2010年8月6日金曜日

12年春 阪急vsイーグルス 8回戦

7月15日 (木) 洲崎


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急     27勝26敗2分 0.509 笠松実
0 0 0 0 0 0 0 2 X 2 イーグルス 11勝43敗    0.204 畑福俊英


勝利投手 畑福俊英 6勝21敗
敗戦投手 笠松実   7勝9敗


二塁打 (イ)漆原、中根


畑福俊英、今季三度目の完封


 4回まで阪急先発笠松実のインシュートにてこずり1安打に抑えられていたイーグルスは5回に漆原進が左翼線に二塁打、6回には中根之が右中間二塁打、野村実が右翼線に連打と得点はならずも徐々にバットが合ってきた。一方阪急打線は昨晩夜行に揺られての東京遠征とあってバットの振りが鈍く、イーグルス先発畑福俊英に6回まで1安打に抑えられる。

 イーグルスは8回、漆原が内野安打で出塁して二盗、金井清に代わる代打田村稔四球、中根左飛で一死一二塁、野村の右前打で漆原が還って1点を先制。一走田村も三塁に走る、ライト西村正夫からの送球を受けたサード黒田は打者走者野村のオーバーランを見てファースト宮武三郎に送球、野村は一二塁間に挟まれ宮武はショート上田藤夫に送球、この時三走田村がホームに走る、上田からキャッチャー島本義文に送られ田村はタッチアウト、野村は二塁に進む。バッキー・ハリス四球で二死一二塁、サム高橋吉雄が中前にタイムリーを放ち2-0とする。

 畑福俊英は阪急打線を3安打3四球3三振に抑えて今季三度目の完封。ここまでの今季の完封ランキングは澤村栄治が7、野口明が6、古谷倉之助、スタルヒン、中山正嘉、畑福俊英が3で並ぶ。

 このカードは阪急の6勝2敗であった。戦力に差があると思えるが阪急の零封はなく、イーグルスが意外と粘っている。

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