2011年12月3日土曜日

14年 ジャイアンツvsタイガース 6回戦


6月24日 (土) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 ジャイアンツ 31勝13敗    0.705 スタルヒン
0 1 0 2 0 0 0 0 X 3 タイガース  25勝14敗2分 0.641 御園生崇男


勝利投手 御園生崇男 10勝3敗
敗戦投手 スタルヒン   20勝7敗


二塁打 (ジ)中島、吉原、平山 
三塁打 (ジ)千葉 (タ)堀尾2

ジミー堀尾文人、2本の三塁打

 ジャイアンツvsタイガースの6回戦はスタルヒン、御園生崇男の先発と5回戦の再戦となって16時25分試合開始。翌日の読売新聞によると「蓋し今シリーズ随一の好試合」とのことである。

 タイガースは2回、先頭のジミー堀尾文人が右中間に三塁打を放って先制のチャンスをつかむと、スタルヒンのワイルドピッチで先制のホームを踏む。続く伊賀上良平が四球で出塁、森国五郎が送って一死二塁と追加点のチャンスを迎えるが皆川定之は三ゴロ、トップに返り本堂保次は中飛に倒れる。

 タイガースは4回、先頭の御園生が中前打で出塁、堀尾が中越えに二打席連続となる三塁打を放って2-0、伊賀上は浅い中飛に倒れるが森が左前にタイムリーを放って3-0とリードを広げる。

 御園生のイン・シュートに手を焼いていたジャイアンツは7回、一死後千葉茂が左中間に三塁打、中島治康、川上哲治が連続四球を選んで一死満塁、ジャイアンツベンチはここでアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)に代えて代打楠安夫を起用するが敢えなく三振、しかし好調平山菊二が左中間に二塁打を放って2-3、川上は三塁にストップ、吉原正喜は左邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 ジャイアンツは最終回、二死後川上がショートに内野安打、代走に岩本章が起用されるが呉波が中飛に倒れてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。


 ジミー堀尾文人の二本の三塁打がタイガースの全得点に絡んだ。森国五郎も貴重なタイムリーを放った。翌日の読売新聞によると堀尾の二本目の三塁打は中前打であったがセンターリベラの前でイレギュラーバウンドしてセンター後方に転がって行ったとのこと。また、7回のジャイアンツの攻撃の場面については、一死一三塁で川上を敬遠し、代打楠に対してツーナッシングと追い込んだ御園生は三球ウエストボールを続けて三振に打ち取ったとのこと。スクイズを警戒していたのであろうが、余程コントロールに自信があるからであろう。この後の平山の二塁打で川上が三塁でストップしているように川上は脚には自信がないようで、9回は代走に岩本章が起用されている。

 御園生崇男は6安打2四球3三振の完投で10勝目をあげて5回戦の雪辱を果たした。タイガースとしてはこの試合を落とすと首位争いから脱落するところであったが阪急、ジャイアンツに3.5ゲーム差とまだチャンスを残している。






     *ジミー堀尾文人が放った2本の三塁打がタイガースの全得点に絡んだ。









*御園生崇男は6安打完投で10勝目をあげてスタルヒンに投げ勝ち5回戦の雪辱を果たした。


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