2011年12月20日火曜日

14年 セネタースvs阪急 6回戦


7月29日 (土) 中百舌鳥


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 セネタース 25勝22敗2分 0.532 野口二郎
0 0 3 0 0 0 5 0 X 8 阪急       34勝12敗      0.739 重松通雄


勝利投手 重松通雄    7勝6敗
敗戦投手 野口二郎 16勝11敗


二塁打 (セ)柳 (阪)黒田2、下村
本塁打 (阪)日比野 2号

重松通雄、完投で7勝目をあげる


 セネタースは初回、先頭の苅田久徳が四球を選んで出塁、二盗に成功して更にキャチャー日比野武のパスボールで三進、横沢七郎が四球を選び尾茂田叶が右前にタイムリーを放って1点を先制する。

 阪急は3回、先頭の重松通雄が右前打で出塁、トップに返り浅野勝三郎の投前送りバントが野選を誘い、フランク山田伝のバントが内野安打となって無死満塁、今度はキャッチャー小島二男が捕逸を犯して1-1の同点、山下実の二塁強襲内野安打で2-1と逆転、山下好一の中前タイムリーで3-1とする。

 重松のアンダーハンドは冴えて2回~7回までセネタース打線を3安打無得点に抑える。

 阪急のラッキーセブンは打順良くトップの浅野からの攻撃、四巡目となって野口二郎を捕えた。浅野は中前打で出塁、山田が送って山下実の右前タイムリーで4-1、山下好一の右前打で一死一三塁、上田藤夫の二ゴロの間に山下実が還って5-1、黒田健吾の左中間二塁打で6-1、日比野がレフトスタンドに第2号ツーランホームランを叩lき込んで8-1として試合を決める。

 セネタースは8回、尾茂田の内野安打と佐藤武夫のタイムリーで1点返すが後の祭り。

 重松通雄は7安打4四球3三振の完投、失点は2であったが自責点はゼロの好投を見せて7勝目をあげる。


 セネタースはトップの苅田が2盗塁を決めて三番尾茂田叶が4打数3安打であったが、四番・野口二郎が4打数無安打で悉くチャンスを潰した。野口二郎は投げても8失点と最大の敗因となったがこれは責められない。そもそもルーキーの野口二郎はここまでセネタースの25勝のうち16勝をあげて投げても投げなくても四番を任されている。これだけの負担をかけられれば確率論的にも本日のようなことが起こるのも必然である。要はこのような状況を肯定的に評価するか否定的に批判するか、見ている者の判断能力の問題である。世の中には自らの判断能力の欠如を棚に上げて物事を否定的に見ることしかできない輩が存在するのも現実である。




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