7月4日 (木) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 2 1 0 0 1 5 名古屋 27勝17敗4分 0.614 河村章 村松幸雄
0 0 3 0 0 0 0 0 0 3 南海 13勝32敗2分 0.289 清水秀雄 天川清三郎
勝利投手 村松幸雄 12勝5敗
敗戦投手 清水秀雄 7勝12敗
二塁打 (南)国久、木村
三塁打 (名)吉田
勝利打点 三浦敏一 5
村瀬一三4盗塁
名古屋は初回三者三振。翌日の読売新聞は南海先発の清水秀雄のピッチングを「孤軍奮闘の清水が素晴らしい快投を続け・・・兎に角清水は絶妙の制球力をもって快速の直球とカーブを適宜に配合し・・・」と伝えている。
名古屋は2回、先頭の大沢清が右前打から二盗に成功、吉田猪佐喜は三振に倒れるが中村三郎の遊ゴロの間に大沢は三進、三浦敏一の遊ゴロをショート上田良夫がエラーする間に大沢が還って1点を先制する。
南海は3回、一死後国久松一が左中間に二塁打、藤戸逸郎が左前打から二盗を決めて一死二三塁、岩出清の三邪飛はスクイズ失敗の可能性がある。吉川義次が四球を選んで二死満塁、ここで五番木村勉が右中間に走者一掃の三塁打を放って3-1と逆転する。
名古屋は5回、先頭の芳賀直一が右前打で出塁、河村章の三ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り石田政良の三ゴロの間に河村が二進、村瀬一三が四球を選んで二死一二塁、桝嘉一の一ゴロをファースト末崎隆行がエラーする間に二走河村が還って2-3、一走石田も三塁に進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて3-3の同点に追い付く。
同点に追い付いた名古屋は5回から先発の河村を下げて村松幸雄をマウンドに送る。
名古屋は6回、先頭の吉田が左中間に三塁打、一死後三浦の左犠飛で4-3と勝ち越す。
南海は7回から清水をファーストに回して天川清三郎をリリーフに送る。
名古屋は9回、先頭の芳賀が中前打で出塁、村松が送りバントを決めて一死二塁、トップに返り石田の二ゴロの間に芳賀は三進、村瀬が中前にタイムリーを放って5-3とする。
名古屋リリーフの村松幸雄は5イニングを投げて4安打1四球1三振無失点で12勝目をあげる。
名古屋の二番バッター村瀬一三が4盗塁を記録した。3回に四球で出塁すると二盗に成功、5回は上記のとおり重盗を決めて本盗を記録、7回も四球で出塁して二盗に成功、9回は中前タイムリーから二盗を決めて4盗塁を記録する。村瀬は昭和14年は28盗塁を記録して30盗塁で盗塁王を分けあった五味芳夫とフランク山田伝に続いて第三位。今季も22盗塁を記録することとなり盗塁ランキング七位タイとなる。快足を誇った村瀬一三も戦死することとなる。
*村瀬一三が4盗塁を記録する。
*村瀬の4盗塁を伝える雑記欄。
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