今節はセネタースが3勝1敗、阪急が3勝1敗、タイガースが3勝1敗、ジャイアンツが2勝1敗1分、南海が2勝2敗、金鯱が1勝2敗1分、イーグルスが1勝3敗、ライオンが1勝3敗、名古屋が1勝3敗であった。成績だけ見ると金鯱の勢いが止まったかのように見えるが、今節は三強とぶつかりジャイアンツ戦に延長11回引分け、タイガースと阪急に敗れたものでありまだ見限るのは早計であろう。
週間MVP
投手部門
タイガース 御園生崇男 3
13日のイーグルス戦では完投して味方の逆転サヨナラを引き出し、16日のジャイアンツ戦ではスタルヒンに投げ勝つ。
金鯱 中山正嘉 2
12日のジャイアンツ戦では中尾輝三、スタルヒンを向こうに回して延長11回を完投して3対3の引分け。16日はライオン打線を1安打に抑えて3失点ながら自責点ゼロの完投勝利。
打撃部門
金鯱 小林利蔵 1
戦場から帰還して6月14日からグラウンドに復帰した小林利蔵は今節16打数7安打2得点7打点、本塁打2本と大爆発した。12日のジャイアンツ戦は延長11回3対3の引分けであったが金鯱の3得点は小林利蔵のスリーランホームランによるものである。
タイガース ジミー堀尾文人 1
今節15打数6安打4得点10打点2盗塁、三塁打1本、本塁打1本とこちらも大爆発した。死球を2個記録しており向かっていく打撃ぶりがうかがえる。
セネタース 野口二郎 1
今節16打数5安打2得点4打点、二塁打1本、三塁打1本。唯一の無安打であった16日のイーグルス戦も延長11回決勝犠飛を放っている。今節は四番打者・野口二郎として打撃部門での選出となった。
殊勲賞
タイガース 若林忠志 1
13日のイーグルス戦で代打逆転サヨナラ二塁打を放つ。こちらも打者・若林忠志としての選出。
阪急 日比野武 1
13日の金鯱戦で逆転の決勝タイムリーを放つ。
名古屋 加藤正二 1
12日の南海戦では0対6から追いついて加藤正二のサヨナラヒットで大逆転。
敢闘賞
タイガース 門前真佐人 1
今節3試合に出場して12打数8安打4得点1打点と爆発。流石は地震・雷・火事・門前。
技能賞
セネタース 家村相太郎 1
14日の南海戦で4打数3安打3打点。「元祖・意外性の男」の面目躍如。
阪急 高橋敏 1
15日のタイガース戦で4打席2打数1安打2四球。二つの四球で出塁して決勝とダメ押しのホームを踏んだ。こちらも打者・高橋敏としての選出。
イーグルス 筒井良武 1
16日のセネタース戦で9回裏二死から同点に追いつくホームスチールを成功させる。
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