2011年12月16日金曜日

14年 ライオンvs金鯱 6回戦


7月16日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 2 0 0 3 ライオン 18勝24敗4分 0.429 福士勇 近藤久 菊矢吉男
2 0 2 1 0 0 0 0 X 5 金鯱   17勝30敗1分 0.362 中山正嘉


勝利投手 中山正嘉 11勝10敗
敗戦投手 福士勇    7勝8敗


二塁打 (金)野村
三塁打 (金)五味
本塁打 (金)小林利 2号

中山正嘉、1安打完投勝利


 金鯱は初回、先頭の五味芳夫が左中間に三塁打、戦地から帰還後初スタメンとなる二番サード濃人渉は二ゴロに倒れるが野村高義が右翼線に先制二塁打、小林利蔵も中前タイムリーで続いて2点を先制する。ライオンは早くも先発の福士勇をあきらめて近藤久を注ぎ込み後続を抑える。前節週間MVPに輝いた福士であるが今節は突如として不調に陥っている。

 ライオンは3回、一死後坪内道則が死球を受けて出塁、玉腰年男の一ゴロの間に坪内は二進、パスボールで三進、水谷則一の遊ゴロをショート瀬井清がエラーする間に坪内が還って1-2とする。

 金鯱は3回裏、一死後野村が中前打で出塁、小林利蔵がレフトスタンドに第2号ツーランホームランを叩き込んで4-1とする。翌日の読売新聞は「小林利が物凄い左翼本塁打を挙げて2点を加え・・・」と伝えている。どんなホームランだったのでしょうかね。

 金鯱は4回、一死後長島進が死球を選んで出塁、二死後五味の遊ゴロをショート山本尚敏が一塁に大暴投する間に一走長島が一気にホームに還り5-1とリードを広げる。

 ライオンは7回、先頭の西端利郎が四球で出塁、井筒研一に代わる代打菊矢吉男の三ゴロでランナーが入れ替わり、近藤の三ゴロをサード濃人は二塁に送球するがセカンド五味がこれを落球して一死一二塁、トップに返り坪内が中前にタイムリーを放って2-5としてなお一死一三塁、続く玉腰の二ゴロをセカンド五味がエラー、三走近藤が生還して3-5、この間に一走坪内は三塁に進み玉腰が二盗を決めて一死二三塁、水谷の左飛で坪内がタッチアップからホームを突くがレフト野村からのバックホームにタッチアウト。


 中山正嘉は坪内道則に打たれた中前打1本に抑え、1安打5四球1死球1三振の完投で11勝目を挙げる。失点は3であったが自責点はゼロ。

 翌日の読売新聞にはライオンの水谷則一主将の談話が掲載されており「中山の球は素晴らしく早いというものではないが待つと見逃しのストライクになるし打ち気に出ていくと巧く曲げられて凡打にしてしまう。全くコントロールがいいのだ。」とのこと。





*中山正嘉は1安打完投で11勝目をあげる。



0 件のコメント:

コメントを投稿