春季シリーズ最終節となった今節は接戦が続いた。巨人が5勝0敗、南海が2勝2敗、黒鷲が2勝2敗、阪神が2勝2敗、朝日が1勝1敗、名古屋が1勝1敗、阪急が1勝4敗、大洋が0勝2敗であった。
週間MVP
投手部門
巨人 中尾輝三 1
今節3試合に登板して2勝0敗、22回3分の1を投げて7安打16四球16三振であった。
巨人 須田博 2
今節2試合に登板して2勝0敗、16回を投げて16安打4四球8三振であった。
この数字を見ると、中尾は相変わらず「三振か四球」の剛球を投げ込み、須田はコントロール重視のピッチングとなっていることが分かる。
黒鷲 亀田忠 2
今節3試合に登板して2勝1敗、24回を投げて18安打12四球10三振であった。日米関係の悪化から6月14日にハワイに帰ることとなる。
打撃部門
黒鷲 小島利男 1
今節12打数5安打4得点3打点3四球、本塁打2本の活躍を見せた。
巨人 白石敏男 2
今節20打数10安打3得点3打点2四球2盗塁、本塁打1本の活躍を見せた。
殊勲賞
南海 安井鍵太郎 1
24日の黒鷲戦で前日タイムリーエラーの汚名を挽回する決勝二塁打を放つ。
阪神 土井垣武 1
23日の南海戦で代打サヨナラタイムリーを放つ。
敢闘賞
朝日 坪内道則 2
28日の南海戦で6球ファウルで粘って先頭打者ホームランを放つ。
巨人 水原茂 1
24日の阪急戦で一試合3美技を記録する。
技能賞
黒鷲 寺内一隆 2
23日の阪急戦で2得点とチームを救う補殺を記録する。
南海 猪子利男 1
28日の朝日戦で二打席連続押出し四球を選んで勝利打点を記録する。戦後まで続く南海の好選手列伝に加わる活躍を見せている。
阪急 黒田健吾 1
21日の阪神戦で一試合2美技を記録して「黒田の蟻地獄」ぶりを見せつける。打っても今節21打数7安打。
名古屋 大沢清 1
27日の南海戦で5打席連続四球を記録する。
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