2013年12月1日日曜日

16年 黒鷲vs南海 3回戦


5月20日 (火) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 1 0 0 0 0 2 黒鷲   7勝17敗 0.292 石原繁三 亀田忠
0 3 1 1 0 2 0 2 X 9 南海 10勝14敗 0.417 神田武夫 川崎徳次

勝利投手 神田武夫 6勝5敗
敗戦投手 石原繁三 1勝1敗
セーブ   川崎徳次 1

二塁打 (黒)富松 (南)岡村、岩本
本塁打 (南)岩本 3号

勝利打点 なし

猛打賞 (黒)富松信彦 2 (南)鬼頭数雄 2


岩本義行、二試合連続本塁打

 黒鷲は初回、一死後富松信彦が右翼線に二塁打を放つと小島利男の二ゴロで三進、中河美芳の二塁内野安打で1点を先制する。

 南海は2回、先頭の村上一治の三ゴロをサード木下政文が一塁に悪送球して村上は二塁に進み、岡村俊昭の左中間二塁打で1-1の同点、木村勉の右前打で二走岡村が三塁ベースを蹴ってホームを突き、ライト谷義夫からのバックホームはタイミングはアウトであったが悪送球となって岡村が生還、2-1と逆転する。打者走者の木村は二塁に進みパスボールで三進、前田貞行は三ゴロに倒れるが神田武夫が四球を選んで一死一三塁、黒鷲ベンチはここで先発の石原から亀田忠にスイッチ、安井鍵太郎が四球を選んで一死満塁、猪子利男の三ゴロの間に三走木村が還って3-1とする。

 南海は3回、先頭の鬼頭数雄が四球で出塁、村上が左前打を放って無死一二塁、岡村の一ゴロで村上は二封されて一死一三塁、ワイルドピッチで鬼頭が還り4-1とする。

 南海は5回、二死後岩本義行がレフトスタンドに二試合連続となるホームランを叩き込んで5-1と突き放す。翌日の読売新聞は「岩本の大本塁打」と伝えている。

 黒鷲は5回、一死後山田潔の三ゴロをサード安井がエラー、亀田の遊撃内野安打で一死一二塁、トップに返り寺内一隆の三ゴロで一走亀田が二封される間に二走山田が一気にホームに還り2-5とする。

 南海は6回、一死後柳鶴震が四球で出塁、岩本の一ゴロで柳は二封、鬼頭の中前打で一死一二塁、村上の右翼線タイムリーで6-2、岡村が四球を選んで二死満塁、木村の三ゴロをサード木下がタイムリーエラーして7-2とする。

 南海は8回、先頭の岩本が左中間に二塁打、鬼頭は投飛に倒れるが村上重夫の遊ゴロをショート山田が失して一死一三塁、岡村が四球を選んで一死満塁、木村が左前に2点タイムリーを放ち9-2として快勝する。


 南海は神田武夫、川崎徳次の若き二枚看板のリレーで神田は6勝目、川崎はプロ入り初セーブを記録した。


 岩本義行が昨日に続いて中百舌鳥球場で二試合連続本塁打を放った。戦前の中百舌鳥球場では合計7本の本塁打が記録されているが二試合連続本塁打は岩本だけ、中百舌鳥球場での本塁打王は景浦将と岩本義行が2本で並んでいる。


 南海は18~20日に行われた本拠地の中百舌鳥シリーズに2勝1敗、川崎徳次が三連投と奮闘した。岩本義行が10打数3安打2本塁打、岡村俊昭が8打数5安打、鬼頭数雄が11打数4安打であった。









            *神田武夫は6勝目、川崎徳次はプロ入り初セーブをマークした。













     *岩本義行が中百舌鳥球場で二試合連続本塁打を放った場面。










 

0 件のコメント:

コメントを投稿