2012年12月28日金曜日

満州進出記念東西対抗リーグ


 夏季シリーズも103試合を終えて、内地での試合は7月19日からの西宮球場での5試合を残すのみとなり、いよいよ7月末からは満州シリーズが始まります。7月16日付け読売新聞は「“夏の陣”の内地に於ける最終戦は20日、21日の西宮球場で行う予定であったが日程を繰り上げて19、20日に行い、21日から3日間満州遠征送別特別試合を行うこととなった。」と伝えています。


 また、7月17日付け読売新聞は「満州シリーズ遠征送別試合は既報の通り21日から三日間西宮球場で行われる・・・大会名を“満州進出記念東西対抗リーグ”として・・・」更に、「正式試合のうち名古屋vs阪急戦が降雨延期のままになっているが送別試合第二日(22日)にこの両軍が顔を合わせるのでこれを正式試合として記録することとなった。」と伝えています。



 要するに、満州遠征前の壮行試合のうち名古屋vs阪急戦のみを公式試合とすることになりました。この結果、7月22日で全チーム各7回戦を終了し、今季通算でも全チームが56試合を終了して満州に旅立つこととなる訳です。2012年現在のメジャーリーグでは雨天中止の場合はすぐにダブルヘッダーを行い30チームほぼ同数の試合消化で進行していくように運営されていますが、日本では選手会が「ダブルヘッダーは疲れるからいやだ~」と駄々をこねているため各チームばらばらの試合消化が続いて行き、シーズン終盤の間延びした状況を放置しています。昭和15年当時の運営方法は場当たり的にも見えますが梅雨がある日本では各チームの試合消化数を揃えるための現実的な方策でもあります。参考にしてみてはいかがでしょうか。




 

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