2013年12月14日土曜日

16年 南海vs朝日 4回戦


5月28日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 1 1 3 0 0 0 6 南海 12勝16敗 0.429 神田武夫 石田光彦 川崎徳次
1 2 0 0 0 0 0 1 0 4 朝日   9勝19敗 0.321 山本秀雄 福士勇

勝利投手 石田光彦 3勝4敗
敗戦投手 福士勇     6勝10敗

二塁打 (朝)伊勢川
本塁打 (南)岩本 4号 (朝)坪内 1号、岩田 1号

勝利打点 猪子利男 1

猛打賞 (南)岩本義行 1


猪子利男、二打席連続押出し四球

 朝日は初回、先頭の坪内道則が6球ファウルで粘った挙句レフトスタンドに先制ホームラン、1-0とする。

 朝日は2回、一死後前田諭治が四球で出塁、伊勢川真澄が右中間にタイムリー二塁打を放って2-0、南海ベンチは早くも先発の神田武夫から石田光彦にスイッチ、山本秀雄が右翼線にタイムリーを放って3-0とリードを広げる。

 南海は3回、一死後猪子利男が左前打から二盗に成功、安井鍵太郎の二ゴロの間に猪子は三進、岩本義行の遊ゴロをショート前田諭治が一塁に悪送球する間に三走猪子が還って1-3とする。
 朝日は4回から先発の山本に代えて福士勇をマウンドに送る。



 南海は4回、一死後岡村俊昭が四球で出塁、木村勉の右翼線ヒットで一死一三塁、前田貞行がストレートの四球を選んで一死満塁、石田は二飛に倒れて二死満塁、トップに返り猪子が押出し四球を選んで2-3とする。

 南海は5回、先頭の岩本がレフトスタンドに同点ホームランを叩き込んで3-3と追い付く。岩本は春季シリーズ3本塁打でジミー堀尾文人と並んでいたが、第4号を放って単独本塁打王に躍り出た。

 南海は6回、先頭の木村が右前打で出塁、前田貞行の投前送りバントをピッチャー福士が一塁に悪送球、犠打とエラーが記録されて無死一二塁、石田の一塁線送りバントをファースト灰山元章が三塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死満塁、トップに返り猪子が二打席連続押出し四球を選んで4-3と逆転、安井の中犠飛で5-3、二走石田もタッチアップから三塁に走るが「8-2-5」と転送されてタッチアウト、この間に一走猪子もタッチアップから二塁に進んで二死二塁、岩本の中前タイムリーで猪子が還って6-3とリードを広げる。

 南海は6回裏の守備で石田が一死後2連続ストレートの四球を出すと三番手の川崎徳次にスイッチ、続く前田諭治の記録は三前送りバントとなっているがこれは自分も生きようとしたものでしょう。二死二三塁から伊勢川が四球を選んで二死満塁、しかし福士は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 朝日は8回、二死後岩田次男がレフトポール直撃の本塁打を放って4-6とするが反撃もここまで。

 南海は又も三本柱を注ぎ込んで春季シリーズ最終戦を勝利で飾った。



 勝利打点は決勝の押出し四球を選んだ猪子利男に記録された。猪子は前の打席でも押出し四球を選んでいる。このところ走塁面でも活躍が目立っているが、南海は戦前から戦後にかけてこういうタイプの内野手を数多く輩出することとなる。


 石田光彦は2回の代わりばなタイムリーヒットを打たれたが還った走者は神田武夫が残したもので自責点は付かず、6回は2走者を残してマウンドを降りたがリリーフの川崎徳次が後続を抑えてこの日も自責点はゼロ、4月21日から続く連続自責点ゼロ記録は59イニングスに伸びて継続中である。5月は36イニングスを投げて防御率0.00であり、月間MVP投手部門は波乱の展開が予想される。










   *南海は三本柱を注ぎ込んで快勝、石田光彦はこの日も自責点ゼロで3勝目をあげる。












   *坪内道則が第一打席で6球ファウルで粘って本塁打を放った場面。「△」がファウルを表します。













 

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