１４年 タイガースvs金鯱 ５回戦

7月14日 （金） 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 3 0 0 0 0 0 5 10 タイガース ２７勝１４敗２分 0.659 木下勇 西村幸生
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1   金鯱 　　　 １６勝３０敗１分 0.348 古谷倉之助 中山正嘉 鈴木鶴雄

勝利投手 西村幸生     ８勝５敗
敗戦投手 古谷倉之助 ４勝９敗


二塁打　（タ）伊賀上、松木
本塁打　（タ）堀尾　２号

ジミー堀尾文人、満塁ホームランを含む6打点


　タイガースは初回、先頭の本堂保次が中前打で出塁、富松信彦が四球を選んで無死一二塁、門前真佐人が左前に先制タイムリーを放って1-0、松木謙治郎の二ゴロで門前が二封されて一死一三塁、ジミー堀尾文人の遊ゴロで松木が二封される間に富松が還って2-0とする。

　金鯱は1回裏、二死後野村高義が右前打で出塁、四番ピッチャー古谷倉之助が左前打、小林利蔵が左前にタイムリーを放って1-2とする。

　タイガースは3回、一死後門前が三塁に内野安打、松木が中前打を放って一二塁、堀尾の右前タイムリーで3-1としてなお一死一三塁、森国五郎に代わる代打御園生崇男の遊ゴロをショート瀬井清がエラーする間に松木が還って4-1、皆川定之は捕邪飛に倒れるが木下勇に代わる代打岡田宗芳が四球を選んで二死満塁、伊賀上良平が押出し四球を選んで5-1とリードを広げる。

　タイガースは先発の木下に代打を送った関係で3回から西村幸生が登板することとなった。金鯱も4回から先発の古谷に代わって中山正嘉がマウンドに上がる。

　タイガースは9回、先頭の本堂がピッチャー強襲ヒットで出塁、富松の二ゴロをセカンド五味芳夫がエラー、門前が四球を選んで無死満塁、松木が左前にタイムリーを流し打って6-1としてなお無死満塁、金鯱は中山から鈴木鶴雄にスイッチするが堀尾がレフトスタンドに満塁ホームランを叩き込んで止めを刺す。

　3回からリリーフで登板した西村幸生は7イニングを投げて3安打3四球4三振無失点の好投で8勝目をあげる。

　ジミー堀尾文人が5打数2安打6打点、満塁ホームランが鮮やかであった。

　金鯱は今節ジャイアンツ、阪急、タイガースと戦って2敗1引分とやや勢いに陰りが見えてきたか。






　　　　　＊ジミー堀尾文人は満塁ホームランを含む6打点の活躍を見せる。