7月16日 (金) 洲崎
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 2 0 1 0 0 0 6 阪急 28勝26敗2分 0.519 石田光彦
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 セネタース 30勝26敗 0.536 浅岡三郎-金子裕
勝利投手 石田光彦 8勝6敗
敗戦投手 浅岡三郎 5勝12敗
二塁打 (阪)上田、堀尾
十字架投法石田光彦、ノーヒットノーランを達成
今日は6時からの世界大学野球選手権、キューバvsアメリカの決勝を見に行く予定なので先にアップさせていただきます。
阪急は3回、一死後二番黒田健吾が四球で出塁、ジミー堀尾文人が一二塁間を破り山下好一四球で一死満塁、ここでこの日五番に上がった上田藤夫が左中間を抜いて二塁打とし満塁の走者を一掃して3点を先制する。
阪急は4回、先頭の倉本信護が四球で出塁、二死後西村正夫が右前に運び倉本は三塁へ、西村もライト伊藤次郎からのサード送球の間に二塁を陥れて二死二三塁、黒田健吾が中前に2点タイムリーを放って5-0。更に6回、西村、黒田連続四球から西村はディレードスチールを試みるもこれは失敗、しかし堀尾が左中間を破り黒田が還って6-0とする。
この日は洲崎球場特有のセンター方向からの強い風、セネタース先発浅岡三郎の変化球はキレを欠き阪急打線につかまった。一方石田光彦は追い風を利用するピッチングを得意としている。4月11日の2回戦もセンターからの強風の中、浅岡vs石田の先発であったが浅岡が風に苦しむのとは対照的に石田は好投している。本日の石田は好投などと言う生易しいものではなかった。澤村の二度、スタルヒンに次ぐ三人目・四度目のノーヒットノーランを記録したのである。四球は7回尾茂田叶に与えた一個のみ、ショート上田に二つのエラーがあったが打撃の方で十分お釣りのくる活躍をしてくれた。投げる前に胸の前で切る十字もいつもより大きかったのではないか。
激しい三位争いを繰り広げた両チームの対戦は阪急が5勝3敗と勝ち越す。セネタースの3勝は全て野口明によるもの。
*石田光彦のノーヒットノーランを伝えるスコアブック。安打欄が空欄になっています。
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