2011年12月4日日曜日

14年 阪急vsセネタース 5回戦


7月12日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 1 0 2 阪急      29勝12敗       0.707 重松通雄 高橋敏
0 1 3 0 0 0 0 0 X 4 セネタース 23勝19敗2分 0.548 野口二郎


勝利投手 野口二郎 15勝9敗
敗戦投手 重松通雄   6勝6敗


二塁打 (セ)野口、家村
本塁打 (阪)山下実 2号、日比野 1号

野口二郎、3安打完投で15勝目


 セネタースは2回、四番ピッチャー野口二郎が左翼線に二塁打、佐藤武夫が左翼線にタイムリーを放って1点を先制する。

 セネタースは2回、家村相太郎が左中間に二塁打、トップに返り苅田久徳が中前打を放って無死一三塁、重松通雄の投球をキャッチャー日比野武が小さく逸らす間に苅田が二塁に進み(記録はパスボール)横沢七郎が四球を選んで無死満塁、阪急ベンチはここで先発の重松通雄をあきらめて高橋敏をリリーフに送る。しかし尾茂田叶が右前に2点タイムリーを放って3-0としてなお無死一三塁、野口の三ゴロの間に三走横沢が還って4-0とする。

 野口二郎の快腕は冴えわたり、5回まで一人の走者も許さず史上初のパーフェクトゲームが現実味を帯びてきた6回、先頭の下村豊が四球を選んで出塁する。続く日比野の二ゴロは苅田が軽快に捌いて「4B-3」のダブルプレー、高橋敏は中飛に倒れて無安打無得点は続く。

 阪急は7回、西村正夫は遊ゴロ、フランク山田伝は中飛に倒れて二死無走者、ここで山下実が右翼スタンドにホームランを叩き込んで野口二郎の野望は砕け散る。山下好一が右前打で続くが上田藤夫は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪急は8回、二死後日比野が左翼スタンドにホームランを叩き込んで2-4とするが最終回は西村三邪飛、代打浅野勝三郎三振、山下実は一ゴロに倒れてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。

 セネタースは4回以降1安打に抑えられて追加得点をあげられなかったが本日の野口にはお構いなしであった。野口二郎は3安打1四球7三振の完投で15勝目、自身の連敗を3で、チームの連敗を4でストップさせた。





*野口二郎は2本の本塁打を許したものの3安打完投で15勝目をあげる






     *野口二郎にあわやパーフェクトに抑えられた阪急打線。


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