「大戦前夜のベーブ・ルース」の184ページに、函館での試合の際「この街に西洋風のホテルはなく、福井館という日本風の旅館に泊まらざるを得なかったのだ。」と書かれています。当ブログでは、この点について物的証拠に基づき検証します。
本日当ブログが提出する証拠品は、全米チームのサインが書かれた函館・湯の川温泉「福井館」の絵葉書です。この絵葉書には昭和9年11月8日のスタンプが押されており、同日に函館で日米野球第三戦が行われていることから、全米チームが函館で宿泊した旅館は「福井館」」であることが確認されました。
「函館 福井館」でグーグル検索してみると、函館市中央図書館デジタル資料館に「福井館」の絵葉書が残されていることが確認できます。また、「福井館」の親族の方のサイトに当時の「福井館」の様子が書かれています。同サイトによると「当時は湯の川では一番の旅館で明治天皇もお泊りになり・・・」とのことです。「ベーブ・ルース御一行様」がお泊りになるには相応しい格式だったということです。
*「福井館」の絵葉書に全米チームがサインを入れています。
*昭和9年11月8日の日付けのスタンプが押されています。
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