2011年12月19日月曜日

14年 南海vsライオン 6回戦


7月29日 (土) 中百舌鳥


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
4 0 0 0 4 0 0 5 0 13 南海      20勝24敗2分 0.455 宮口美吉 劉瀬章
0 2 6 0 0 0 0 0 0  8 ライオン 18勝26敗4分 0.409 近藤久


勝利投手 劉瀬章 5勝4敗
敗戦投手 近藤久 0勝7敗


二塁打 (南)吉川2
三塁打 (ラ)鬼頭


シフト失敗


 フランチャイズ初戦はコチコチにありながら勝った南海は一転、伸び伸びと大量得点をあげた。

 南海は初回、一死後国久松一が四球で出塁すると二盗に成功、鶴岡一人が右前打、岡村俊昭四球で一死満塁、五番ファーストに入った吉川義次が左翼線に先制の二塁打を放ち2-0、小林悟楼の三ゴロの間に岡村が還って3-0としてなお二死三塁、ライオン先発の近藤久がワイルドピッチを犯して吉川も生還しこの回4点を先制する。

 ライオンは2回、先頭の坪内道則が左前打で出塁、井筒研一の中前打で坪内は三塁を陥れて無死一三塁、松岡甲二の左前タイムリーで1-4、近藤の右前タイムリーで2-4と追い上げる。

 ライオンは3回、先頭の水谷則一が中前打、鬼頭数雄が右中間を抜く三塁打を放って3-4、南海ベンチはここで先発の宮口美吉をあきらめて劉瀬章をマウンドに送る。しかし坪内が中前に同点タイムリーを放って4-4、井筒の投ゴロでランナーが入れ替わり、松岡の投ゴロを劉が一塁に大暴投する間に井筒が一気にホームに還り5-4と逆転して松岡は三塁に進む。岡本一雄が四球を選んで一死一三塁、近藤の中前タイムリーで6-4、トップに返り玉腰年男の投ゴロの間に走者それぞれ進塁して二死二三塁、山本尚敏が左前に2点タイムリーを放って8-4とリードする。

 ライオンは5回表の守備からショートの山本をキャッチャーに回し、キャッチャー岡本をファーストに回し、ファースト玉腰をセカンドに回し、セカンド松岡をショートに回すというサード井筒以外の内野陣を大シフトさせた。

 南海はその5回表、先頭の鶴岡が左前打で出塁、岡村四球で無死一二塁、吉川が左中間にこの日2本目となる二塁打を放って5-8、小林の左前タイムリーで6-8、小林が二盗を決めて無死二三塁、中田道信の一ゴロの間に三走吉川が還って7-8、劉の左犠飛で8-8の同点に追い付く。

 南海は8回、先頭の山尾年加寿が四球を選んで出塁、トップに返り平井猪三郎の捕前送りバントをキャッチャー山本が一塁に悪送球、国久の内野安打にファースト岡本のダブルエラーが重なり二走山尾に続いて一走平井もホームに還って10-8、打者走者国久も三塁に進む。鶴岡が四球を選んで無死一三塁、ここで鶴岡がディレードスチールから一二塁間に挟まれるてタッチアウトとなる間に三走国久がホームに還り11-8、これは鶴岡のトリックプレーでしょう。更に岡村が四球を選んで一死一塁、吉川の遊ゴロでランナーが入れ替わり、小林の三ゴロをサード井筒が一塁に悪送球して二死一三塁、中田が中前にタイムリーを放って12-8、劉も左前にタイムリーを放ち13-8と突き放して快勝する。


 ライオンの5回の大シフトには何の意味があったのか、試合の流れを変えるどころか8回には4失策で勝ち試合を失うこととなった。






     *ライオンは5回表の守備から内野陣を大シフトさせたが失敗に終わる。




 

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