2012年12月28日金曜日

15年 イーグルスvsセネタース 7回戦


7月16日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 2 0 0 0 0 0 4 イーグルス 27勝25敗3分 0.519 玉腰忠義 亀田忠
0 0 0 0 6 0 0 0 X 6 セネタース 34勝17敗5分 0.667 金子裕 野口二郎

勝利投手 野口二郎 22勝6敗
敗戦投手 亀田忠   14勝12敗

二塁打 (セ)柳

勝利打点 山崎文一 6


大逆転

 イーグルスは初回、先頭の岡田福吉が三塁に内野安打、岩垣二郎が死球を受けて無死一二塁、太田健一は左飛に倒れるが中河美芳の中前打で一死満塁、玉腰忠義の右翼線タイムリーで1点を先制、杉田屋守の三ゴロ併殺崩れの間に三走岡田が還って2-0とする。

 イーグルスは4回、先頭の玉腰忠義が右前打で出塁、 杉田屋の投ゴロの間に玉腰は二進、木下政文の遊失で玉腰は動けず一死一二塁、清家忠太郎の遊ゴロで木下が二封されて二死一三塁、清家が二盗を決めて二死二三塁、山田潔の遊ゴロをファースト石井豊が落球する間に玉腰が還って3-0としてなお二死一三塁、山田がディレードスチールから一二塁間に挟まれ挟殺プレーの間に三走清家がホームイン、清家がホームを踏んだ後に山田がタッチアウトとなり清家には本盗は記録されないが4-0とする。

 プロ入り3度目の登板となったイーグルス先発の玉腰忠義は4回までパーフェクトピッチングを見せてこれでプロ入り通算24イニングス連続無失点を記録する。

 セネタースは5回、先頭の柳鶴震が左翼線に二塁打、佐藤武夫が左前打で続き無死一三塁、横沢七郎が四球を選んで無死満塁、石井豊が押出し四球を選んで1-4、玉腰忠義はプロ入り初失点となったところでレフトに回り、亀田忠と交代する。しかし亀田も金子裕に代わる代打浅岡三郎に押出し四球を許して2-4、織辺由三の三塁内野安打で3-4、トップに返り苅田久徳の三ゴロは石井豊が本封されて一死満塁、村松長太郎の遊ゴロをショート山田がエラーする間に三走浅岡が還って4-4の同点、なお一死満塁から山崎文一が中前に逆転の2点タイムリーを放って6-4と大逆転する。

 2点をリードしたセネタースは6回からすかさず野口二郎を投入、野口は4イニングを2安打1四球4三振無失点に抑えて22勝目をあげる。公式記録では野口二郎に勝利投手が記録されているが、先発の金子裕が5回を投げて5回裏にセネタースが逆転して6回から野口が登板しているので現行ルールでは金子裕に勝利投手が記録されて野口にはセーブが記録されることとなる。


 デビュー以来24イニングス連続無失点を続けた玉腰忠義は5回に初失点を喫して降板したがレフトに回って試合にはフル出場し、4打数3安打を記録した。玉腰は投手としては通算1勝6敗で終わるが戦後は駿足好打の外野手として活躍し、通算469安打を記録することとなる。本日の打撃成績が将来を暗示している。









                 *野口二郎はリリーフで22勝目をあげる。















     *玉腰忠義がピッチャーからレフトに回って4打数3安打を記録したイーグルス打線。











 

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