2011年12月27日火曜日

14年 イーグルスvs名古屋 7回戦


8月4日 (金) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 イーグルス 16勝33敗1分 0.327 望月潤一
0 0 1 0 1 0 0 1 X 3 名古屋     16勝31敗3分 0.340 繁里栄


勝利投手 繁里栄     5勝11敗
敗戦投手 望月潤一 4勝12敗


三塁打 (イ)寺内


繁里栄、完投で5勝目をあげる


 名古屋は現在15勝31敗3分で勝率3割2分6厘、イーグルスは16勝32敗1分で勝率3割3分3厘、ゲーム差は無いが勝率で7厘上回るイーグルスが八位、名古屋は最下位。イーグルス先発は望月潤一、名古屋先発は繁里栄。両者は6回戦でもぶつかっておりこの時は望月が完封勝利をおさめている。共に現在4勝11敗で、チームも両先発も当面のライバル関係にある。

 名古屋は3回、先頭の繁里栄が右前打で出塁、二死後パスボールで繁里が二進して石田政良は四球を選んで二死一二塁、大沢清が珍しく引っ張って左前に先制タイムリーを放ち1-0とする。

 名古屋は5回、一死後村瀬一三が四球を選んで出塁、桝嘉一の右前打で村瀬は三塁を陥れて一死一三塁、ここでキャッチャー木下政文がこの日二個目のパスボールを犯して村瀬が生還し2-0とする。

 イーグルスは8回、一死後望月潤一が一塁への内野安打で出塁、トップに返り岩垣二郎の遊ゴロをショート村瀬がエラーして一死一二塁、続く漆原進のカウントワンワンのところで代打亀田忠が送られるが亀田は中飛に倒れて二死一二塁、寺内一隆が中前にタイムリーを放って1-2と追い上げる。

 名古屋は8回裏、一死後石田が四球を選んで出塁、大沢は三振に倒れるが石田が二盗に成功して二死二塁、ここで四番加藤正二が中前にタイムリーを放って3-1と突き放す。


 繁里栄は9回のイーグルスの攻撃を三者凡退に抑えて、7安打1四球4三振1失点、自責点ゼロの完投で6回戦の雪辱を遂げて5勝目をあげる。翌日の読売新聞によると「繁里は重い球質を利して一球毎に角度とコースを変化させる慎重な投法を試み就中外角を鋭く切るカーブはイ軍打者の手を焼かせた・・・」と伝えている。繁里もスライダーを習得していたのかもしれない。

 望月潤一も8回を完投して6安打3四球8三振の力投を見せるが12敗目を喫す。

 名古屋は三番大沢清が4打数2安打1打点、四番加藤正二も4打数2安打1打点と貫録を見せたが、無安打ながら二番石田政良の2四球1盗塁が効いた。石田は1日のジャイアンツを破ったゲームでも2安打2得点で全得点をあげ、2日の阪急戦ではノーヒットノーランを免れる2安打を放つなど、このところ活躍が際立っている。







繁里栄は完投で今季5勝目をあげる。






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