2010年8月19日木曜日

12年秋 ライオンvsイーグルス 1回戦

9月4日 (土) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2  ライオン       2勝2敗  0.500  大友一明-近藤久
0 3 0 0 0 0 0 0 X 3  イーグルス  3勝1敗  0.750  畑福俊英


勝利投手  畑福俊英 2勝0敗
敗戦投手  大友一明 1勝1敗


二塁打 (ラ)煤孫


破竹の荒鷲


 ライオンは初回、トップの鬼頭数雄が右前打で出塁、しかし畑福俊英の牽制に刺されてチャンスの芽をつぶす。
 イーグルスは2回、先頭のサム高橋吉雄がピッチャー強襲ヒットで出塁、杉田屋守の遊ゴロをショート中野隆雄が悪送球して無死二三塁、太田健一の遊ゴロで高橋が還り1点を先制。中河美芳が右前にタイムリーを放ち2-0、漆原進四球で一二塁とし、畑福俊英が左前にタイムリーを放ち3-0とする。


 ライオンは5回、この回先頭の中野が中前打で出塁、柳澤騰市が送って一死二塁、大友一明の遊ゴロをショート野村実が悪送球する間に中野が生還して1-3、鬼頭四球で一死一二塁、坪内道則の遊ゴロは6-4と渡るがセカンド高橋の一塁送球が暴投となり2-3。春のイーグルスであればここから破綻するのであるが秋は違う。畑福は続く水谷則一を三振に打ち取ってピンチを脱する。


 5回途中から大友をリリーフした近藤久はイーグルス打線を無得点に抑えるが畑福も6回以降を抑えきってイーグルスが逃げ切る。畑福俊英は6安打3四球8三振の完投で2勝目、前回の完封に続いて本日も自責点はゼロであり、現在防御率0.00。


 翌日の読売新聞は「破竹の荒鷲!」の見出しと共に「シーズン・オフにおける本格的練習が見事に実を結んでA級チームの風格を備え、さきにセネタースを連破して好調の波に乗るイーグルスはまたしてもライオンを膝下に組み伏せて破竹の概を示した。」と伝えている。春季リーグ戦と秋季リーグ戦との間は約1ヶ月半、チームを立て直すには十分の時間である。河野安通志、森茂雄監督が黙っているはずがない。

0 件のコメント:

コメントを投稿