2011年12月7日水曜日

14年 イーグルスvsタイガース 6回戦


7月13日 (木) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 2 1 0 0 0 0  0  3 イーグルス 14勝29敗1分 0.326 亀田忠
0 0 0 1 0 1 0 0 2X 4 タイガース 26勝14敗2分 0.650 御園生崇男


勝利投手 御園生崇男 11勝3敗
敗戦投手 亀田忠          6勝10敗


二塁打 (タ)門前、若林
三塁打 (イ)中河 (タ)堀尾


若林忠志、代打サヨナラ二塁打


 7月13日付け読売新聞は、イーグルスに早稲田から岩垣二郎が入団したと伝えている。

 イーグルスは3回、二死後山田潔が四球で出塁、三番寺内一隆が左翼スタンドにホームランダービー単独トップに躍り出る第四号を叩き込んで2点を先制する。

 イーグルスは4回、先頭の中河美芳が右中間に三塁打、太田健一は浅い中飛に倒れるが、夏季シーズン打撃ベストテンの第四位と好調の漆原進が三遊間を破るタイムリーを放って3-0とする。なお、翌日の読売新聞には「清家が三遊間を抜いて」と書かれていますがこれは間違いですのでご注意を。テーブルスコアは合っています。

 タイガースは4回裏、一死後門前真佐人が右翼に二塁打、松木謙治郎は三振に倒れるがジミー堀尾文人が左中間に三塁打を放って1-3とする。

 タイガースは6回、一死後御園生崇男が四球を選んで出塁、門前が右前打を放って一死一二塁、松木は中飛に倒れるが堀尾が中前にタイムリーを放って2-3と追い上げる。続く一死一塁で富松信彦に代わり代打で景浦将が久々に登場するが遊ゴロに終わる。景浦はそのままレフトの守備についた。

 タイガースは9回裏、先頭の堀尾の遊ゴロをショート山田潔がエラー、景浦が四球を選んで無死一二塁、皆川定之の投前送りバントを亀田忠が一塁に送球するが一塁ベースカバーに入ったセカンド高須清の脚が離れており(記録は高須のエラー)セーフとなって無死満塁、森国五郎の一ゴロで三走堀尾は本封されて一死満塁、ここで伊賀上良平に代わって代打若林忠志が登場、若林は前進守備のファースト中河美芳の横を抜ける二塁打を放ち二者が還ってタイガースが逆転サヨナラで勝利をおさめる。

 御園生崇男は5安打に四球5三振の完投で11勝目をあげる。この日の御園生崇男は二番ピッチャーとして先発出場した。


 二番ピッチャーで思い出されるのは2000年夏の甲子園で決勝に進出した東海大浦安の背番号四のエース浜名翔です。エースナンバー井上の故障によりキャプテンが自らマウンドに上がり、サイド気味からの「殺人シュート」とフォークで東海大浦安を甲子園決勝まで導きました。フォークの投げ過ぎで準決勝からは握力が落ちて、決勝戦では笑顔がトレードマークの浜名にも悲愴感がただよっていました。智弁和歌山との決勝では相手のキャプテンに二打席連続ホームランを打たれて敗れはしましたが、正に野球少年という趣で高校野球ファンの間でも根強い人気を誇っています。千葉県勢としては1974、75年の銚子商業、習志野の二年連続甲子園制覇以来四半世紀ぶりのチャンス到来だった訳ですが最後に力尽きました。銚子商業の土屋も肘に爆弾を抱え、甲子園には電気治療器を持参して決死の覚悟で臨んでいます。習志野の小川(現・東京ヤクルトスワローズ監督)も雨で1時間以上中断した試合で投げ続けて肩を壊し、中央大学では外野手に転向しています。浜名も東海大学野球部に進みましたが肘を壊して野球は断念したようです。




*9回裏、伊賀上良平の代打に登場した若林忠志が代打サヨナラ二塁打を放つ。










          *御園生崇男は5安打2四球5三振の完投で11勝目をあげる。


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