


 「マチカネ」の冠名は新古今和歌集にも登場する「待兼山」に由来します。待兼山には旧制浪速高校(以下「旧制浪高」)がありました。現在は大阪大学となっています。筆者の父親は旧制浪高の出身で、よく寮歌際に行っていました。細川益男と同様京都大学を受験しましたが落第して一浪後大阪大学に進んだようです。「Wikipedia」によると旧制浪高には「寮」は無かったとのことですが父がよく寮歌際に行っていたのは歴史的事実です。


 マチカネタンホイザはG2では活躍しますが、G1では人気にはなるものの絶対に来ないので馬券戦略上有意義な馬でした。G1では安心して消せるという点ではミナガワマンナに似たタイプでした。まぁ、今時マチカネタンホイザを語れるサイトも皆無でしょうからお許しください。





 

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