2011年12月1日木曜日

14年 名古屋vsライオン 6回戦


6月24日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計
0 1 2 0 0 0 0 0 0  0   0   3 名古屋  13勝26敗3分 0.333 松尾幸造 西沢道夫
1 0 0 1 0 0 0 0 1  0  1X  4 ライオン 16勝21敗4分 0.432 福士勇 菊矢吉男
勝利投手 菊矢吉男 10勝9敗
敗戦投手 西沢道夫    2勝4敗


二塁打 (名)中村、石田 (ラ)松岡
三塁打 (名)村瀬 (ラ)玉腰
本塁打 (名)加藤 2号 (ラ)菊矢 1号


菊矢吉男、サヨナラホームラン


 名古屋は松尾幸造が4月19日以来の先発。3月の月間MVP(当ブログ選出)に輝いた松尾は故障のため戦列を離れていたが6月13日にリリーフで復帰して本日が久々の先発となった。

 名古屋は初回、二死後桝嘉一が中前打で出塁、大沢清の右前打で二死一三塁、しかし大沢が二盗に失敗してスリーアウトチェンジ。

 ライオンは初回、一死後玉腰年男が左中間に三塁打、水谷則一の遊ゴロの間に玉腰が生還して1点を先制する。

 名古屋は2回、加藤正二が左翼観覧席に第2号ホームラン、春先の勢いに蔭りが見えていた加藤であるが、このところ復調してきた。

 名古屋は3回、先頭の石田政良が右前打で出塁、村瀬一三が左中間に三塁打を放って2-1と逆転に成功、ライオンは不調の福士勇をあきらめて早くも菊矢吉男を投入する。桝が菊矢の代わりばなを捕えて左前にタイムリーを放ち3-1とする。

 ライオン3回裏、先頭の坪内道則が中前打で出塁、玉腰とのエンドランは玉腰三振で坪内もキャッチャー三浦敏一の送球に刺されて三振ゲッツー、水谷が四球で歩くと名古屋ベンチは松尾を下げてこちらも早くも西沢道夫を投入、鬼頭数雄が中前打を放つが室井は投ゴロに倒れる。

 ライオンは4回、先頭の岡本利之が四球を選んで出塁、西端利郎の投ゴロの間に岡本は二進、松岡甲二が右中間にタイムリー二塁打を放ち2-3と追い上げる。

 序盤戦は点の取り合いとなったが中盤から終盤にかけては菊矢、西沢両投手の力投で両軍無得点が続く。名古屋は4~6回は1安打ずつを放つが7~9回は三者凡退。ライオンは5~8回は三者凡退に終わる。

 ライオンは9回裏、先頭の岡本利之が中前打で出塁すると二盗に成功、西端の当りはセカンドライナー、セカンド中村三郎は二塁ベースカバーのショート村瀬に送球するがこれが悪送球となる間に一旦戻った岡本が三塁に進み一死三塁、このチャンスに松岡に代わる代打近藤久が左前に同点タイムリーを放って土壇場で3-3の同点に追い付く。

 菊矢は延長に入って10回、11回と2四球ずつを与えるが筆致は許さず名古屋打線を5イニング連続無安打に抑える。

 ライオンは11回裏、一死後力投を続ける菊矢が左翼スタンドにサヨナラホームランを放って熱戦に終止符が打たれる。


 菊矢吉男は3回からリリーフに登板して9イニングを投げて4安打4四球6三振無失点の力投を見せる。菊矢は20日のジャイアンツ戦でも3回からリリーフして延長10回川上にサヨナラ左犠飛を打たれたが、本日は自らのサヨナラホームランで雪辱を果たした。江夏豊が延長11回無安打無得点を自らのサヨナラホームランで決めた時は「江夏大バンザイ」であったが、菊矢吉男が大バンザイをやりながらベースを回ったかは定かではない。






*菊矢吉男は9回を投げて4安打4四球6三振無失点、打っては左翼スタンドにサヨナラホームランを叩き込んだ。





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